2012年6月2日土曜日

久しぶりにメチャ欲しいカメラ「HDR-PJ760V」について

久しぶりにメチャ欲しくなったカメラ、ソニー「HDR-PJ760V」をじっくり見てきました。

一眼レフはEOS 7Dで終着駅に到着したし、小さい一眼レフはEOS KISS X2でもう全てが叶うし、自由自在な撮影スタイルと撮影の楽しさは600万画素デジカメとして突き抜けた活躍を開始したHDR-XR500Vで御の字だし、小型で携帯しやすいカメラ欲しければ、もうスマホ等に付いてくるので十分だったりするし、もうカメラ買う事って無いんじゃないか??・・・
そんな気持ち一蹴するHDR-PJ760Vの魅力はどうだろう!!

まず、メモリータイプカメラで、どうにも私の気に合わなかった「小ささばっかり追求するあまり、不必要に幅がせまくて、グリップしづらくてしょうがない」という問題(?)が、このカメラでは見事に解決していました。

手のひらハンディカムなのに、ソニーらしからぬゴツい業務用ルックが奏功して、おっつけ幅も広めになっていて、グリップに違和感を感じないまでのレベルになっていて大喜びです。

ソニーのハンディカムって、どうしても「お上品」キャラになりがちで、それはもちろん好みによるものだから良いも悪いも言えない事なんですけど、少なくとも、ガッチリしたハイエンドタイプを求めると、パンチが足りないなぁという気はしました。

HDR-PJ760Vは、どうだろう・・・この業務用的なデザイン・ワーク。
というか、外付けマイクを装着したら、業務用以外には見えないくらいの存在感ではないでしょうか。

一眼レフ等がハイビジョンに当たり前のように参入し、もはやスマホでも撮れてしまうようになった今、本家本元・本職のハイビジョンカメラはどうあるべきか!?

やばい。業務用モデルに遠慮して、家庭用に出し惜しみしてる場合じゃねーぜ!!」という答えが出たカメラではないでしょうかっっっっ。

HDR-PJ760Vは、ファインダーも気合入っています

ただ、販売価格を下げるために苦渋の決断かも知れないけど、入っている液晶はちょっと性能が悪い。
表示はギザギザしてるし、視点移動で色ずれが起きる(カラーブレーキング)のもショック。
でも、万全のファインダー搭載して本体価格が+3万円とかだったら買うか?売れるか?責任とれるかー?と言われたら、確かにここはしょうがないのかな。

それより、ファインダーの搭載そのものを喜ぶべき時代になっているんですよね。

周りに光漏れの迷惑をかけないためにも、絶対の絶対に必要なのに、「小型化」「コストダウン」を盾にして、悲しいまでにないがしろにされているファインダー。
ファインダーの無いカメラを主流にしたら、ハイビジョンカメラは自爆のような気がする・・・。
ファインダーはスマホ等の小型デバイスとの圧倒的な差別化になるし、もっと元々ある技術に自信を持って、良いものなら、もう逆にユーザーをバシッと説教して教育せにゃあ、今後の国産のマキシマムパワークラスの製品なんか総崩れになっちゃう。
偉そうな事言って本当にすみません・・・ちょっとPJ760Vが良いカメラだから心が加熱してしまいました。

今の愛機である「HDR-XR500V」も、相当に画質・デザインともに優秀なカメラであって、そこに持って来て11万円出してこのカメラを買い増しする理由はあるのか?と問われる段階になったと思います。

単に新しいものが欲しいだけの贅沢ぶっこきは、もう今の時代許されねーぞと。

しかし、このカメラはそうじゃない。
まず、HDR-XR500Vで搭載されていない、あるいは非常に機能が弱い「マニュアル機能」がまさに総ざらいの形で装備されているんです。

◎ゲインアップを意図的に抑制する「AGCリミット」
◎何故かHDR-XR500Vに搭載されてなかった「ゼブラパターン」表示可能
◎フォーカス時、ピントの山が分かる「ピーキング」表示可能

さらに・・・

◎従来の13倍という手ぶれ補正効果を生む「空間手ぶれ補正」
◎1920*1080/60pというハイビジョン仕様限界の撮影モード
◎換算26mm相当の超広角ズームレンズ(max 10倍)
◎だからワイドコンバージョンレンズ持ち歩かなくて良く総合で軽量化!!
◎アドバンスト・サウンドプロセッサと、マイクカプセルで音が大進化
◎無理のない1/2.88インチ665万画素センサーは16:9比率で開発!!
画素増やせば満足なんだろ!!的な逆切れはやめました!!的な!! ※その代わり超解像技術で静止画2410万画素やってるけど超解像のデモって事で
◎最低被写体照度は、従来の11ルクスから6ルクスに進化(SS=1/60秒で!!)
特に、フォーカスアシスト関係は、花火撮影で無類の強さを発揮するはず!!

いや、根本的な話として、ファインダーの液晶が本体価格なりの犠牲になってはいるものの、もうそれ以外は業務用クラスのハイビジョンカメラを買わなくて良いレベルになっているんじゃないだろうかと思うんです。

映像を商品として納品する必要が無い趣味的な撮影ならまさにファイナル・スペック・モデルと言い切って良いのではないでしょうか?

いいなぁこれ・・・欲しいなぁっ。