大型機の良さは、その大きさを利した立派なレンズと、ビデオとしては大型の1/3インチのセンサーを3個搭載出来る点です。
ソニーは、HDR-FX1000という垂涎のカメラをこのカテゴリーに投入しています。
かつて、家庭用ハイビジョンカメラ誕生の夢を現実のものとした名機、HDR-FX1の直系の後継機で、明るいエクスモアセンサーを三個も搭載しているため、画素の多いハイビジョンであっても、ついにノーマルビデオの大型カメラVX2100と同等の明るさ、3luxを実現しています。
思えば、HDR-FX1のムック本を買った時、全てを凌駕するはずのHDR-FX1が、明るさに関してはノーマルのVX2100に歯が立たない事で、ハイビジョンの弱点を思い知らされましたが、いよいよ技術が克服してくれました。
明るさと言えば、私が最も注目している小型機、エクスモアセンサーをさらに進化させた「R」を搭載するHDR-XR500Vですらも、明るさは11luxまで。
(ローラクスモードだと3luxなのですが、あくまで特殊モードという事で・・・)
この事を考えると、HDR-FX1000が大型機の高い実力を教えてくれるようです。
また、ファインダーがしっかりしています。
HDR-FX1000の派生モデルとして、HDR-XR500Vの大型版が登場すると、さらに面白くなりそうなのですが。