2009年6月14日日曜日

やはり名作の貫禄!PSP「サクラ大戦」 UMDロード時間も気にならず!



いよいよPSP「サクラ大戦」を本格的にプレイ開始してみました。

■UMDロード時間は、PSP-3000なら気にならないです■

まず、私が今まで「サクラ大戦1&2」を買わなかった理由の「UMDのロード時間が異常に長くてダメ」という評判ですが、やはりそれは初期型のPSPだけの話みたいですよ。
私のPSP-3000で3話ほどプレイする限り、はっきり言って全然気にならないです。
もちろん、ロード時間そのものはありますが、ゲームに支障をきたすようなものでは無いと感じました。

UMDディスクのシャーシャー言う回転音ですが、このゲームに限らず、ヘッドホンでプレイすると全く気にならないので場合にもよるでしょうが、強くオススメ。
PSPは音源の性能が素晴らしいので、おっつけ音楽を聴くためにヘッドホンを多用するようになると思いますし、このあたりも問題ないかな。

少しでもUMDアクセスが気になるのならば、まだ分からないですけれど、今後サクラ大戦もダウンロード版の提供の可能性がありますから、そうなればフルメモリで遊べるようになるわけで、まず間違いなく快適と呼べるレベルになるはず。そっちを待つという選択肢もありますね。

■気になった点■

ちょっと不満なのが、まず、セーブ可能なタイミングです。章の終わりなど、特定の場面でしか出来ないんですねぇ・・・。
もっとも、PSPにはスリープ機能がありますから、ちょっとした空き時間にプレイしてすぐにやめる、という事は問題なく出来ます。ただ、スリープってのはバッテリを消費しますからね・・・。
旅行とかに持って行って、バッテリ残量がギリギリになった時のスリープは怖いものがあります
何回も何回も書いていますが、PSPのシステムで中断セーブ対応をして欲しいところです。

それと、ドリームキャストでプレイしたのがかなり前の話なんで、シナリオは結構忘れてしまっているのですが、確か「サクラ大戦」は後半の敵が気に食わなかった気がします。
まぁ今プレイしたら違う感想になるかも知れないですが・・・。
「サクラ大戦2/君、死にたもうことなかれ」の方は最初から最後まで良かった気がします。
ああ・・・記憶があやふや。だからこそ、PSPで心機一転プレイというわけでもありますが。

■ゲーム内容は、やはり、名作の貫禄■

ゲームそのものは、やはり非常に面白いですねぇ・・・。名作と呼ばれるのも納得です。
プレイヤーは、霊的な外敵から帝都を防衛する特殊部隊「帝国華撃団」の隊長である「大神一郎」になるわけですが、アドベンチャー部分では、隊員の信頼度を上げる必要があります。
このシステムが、やっぱり奮っています。

隊員から質問されたり、アクシデントが起きた時に、大神隊長として自分がどういう判断を下すか?という選択肢が出るのですが、これが、なんと入力までの時間を視覚的に管理してます。LIPSと呼ぶシステムなのですが、これによって、「即答する」とか「思い悩む」とか、「じっくり考えたら別の考えが浮かんだ」とか、人の心のゆらめきをゲームデザイン化出来ているんです。すげぇ。
しかも、大神隊長が焦っているシーンでは、入力終了までの制限時間が高速で減っていき、プレイヤーもその焦りを体感できるわけです。何も選ばないという選択もアリで、なかなか奥が深いですよ。

信頼度を上げると、その恩恵は非常に分かりやすいものになります。
シミュレーションゲーム形式のバトル部分で、隊員の戦闘能力のパラメータがプラス補正されるので、戦闘がラクになるわけです。
これがあるので、アドベンチャー部分は気が抜けないし、話そのものも巧みに構成されているので、プレイしていて楽しいわ、システム的に感心させられるわ、とにかく「お得感」の高さはただ事ではないです。

それと、重要な点がまだあります。以前の記事でも書きましたが、田中公平氏による音楽の素晴らしさはハンパじゃないです。しかも、ゲーム内容とうまく合っていて、音楽だけが先走ったりせず、ありとあらゆるシーンに適合して盛り上げてくれています
ドリームキャストで遊んだ当時はもちろん衝撃でしたが、PSPによって、どこでもこの感動を味わえるようになった今、また新鮮な気持ちで接する事が出来ますね。

■PSPでメリット炸裂?多数のミニゲーム■


このサクラ大戦、数多くのイベントシーンが「ミニゲーム」という形で実装されています。
たとえば、機雷を浮かべたプールで特訓中に溺れる隊員を救助するシーンがあるのですが、制限時間内に機雷を右に左に避けながらプールをボタン連打で泳ぎ、その隊員のもとにたどり着くミニゲームになります。
隊員とのコミニュケーションのために始める花札勝負とかもあったりして、最終的にはかなりの数のミニゲームが登場したと思います。

しかも、それぞれのミニゲームには、ちゃんと「練習モード」や「チュートリアルモード」が付いている凝り具合。

このミニゲームですか、後から単独で呼び出して遊ぶ事が可能になるので、ポータブル機であるPSPとの相性はまさにバッチリと言うしかありません。

サクラ大戦、もっと早く買えば良かったなぁ・・・。