2009年8月2日日曜日

花火撮影でのHDR-XR500Vの威力と課題




あいにくの雨模様でしたが、山形県の酒田花火ショーにて、HDR-XR500Vによる初めての花火撮影を行いました。

まず、その結果ですが、「エクセレント!」の一言。
テープ式ハイビジョンカメラ「HDR-HC3」で気になっていた、夜空のノイズがほとんど見られない!

これこそずっと待っていた画質なんですよ!

私の家には、まだプラズマテレビが無いので、アナログのブラウン管テレビに映して観るしかないのですが、その夜空のクオリティたるや、雲の上の存在であるはずの、テレビ局の放送用ハイビジョンカメラかと思うほどの品質なんです。

テレビの花火中継映像を観て、「あーあ。テレビ局のカメラはやっぱり違うなぁ。夜空にノイズが無いもんなぁー。はぁー・・・テレビ局のカメラマンうらやまし過ぎる・・・」って凹んでましたが、もう平気っ。

それと、HDR-XR500Vには、解像度が低いとは言えファインダーが装備されているのがありがたい。
花火会場、特に有料の桟敷席などになると、変な光源になってしまう液晶は開きにくい。

■マニュアル操作性に難点アリ!■

しかし・・・もう他のカメラを買う必要は無い、とまで言えない部分が残るんです。
それは、やっぱり操作性です。
紆余曲折あって、結局、以下の設定で撮影しました。

・ホワイトバランスは「屋外」固定。
・明るさはオート(ソニーはシャッター速度と絞りを個別では操作不可能)
・フォーカスのみマニュアル

これらを素早く操作出来ないのが歯がゆいところ。

(Xポイント)明るさをマニュアル操作してはいけない?!


ヘタに明るさをマニュアル操作してしまうと、危険。
シャッター速度が滑らかな秒60コマではなくて、カクカクな動きの秒30コマに落ちている事があります。
私も早期にこれに気が付いてパニックになりかけました。花火で30コマは非常に目立つので、撮影していても分かる違和感。
ここが、シャッター速度と絞りを「明るさ」の名目で勝手に決めてしまうソニー方式の痛みなのか・・・。分かった気がする。

画質がここまで素晴らしいカメラなのだから、もう少しボディが大きくとも構わないので、せめてHDR-FX7のマニュアル操作性を盛り込んで、16万8000円前後の中型機の登場があれば理想的なのですが。
それこそが、現世代のハイビジョンカメラのファイナル購入バージョンになりそうな予感がします。