2018年8月18日土曜日

真夏の蔵王2018

最近は蔵王のお釜には行っていなかったのですが、この夏、ようやく行って来ました。

この日は、仙台の街中では猛暑となっていましたが、蔵王の刈田岳周辺は強い風が吹いていた事もあってまさに避暑地。

とても涼しかったです。

とは言え、東北は夏がとても短くて、辛く厳しい冬が怖いですから、本来ならば猛暑とは言え夏は愛おしいというところなんですよね。


カメラは、キヤノンがついにDPP 4.0対応を果たしてくれて最前線に復帰したEOS 20DとEF 50mm F1.8 STMです。

14年前のカメラですが、勇ましいシャッターレスポンスは全く色あせる事なく、楽しく撮影出来ました。


お釜の頭にガスがかかり、巨大感が凄い。

やはりお釜って言うけれど、まるまる山が一つ分もある巨体である、という事を実感させられます。


この日は風がとても強く、天気も短時間に目まぐるしく変わって行きましたが、美しい蔵王の景色を十分堪能できました。

EOS 20Dは、発売日の当日にヨドバシカメラに全力ダッシュで購入させて頂いて(当時はレジが人々の熱気で気温上昇するくらいの大人気)14年、東日本大震災やこの蔵王での転落などもあって外装は痛んでしまいましたが、全く色あせない魅力に笑顔です。


コーヒーでも飲みたいなぁと蔵王のレストハウス2Fに行ったのですが、コーヒーが見つからず、おでんを注文しました。

EOS 20Dの820万画素は、とても優しい描写をしてくれるので、食べ物の撮影にもとても向いている気がしますね。


実はカメラはもう一台持って行きました。

初代EOS 7DとEF 20mm F2.8 USMレンズです。

この初代EOS 7Dも、発売から9年になりますが、こっちはもう最新鋭機と言われても全く違和感のないカメラですね。

ダガッ!という小気味良く力強いレスポンスは流石で、あまりの立派さに惚れ惚れしてしまいます。


EOS 7Dは、その体に備える処理能力そのものは、何と当時のプロ専用機「EOS 1D Mark3」を超え、続く強化新型の「EOS 1D Mark4」と同等だったりします。

キヤノンのカメラは、DiGiCという、世代に応じて味付けの異なる映像エンジン+プロセッサを搭載しているのですが、味付けとは別に、数字が大きくなると処理スピードは飛躍的に向上しています。

EOS 1D Mark3は、DiGiC-3というプロセッサを2基も搭載しているのですが、EOS 7Dは、味付けでは優劣はありませんが、速度的には遥かに上のDiGiC-4を2基搭載するという下剋上をやってのけています。

さらに、EOS 7Dは、キヤノンのプロ専用機以外では初のAF専用CPUも初搭載し(あえて初を使いまくり)、9年の時間を笑い飛ばすくらい余裕ある能力を持っていますね。

ミラーレス撮影は弱いですが、ビデオカメラでもあるまいし、像面AFにはこだわらないし、そこを言っても初代EOS 7Dから見たら「後だしジャンケン」みたいなものなので全く問題ないです。


構図の四隅に素早く気を配れる適切な広さの、見やすく明るいファインダー。

EF 20mm F2.8 USMとの相性も良く、本当にこのカメラ以上のものは必要ない気がしますね。

能力的にはさらに上のMark2はあるのですが、初代EOS 7Dの時点で、一眼レフを求める旅は終着駅に到着した感はありますね。


蔵王のレストハウスは景色も良くて素晴らしい。

特に強風などで、長時間外にはいられない事も多く、避難所や休憩場所として極めて重要な城になってくれていますね。

EOS 20Dと初代EOS 7Dを持って歩いたわけですが、蔵王は何回来ても感動します。

また来たいですね。