ちょっと前にドラゴンクエストビルダーズの記事を書かせて頂いたばかりですが、あらためて、ヴィータ版を重点的にプレイして色々思う所が出て来たので、そのヴィータ版について色々と書かせて頂きたいと思います。
(追記)
このゲーム買います!! PS4版と悩んだのですが、やはりVitaカード版を注文しました!!
ドラゴンクエストビルダーズは、画面がとても美しいPS4版がありますが、あーもこーもないくらい膨大な作業(世界をブロックで作る)なので、大画面テレビの前でずーっと作業していると結構精神的に辛いものがあります。
もちろん、そういう時には、待ってましたのヴィータでのリモートプレイ。
PS4とヴィータで、据え置きでもモバイルでも、好きな方に自由に乗り換えて遊べる夢がとっくに実現されているため、それを使えば問題ではありませんが、家でも外でもPS4と常につながっていられる人はいいけど、そうじゃないと無力になってしまうのが泣き所。
PS4とヴィータ版の大きな違いは、やはり画面の解像度。
ヴィータは、処理能力を少しでも稼ぐために、かなり解像度を落としているなぁと。
ただし、その代わり、プレイの感覚はPS4版とほぼ一緒になるように作りこまれており、PS4からヴィータに来ても、ごく自然にプレイする事が出来ています。
テキスト等はPS4版と同様に解像度が高く、とても読みやすいですね。
ヴィータは、全体的にPS4よりもかなり解像度を落としている感があるものの、逆に言えば引っ掛かりは、ほぼそこだけかな。
ブロック状のオブジェクトで構成されたアレフガルドの大地は、PS4と同等の物量感が維持されており、よくそこまでやれたなぁと感心することばかり。
戦闘も、PS4と比べても、操作性も含めて劣るところがなく、実に軽快に操作できています。
このあたり、ヴィータというマシンは、もっと世界的に大きく評価されるべきだなぁと常々思いますね。
ちょっと考えただけでも、世界最高のPS4にぴったり追走して来られる操作性のモバイルマシンって、とてつもない大快挙だと思うんですが、そのあたり、興味ないのかなぁ。
解像度を落としているものの、画面処理は本当に良く頑張っています。
光と影の表現とか、もちろんPS4ほどではないにしろ、十分な水準で処理を実現しており、へええええーとなります。
夕方になると、ちゃんと影が伸びるというところまで作りこまれていているんですね。
PS4は、言ってしまったら、好きなだけ電気を食ってああいうパワフルな事をやってるわけで、小さなバッテリ一個で全部やらないといけないヴィータの感動度数はかなり高いと言わざるを得ないです。
くどいですが、解像度は落ちるものの、エフェクトとか、重たい処理も実によく盛り込まれています。
技術的に話題になるのは、初夏に発売になるドラゴンクエストヒーローズ2の方なんでしょうが、このビルダーズも、データ管理の膨大さも含めて、表彰モノではないでしょうか。
このゲームは、バックグラウンドでツイッターアプリを起動する事が出来ない(起動しようとすると、ドラゴンクエストビルダーズの終了を要求される)のですが、ヴィータが持つ全リソースを限度枠いっぱいまで使っているなぁと。
なかなかここまでやるゲームは多くない。
ううむ・・・!!やりおるわ・・・!!
キャラクターが映り込むなど、水の表現もなかなかのもの。
ゲームの本筋ではないものの、膨大なデータ管理、処理をこなしつつ、PS4に負けないようにこういう画像処理の部分にも気を配るのは、まさにゲーム開発者のゴールドメダリストという感じ。
ヴィータ版だけやると「そんなもんか」と思うかも知れないですが、PS4版にぴったりくっついて来ているのが分かると、その開発の気迫には正直焦ります。
あと、なんやかんや言うけど、結局、ブロックを積んで色々作る・・・というのは、ヴィータがめちゃめちゃ合ってますね。
30秒くらいやってすぐスリープとか、外に出ても、かすかに訪れる合間で、ちまちまポコポコ遊べるメリットは、このゲームとジャストフィットしてる。
たまに本当に労働してる気持ちになるのがこのゲームの凄いところ。
ちなみに、ヴィータとPS4版は、セーブデータが共通化できません。
ヴィータとPS4でセーブデータ共通化(クロスセーブ)するには、直結ではなくて、いったんデータをオンラインストレージサービスにアップロードする必要があるのですが、
開発者の話によると、セーブデータがあまりにもでかくて、そのアップロードに不安があって今回は回避したみたいですね。
ヴィータとPS4は、ペアで携帯機と据え置きの壁をとりはらう、真の次世代機という性格があるため、このあたりはソニーもてこいれしてヴィータ2やPS5につなげて行って欲しいところですね。