美しい蓮の花をボートの上から眺める事が出来る、「伊豆沼のはす祭り」に行って来ました。
ここは何気に写真を撮るのが難しい!?
このボートですが、何か所かは沼の上で疾走をやめて停止してくれるポイントはある・・・とは言え、基本的には殆どの時間かなりの速度で蓮の中を疾走するため、ほぼ走るボートの上からの「スポーツ撮影」に近い難易度になったりします。
というわけで、カメラ機材は、思い切って、重さとデカさを無視してしまって、EOS 7D Mark2と、EF 70-200mm F2.8Lレンズの組み合わせにしました。
AFですが、「ここにピントを合わせたい!」とズバリ指定できる、スポット1点AFにしました。
動体撮影となると、EOS 7D Mark2ならば、極めて優秀な測距点(オールクロス)65個という鬼のような力を持った多点AFを搭載しているのだから、やはり多点にしたらどうか?と最初は思ったのですが、花ってピントの位置がかなりシビアなので、あいまいさを残す多点方式はそもそもいけませんでした。
ちなみに、14年くらい前、PowerShot G3(G3Xではない、DiGiC-1のG3)のAFの遅さに限界を感じ、一眼レフへの入門を決意させてくれたのがここ、伊豆沼のボートの速度でした。
PowerShot G3は今でも良いカメラですが、とにかくAFが牧歌的で、「ブィーン、ビッビッ(AFサーチ)ブィーン・・・ピピッ(ぼやけてても合焦した事にする)」というノンビリっぷりで、疾走するボートから花を撮るのは厳しいものがありましたね。
EOS 20DのAFが「シュピッ!」と一瞬で合焦するのを見た時の衝撃はアゴが落ちそうでした。
今まで、災害やら何やらでのブランク期間はあるものの、それでも、かなりの回数ここに来させて頂いておりますけれど、今回が今まで一番の大当たり年だったかも!?
花が広い沼一面に広がっていて夢のよう。
しかし、キヤノンが世界に誇るEF 70-200mmはグレート・レンズですね。
F4もF2.8もそのどちらもですが、表現力がとてもふくよかで、色の繊細さも別格で、わざわざレンズを交換する事の意味、醍醐味、神髄などもろもろを濃密に味わえますね。
はすの葉っぱの上には色々なものが乗っかっていました。
なんと、水たまりの中には小魚が入っていたり!!
伊豆沼はす祭り会場駐車場に駐車する、愛車のアイちゃんです。
この写真だけ、ナンバープレートをマスク加工してあることをお許し下さい。
ちなみに、EF70-200mmですが、レンズボディが白い(キヤノンの白レンズ)わけなんですが、猛暑の中でそのメリットをたっぷり思い知りました!
なんと、黒いレンズフードはカンカンに熱くなってるのに、白いレンズボディは全然熱くならない。
金属も膨張しにくいし、さすがキヤノンは考えて設計してんだなぁと、今さらながら実感した次第でございます。
はす祭り会場から出て、伊豆沼のサンクチュアリセンターに立ち寄りました。
レンズは、さすがに巨大なEF70-200mm F2.8Lを付けっぱなしというのも何なので、EF-S 10-18mmレンズに付け替えてそれで撮影しました。
地元の野菜を販売しておりましたので、カボチャと枝豆を購入させて頂きました。
ここからは、PowerShot G9X Mark2で撮影した写真となります。
伊豆沼サンクチュアリセンターで購入させて頂いた枝豆を自宅で茹でた写真です。
PowerShot G9X Mark2で撮影。
伊豆沼の中をボートが進む様子です。
ボートの進むペースはかなりのものなので、レンズ交換は、可能だったとしてもシャッターチャンス喪失の危険が大きく、可能であれば2台態勢が望ましいです。
ただ、他のお客様もおられるわけで、デカいカメラ2台だとぶつかりそうで逆に避けるべきだし、小さくて強力なG9X Mark2は本当に天使です。
伊豆沼サンクチュアリセンターからの眺望です。
東北の夏の景色は、ある種の儚さもあって大好き。
またここに来たいなぁ。