今回の記事では、確かに処理速度は遅いが、低価格で超省エネで軽量小型なノートPC「ASUS VivoBook E203NA-464G」について書かせて頂きたいと思います。
さて、このモバイルノートPCですが、上記の特長がハマって、すっかり我が家のメインノートPCになっております。
とは言え、メインメモリ(主記憶装置)4GB、ストレージ容量64GBというスペックでは、開発・データベース・Excelによる各種の作業もろもろを本格的に使うとなると、容量不足という壁が出て来てしまいます。
頭の痛い課題でしたけれど、何とかこの二つを対策出来ましたのでブログに書かせて頂きたいと思います。
■ストレージ容量対策
このノートPCの内蔵ストレージは、eMMCの64GB。
Windows 10が既にかなりの容量を食っているのと、頻繁にかかって来るWindows Update対策で10GBは空きを作っておかないと不安という事もあり、64GBではまともにやるとモロに足りません。
Visual Studio Community、eclipse、Excel 2016が入りきらない・・・。
というわけで、このブログにも過去に「可能な限りメモリカードにアプリケーションをインストールする対策」を書かせて頂きましたがギリギリ。
結局、CPUの使用率がかなり上がるであろう事を覚悟して、もうeMMC 64GBのストレージを圧縮してしまいました。
これで、何とか、個人的に必要なソフト、Visual Studio Community、eclipse、Excel 2016、SQL-Server 2017、Management Studio、GIMP、DPP4.0・・・これらを軒並みインストールした状態で20GBの空きを作る事が出来ました。
ちょっと怖いところはありますが・・・。
■メモリ(主記憶容量)対策
Windowsって、10だけでなくて7の頃からかな? 長時間使い続けていると、メインメモリが謎なくらい圧迫されて、それはアプリケーションを終了しても大して改善されず、場合によっては真綿で首を締めるように使い切ってしまう状態まで行ってしまう事がありました。
再起動すれば回復するけど、メモリ解放って無いのかな?・・・と思ってネットを調べてみたらありました(ありがとう!!)、マイクロソフト純正のメモリ解放コマンド「empty.exe」というのが公開されていたんですね!!
使ってみたらめちゃくちゃ効果ありました!!
ダウンロード先(リンク切れ御免)
このempty.exe、Windows Server 2003用のリソースキットという名前が果てしなく不安を煽りますね。
そもそもWindows 10で使っていいのか!?という感じですが、背に腹は換えられずに使ってみたところ、繰り返しになりますが劇的に効果ありました。
ただ、使用期間が短いため、どんな副作用があるかは不明というのはご了承下さい。
ダウンロードすると、「rktools.exe」というファイルが出現します。
名前も淡泊でちょっと緊張感ありますが、ともあれ実行すると、ウィザード形式でさくさくっと難しい事もなく入ると思います。
というわけで、アプリケーションを立ち上げまくり、消費メモリを3.2GBにしてみました。
先ほどのインストールが成功していると、コマンドウインドウで「empty *」が打ち込めるようになっています。
このコマンドを打ち込むと、とにかく全体をクリーンしてくれるはず!!
すると、アプリケーションが落ちたりもせず、使用を続行したままで、メインメモリの使用量が3.2GBから一気に2.0GBに改善されました!!
多分、アプリケーションがメインメモリ上に展開したキャッシュ類とかを強制的に破棄したりしてると思われます。
放置すると、解放したメモリがじわじわとまた圧迫される事もありますし、さらに解放される事もあり、数値は自然に増減して行きます。
じゃあ、コマンドを連打だ!!
(どのくらいまでメモリを開けられるか、アプリを終了後に)連打してみたら、なんかメモリが1.5GBとかまで解放されました!!
Windows 10起動直後よりもメモリ使用量が少なくなってビックリ。
ただ、どんな副作用があるか知れないので、闇雲にコマンド連打するのはどうなんだろう?
念のために、連打は控えて、作業が一段落してデータもちゃんとセーブしたタイミングでemptyコマンド投入というのが堅実であろうと思われます。
という感じで、ストレージもメインメモリもどっちも何とか快適にはなりました。
しばらくこの状態で運用してみようと思います。