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さて、それはともかく、システム1.80で追加された多くの機能の一つ、「メディアクライアント機能」がかなり使えるのでさっそくご紹介させて頂きますね。
これは一言で言うと、「パソコンの中に入っているビデオや音楽、画像ファイルなどを、PS3から利用出来るようになる」という、初日にあればPS3の割高イメージを覆したかも知れない重要な機能です。
もちろん、DLNAサーバーという仕組みに対応した機材であれば、パソコンでなくとも構いません。
パソコンであれば、マイクロソフトのWindowsメディアプレイヤー11がDLNAサーバー対応ですから、かなり簡単に利用開始出来ると思います。
PS3は、それらDLNAサーバーに接続して、それらの中のファイルを利用出来るんです。
この機能が無い時のPS3は、映像の取り扱いに面倒くささがつきまといました。
PS3には、ネットワークを介してパソコン(など)と直接ファイル転送する機能が無いので、間にメモリカードなどを挟む必要がありました。このメディアクライアント機能を使えば、念願のネットワークファイル転送が(DLNAの範囲内だけですが)可能になりますね。
さらに、PS3は、「リモートプレイ」という機能により、PSPからコントロールする事が可能です。
つまり、リモートプレイを使いさえすれば、あたかもPSPからパソコンの中に格納してある、音楽やビデオを自由に観られるようになるわけです。
キー操作のレスポンスにややタイムラグがあるし、画質も圧縮されて届くので、さすがにPS3そのままの品質とはいきませんが、とても有用な技術だと私は感じました。
ネットワークの範囲にいれば、PSPに大容量メモリスティックDuoが無くとも、自由にビデオや音楽を楽しめるわけですから(そのためだけに使うには、電気料金がかかるのが面白くないでしょうけど)。