2014年2月21日金曜日

発売1日前!! PS4の凄さをおさらいしておきたい

ついに、次世代ゲーム機「プレイステーション4(PS4)」が、本国・日本で発売されるまであと1日となりましたね!!

発表当時はまだ余裕だったんですが、今や胸のドキドキが止まらなくなってしまいました。

今回の記事では、そんなPS4発売1日前の記念として、PS4の凄さをおさらいしておきたいと思います。


■26個もの頭脳を持つスーパーマシン!!

PS4の頭脳は、CPU側に8個、GPU側に18個、合計26個という大変な数が備わっています。

GPUとは本来はグラフィックの描画を担当するプロセッサなのですが、PS4のGPUは平たく言うとCPUの役割まで果たす事が可能になっています(GPGPUと呼ばれます)。

PS4のCPUは、CPUとGPUが統合されたAMD社の「APU」と呼ばれるタイプのものですが、ソニーとAMDがタッグチームを組んでGPUのCPU化を大幅に進化させたスペシャル・モデルで、言うなればPS4専用のAPUと言えるでしょう。

なぜGPUをそんなに強化したのかと言うと、GPUはCPUを遥かに凌駕する極端に強力な数値演算能力があるためです。
なにしろ、現行機のPS3は、「Cell ブロードバンドエンジン」という、誕生から7年経過した今もってパワフルな(!!)極端に数値演算能力に強いCPUを搭載しているため、次世代機であるPS4がPS3を超えるためには、GPUの突出した数値演算能力を自由に使う設計は必須だったと言えるでしょうね。

ちなみに、AMDのAPUはCellの設計に影響されて開発されたもので、Cell後継チップの開発に苦しんでいたソニーを、周り巡って助ける事になったわけで、歴史的にはあまり語られる事はないでしょうが、コンピュータ界の大河ドラマなんじゃないかなぁと。


■ソニーオリジナルのチップも重要!!

PS4のネガティブな意見の一つにPS4はソニー独自CPUではない、汎用パーツばかりでつまらないというようなものがありますが、実はそうではありません。

APUはソニーとAMDのタッグによってPS4用に独自に強化されているし、ちゃんとソニー独自開発のセカンダリー・プロセッサ(セカンダリーチップ)が搭載されています。

世間一般的には知名度が果てしなくゼロに近いと思われますが、このセカンダリー・プロセッサの存在あってこそのPS4とも言える重要な存在です。

後述するヴィータとの連携や、ネットワーク関連の機能等、ゲーム以外の処理をとにかく本体の負担にならないように引き受けるプロセッサで、トータルでPS4全体の処理能力を安定して高める大きな役割を果たしています。

実際に、DDR3のメインRAMを256MBも備え、専用のファームウェア用に32MBのエリアも備え、PS4システムの中にあってある程度独立して振る舞う事を可能としたまさに「新型プロセッサ」に値する存在なんです。

PS4は、今だけ超高性能というだけではなく、将来的な伸びしろも大きく持っているという事が重要なポイントになっているのです。


■ヴィータとの連携はシステムレベル!!

PS4は、ご存知の通り、モバイル機である「プレイステーション・ヴィータ」で(ほぼ)全てのゲームを遊ぶ事が出来ますが、この機能は全てハードウェアが備えています

ヴィータとの連携を本来の処理能力を削る事なく自由に行えるわけで、本当の意味でPS4とヴィータはペアになっているわけです。

PS3でも確かにごく一部のゲームはヴィータで遊べますが、これはあくまでも後付の機能、CPUの処理能力をその分削って実現したソフトウェア実装の機能であり、最初からハードウェアの機能としてヴィータとの連携をサポートしたPS4は、良い意味で全く別物となっているのです。

PS4は、超絶高性能をテレビの前で拘束される事なく、自由にモバイルも出来る夢の次世代機なのですね。


■マイクロソフトもPS4を助けてくれている!!

PS4は、個人的にゲーム機を「純粋にゲーム機」として待ち望める久しぶりの存在となりました。

今までは、ゲーム機に実用性や汎用性を強く求め過ぎていましたが、東芝dynabook tab VT484のような小型Windows 8.1タブレットが誕生し、しかも想像を越えて素晴らしかったため、もうゲーム機に何もかも押し込まなくて良い時代が来たのだなぁと。

汎用性は安心してマイクロソフト・チームにお任せ出来るぞ!!
というわけで、昔ながらのゲーム機熱が復活して来た感じです。

マイクロソフトもソニーも大好きなので、今後も両者切磋琢磨して行って欲しいです。


■楽しみな次世代ゲーム

いよいよ、あと1日で次世代ゲームの世界が幕開けとなります。

PS4には山ほどゲームがあり、これからもドンドン登場するのですが、初日に楽しみたいゲームをおさらいしておきたいと思います。

・龍が如く維新!

なんと言ってもこれ!!
ヴィータとの連携も手厚く、1080p/秒間60フレームで描画された、ありとあらゆる意味での次世代を満喫出来るゲームですね。


・ナック

ナックは初回限定でPS4に同梱されて来るゲームですが、残念ながら評論家の評判は悪いようです。
ただ、いきなり超大作と肩肘を張るものではなく、個人的に、PS4の機能を体験出来て、そこそこのボリュームで遊べるPS4見聞録用のゲームが欲しかったので、まさにピッタリはまるゲームとして結構大きな期待をしています。
もしかしたら、龍が如く維新!よりも先にプレイするかも知れないタイトルですね。


RESOGUN

最初はノーマークでしたが、ボクセルと呼ばれる立方体で構成された次世代シューティング!!
立方体による表現力がどこまで驚かせてくれるのか、まさにテーマパークの新アトラクションに遊びに行くようなドキドキ感を持っています!!


フラアリー


熱い一日は、この癒しのゲームでしめたい気がします。
ダウンロード専売ゲームなのですが、PS4用を購入すると、何とヴィータ版も自動購入となる「クロスバイ」対応。

布団の中でヴィータで遊びながら寝落ちするのもオツなものです。


というわけで、日本が次世代ゲームの世界に突入するまであと1日ですよ!!

世間一般的には、割りと何もなく静かに通り過ぎて行くだけの日かも知れないですが、ゲームファンにとっては間違いなく歴史に残る重要な一日。

個人的には、なんか体調を崩していて寝込んでいる危険性も・・・ちょっとあるんですが・・・とにかく重要な一日を迎えようとしています!!