2016年1月30日土曜日

ヴィータと思った以上にベストマッチ!! 「ドラゴンクエストビルダーズ/アレフガルドを復活せよ」はとびきりの大傑作の予感

新しいドラゴンクエストの流れを作る「ドラゴンクエストビルダーズ」ですが、いよいよ製品版をプレイ開始してます。

体験版で感動するくらい処理がちゃんと作られているし、これなら、いつでもどこでも遊べるヴィータ版がいいな、と、購入させて頂いたのですが、思った以上にヴィータとジャストフィットしてて手がつけられない事になってます。


このオープニング、かなりゲーム大事件ではないでしょうか。

やはり、ヴィータの美しい音源で、ドラゴンクエストのオープニングテーマが流れるというのは感慨ひとしお。

今までもPS4のドラゴンクエストヒーローズのリモートプレイはあったけど、プログラムが直接ヴィータ音源チップを叩いて音楽を奏でるというのは、やはり大きい。

ヴィータには、PSゲームアーカイブスで出せるはずの「ドラクエ4」と「ドラクエ7」が非常に謎の未発売状態にあり、まさか、完全オリジナル新作の方が先になるとは想像も出来ませんでしたね。


製品版には、さすがに体験版にはつかなかった豪華なオープニングが付きます。

ただし、オープニングからのゲームの流れは、体験版と同じ!!

初代ドラクエのラストで、竜王の悪の誘いに乗ってしまった勇者が「やらかした」後の世界。

サブタイトルの「アレフガルドを復活せよ」の通り、復活の物語。

目覚めた主人公を、優しくもちょっとムカつきながら導く精霊ルビスとか、体験版の流れがとても気に入っていたのでそのままは嬉しい。


キャラメイクは、色しか変えられないのですが、これも体験版と同じ。

体形とか髪型は変えられないけど、ゲームデータの管理が膨大なのでここら辺はしょうがない。

30年の時を経て、アレフガルドに戻って来た「もりもり」の冒険が始まります。

ちなみに、精霊ルビスは「あなたは勇者ではない」と念押ししてるので、このあたりがストーリーのカギになりそうですね。


ドラクエって、子供でも安心みたいなムードあるけど、結構雰囲気は大人向けなんですよね。

主人公が墓の中から復活したり、死人ごろごろとか、冷静に考えるとビターテイスト。

ただそこがいい。

ちなみに、スタートの墓は、すぐにぱぱーっと出てしまうと勿体無いです。

なんと、石階段を回収出来るんで、ここは全部とっておくのがおすすめ。

体験版やってなかったら、すぐに出てしまってました。


ブロック状の世界が、「うわぁぁぁすげぇぇぇ、これこそドラクエだーーー」って大騒ぎしたくなるくらいドラクエ。

次世代のドラクエとして、最適解かも知れないこの表現。

しかも、観るだけーーーではなくて、このブロックが1個1個全部崩せたり積めたりして、世界そのものを自分で好きなように作れるわけですよ。

拠点という重要な場所があるんですが、これが荒野に無防備にただあるため、魔物がしょっちゅう襲ってきます。

そのままにしておくのも遊び方だけど、城壁を建築中!!

こうやって、自分で考えて好きな事が出来るドラクエ、画期的というか、こういうのが作者もプレイヤーもどっちも夢に描いていたドラクエなんだろうなと。


拠点の中の家に、寝室を作成。

この寝室も、地べたに「わらのベッド」を敷くだけでもいいし、高床式にしてもいい、自由です。


アレフガルドを構成するブロックの物量感のものすごさ!!

山が行く手に立ちはだかる!!

このブロックの1つ1つを、ヴィータは全部管理しています。

プログラマさんの技量の高さが、とてつもない事になってますね。

ヴィータは、主記憶装置(メインRAM)512MB、それを消費しないよう、ビデオメモリは外付けで128MBを持っていますが、限界いっぱまで張り込んだ感じ。

実際、本作を起動すると、ツイッターアプリの同時起動が出来なくなります(VITA-OSは、ゲームを絶対安定稼働させるため、無理な同時実行とかはしない設計)。

こんだけのものを動かせるプログラマさんの技術力と、ヴィータの凄さにあらためて感動します。


ちなみに普通のゲームなら山が行く手に立ち塞がったら? 回避するしかない、というパターンになりますが、本作は違う。

うおおおおーと堀りすすんでトンネル作れる!!

柴犬のように「掘んやーーーー」とほりほり、ドリドリ、突き進むんんやーーー。

ちなみに、設定で、ブロックに隠れたキャラは輪郭表示されてちゃんと見えます。

消せる設定もあります。


しかも、こんだけ大変な処理をやってるのに、右スティックで自由に世界をぐりぐりスムーズに回し、アクションも、モバイル最高の操作性を持つヴィータで快適。

さらに、PS4版に負けないような光と影の表現まで頑張ってつけているんです。

夕方になると、影がリアルタイムでぐいーんと伸びるさまは圧巻。

あと、スクリーンショットは粗く見えるかもですが、実際のヴィータの有機ELは、震えがくるくらい美しいです。


拠点に小さいけど門を作ってみました。

作るだけでなく、ちゃんと炎や外光が反映してて、有機ELモニタに映し出された世界はみとれるくらい雰囲気ありますよ。

しかし、ここまで作れるんだ・・・ホントに感動してしまう。

PS4だったら当然で「ふーん」みたいな感じかもしれないけど、手のひらのヴィータでここまでやれるってのは、とにかくいちいち「すげぇぇぇ」って言わざるを得ない。

ただでさえ大ファン、大好きなヴィータが、ますます大好きになるーーーーーーーーーーーーーーーー!!


城壁と門作っといてよかった!!

ギラの魔法まで使う強敵「キメラ」が、しつこく追いかけて来たんですよ。

拠点に逃げ込んだら、作っておいた城壁がうまく行って、キメラは外でうろうろするばかり。

おおお、こういうのを体験すると、ドラクエビルダーズいいねいいね!!となるね。

ちなみに、城壁にギラの魔法ぶっぱなされてちょっとびびった。

壊されたらどうしよう、みたいな。

有機ELのヴィータ買って以来、ずっと枕元に置いて寝てるくらい好きなヴィータですが、ドラクエビルダーズで手が付けられないスーパーマシン道まっしぐらです!!