プレイステーション3は、ご存知の通りLinuxのインストールが可能です。
Linuxさえあれば、プレイステーション3を立派なパソコンとして使う亊が可能になります。
ただし、メインメモリの容量が256MBまでという制限があるため、どんなLinuxでもドンと来いというわけにはいかないです。
そこで、比較的軽いと言われるubuntu(ウブントゥ)のバージョン8.10を選択しました。
結論から言うと、今のところ思った以上に使えております。
このブログも、プレイステーション3にインストールしたubuntu 8.10上で動作するFirefox3ブラウザを使って書いています。
添付された写真の縮小処理なども、ubuntu 8.10上で動作するGIMPという画像処理ソフトで行っており、全てプレイステーション3で出来るんです。
画面デザインもフォントも、とっても綺麗で気に入っています。
ゲームではフルハイビジョン規格の1920x1080ドットが限界ですが、Linuxであれば、1920x1200ドットの画面モードでの利用も可能ですし、私もこのモードで利用しています。
何より、今のところ、Firefox3が安定していますし、アプリケーションの追加なども、Windowsを意識しているのかグラフィカルに行えてとても快適です。
思えば、Fedora(フェドーラ)の6という重たいLinuxの時は、コマンドだけで運用し、おっつけサーバー用途がメインでしたが、ubuntuであれば、ウインドウシステムが実用的な速度で使えるので、こうしていよいよプレイステーション3パソコンの誕生となったわけです。
ただし、Linuxは、残念ながらプレイステーション3の能力の一部しか利用できないですし、メインメモリの容量も256メガバイトと少ないため、どうしても処理速度はPCよりも遅めです。パフォーマンスを求めるなら、Core2 Duoプロセッサあたりの搭載PCがベストでしょう。
やっぱり、個人的には、何よりもプレイステーション3でLinuxを動かすのが楽しいという気持ちがありますね。