舞台がスペースコロニーというのは、今プレイしても新鮮だし、そこで起こったバイオテロの真相を探るというのも、なかなかな筋立て。
任天堂の名作「メトロイド」を彷彿とさせる、スペース外の宇宙空間移動シーンなど、SFを名乗るだけあって気合いが入ってます。
ただ、ハンパじゃなく難しいです。
システムが不親切なのは、当時のゲームらしく、しょうがないとして、敵が無茶苦茶強く、時としてクリアを断念しようか・・・とさえ思いました。
このゲームのポイントは、中盤にならないと出てこない「武器合体」にあります。
はっきり言って、お店で売っている武器は、強敵ばかりのこのゲームでは、最初からギリギリの威力しかなく、武器合体を極めないと、本当にクリア不能な感じ。
とにかく、お金を稼ぎ、武器を合体させる作業が重要なので、ストーリーを追うタイプのゲームかと思わせておいて、殆どバトルゲームになってきます。
しかし、最強のレベル6の武器が完成しだすと、ゲームバランスがパラダイス化するという、このゲームならではのカタルシスがあるんですよね。
それまで、煮え湯を飲まされる一方だった強敵達を、レベル6の武器でボコボコにする快感は大変なものがあります。
ただし、ラストダンジョンは、あきれてものも言えない敵が出てくるので、やっぱり難易度は高いなぁと。
ちなみに私のパーティーは、クリス、パミル、チックでずっと通しました。
ロボットのチックは、人間用の回復が一切通用しないものの、バトルポイントという、戦闘に絶対必要なエネルギーを補給できるという、このゲームの根幹に触れる能力があり、到底外せませんでした。
途中、デモシーンで衝撃的なシーンがあります。
今なら絶対にNGだよなぁ・・・。レトロゲームは色々な意味で最新世代を超えている面があり、いまさらながら遊ぶ価値が高いです。