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DVDの画面サイズは、本来720*480ドット分の情報しか無いため、それよりももっと画素数のあるハイビジョンの薄型モニタユーザーの方は、機械的な引き伸ばしによる、かなりボケた画質にショックを受けたりはしていないでしょうか?
掲載した画像を見ていただくと分かるのですが、1920*1200ドットの液晶モニタに対して、DVDの画素数というのは、中央部にちょこんと表示される大きさしかありません。これをムリヤリ拡大するのはちょっと無理が生じる場合が多いわけです。
アップコンバートは、元の画質を維持したままで、ハイビジョンモニタで表示しても違和感が少ないように調整しつつ拡大する機能です。
くっきりと表示された画質を見ていると、いよいよもってSD画質のブラウン管テレビは、その役割を終えそうな空気を感じます。
この機能があったとしても、まだまだプレイステーション3は高くて買えないよ、と言われるかも知れませんが、HDMI接続のハイビジョンタイプ薄型モニタを所有されている方で、特にこれといったビデオプレイヤーを持っていない場合は、検討に値すると思います。
なお、アップコンバートの各種モードの意味は、「切」が何もしない、「2倍」が元の画像を2倍に拡大するモードで、最もシャープネスが稼げると言われています。「ノーマル」が私が使っている、モニタに合わせた拡大をするモードです。「フル」は、縦横の比率を無視して、とにかくモニタにフル表示するモードですね。