だんだん年末が近づいて来て、愛車のアイちゃんも大掃除の季節。
気合い入れてアイを大掃除するぞとか言ったら、家族からは、「えっ毎週大掃除してる(ように見える)のに今更やらなくても」・・・とか言われてしまった。
ともあれ、大掃除のメインは下回りとエンジンルームですね。
アイのエンジンルームは、おそらく、国産車でも珍しい、エンジンのハッチがネジ4本で密閉されている構造。
めんどくさいように感じるかも知れないですが、どっこい、こういうのがスペシャリティ感あってクルマ好きにはズガーンと来るラブリーポイントだったりするんですよね。
ちなみに、こういう特殊な構造であるために、ガソリンスタンドに行って「エンジンルームの点検しましょうか!」と聞かれる事はほぼ無いです。
しかし、三菱自動車おそるべし・・・こういう構造のクルマを、一時期はメイン車種として普及させようと狙っていたわけで、なんかすげぇロマンを感じて良いっす。
エンジンルーム大掃除のキーパーソンは、100円ショップで売っている、ミニほうき+ちりとり。
掃除機は、ノズルが全然入っていかないので意外と無力感がでかい。
世界最高の日本の掃除機のノズルでさえも、エンジンルームが相手だと厳しい。
100円ミニほうきだと、細かい場所の砂塵もバシバシぶっとばせます。
特に、アイの自慢の、日本でも稀有な、ミッドシップ専用開発エンジン3B20(今の3B20はFF用なのでアイのとは別物) MIVECターボエンジンは、スパークプラグ周りに砂塵が溜まりやすいので、100円ほうきは、もう神器と言っても過言ではありますまい。
3B20は、確かに上部は密閉されているのですが、冷却するために下からガンガンと風を入れる設計になっていて、まぁフロントエンジン車よりは少し汚れにくい程度で、しっかり汚れてしまいます・・・。
100円ほうきがあると、エンジンルームの掃除が本当に楽々。
あとは水拭きして、樹脂部分を薄くワックスがけするくらいで大丈夫。
しかし、電気とかハイブリッドと比べると、ガソリン・オンリー車は、今後どんどん肩身が狭くなって行くんでしょうが、寒い東北の冬とかだと無料暖房になるガソリンエンジン車は不滅な気がする。
走るだけで、勝手に熱が生産されるガソリンエンジン車は、激しい電力を消費して、わざわざ熱を作り出さないといけない電気より、冬は超絶圧倒的のさらに断崖絶壁の上の圧倒的に魅力的。
寒いの苦手なので・・・。
アイの荷室です。
この下に3B20エンジンが格納されているとは信じられない。
アイのエンジンは、45度傾斜した設計で、後部座席の下まで入り込んでいるのですが、荷室もかなり広い。
ワゴン車よりは狭いけれど、高いボディ剛性を生み出すために、室内に張り出したフレームがほどよい空間になり、逆に荷物が積みやすかったりします。
クルマって、移動ばっかりじゃなくて、荷物が積めるってのも極めて大きな魅力だったりするんで、ルックスよし、走りよし、その上荷物もたくさん積めて生活も犠牲にしなくて良いアイは、雪道が怖いって欠点と5速マニュアルが設定されていないという欠点はあるけど、それ以外はもう人生で一番のクルマです。