2009年1月30日金曜日

PSPアーカイブスのゼノギアスにハマってます


PSPも大好きな私。特に、ゲームアーカイブスは心から気に入ってます。
600円で買えるし、メモリカードで初代プレイステーションのゲームが遊べるのは極めて魅力的。もともとが、次世代ゲーム機と呼ばれたプラットフォームの、そのCD-ROMに詰め込まれたゲームなわけで、内容は、懐ゲーとかのレベルを超えています。元を遊んでいなければ、気持ちも新鮮だし普通に主力を張れるレベルだと感じています。
今プレイしても驚くようなボリュームだったり、高度な技術が投入されていたり、個人的には、最先端のゲームソフトと比べても満足度に劣らないと思うものが沢山あります。

特に、SFとファンタジーが融合したタイプのRPG「ゼノギアス」が、とんでもなく面白いです。
クリアするのが惜しくて、長々とレベルアップ作業を続けたりしてます。
ゲームプレイ時間カウンターが実装されているのですが、これでもう100時間を突破していました(電源入れっぱなしで放置なども多かったので、正味プレイ時間ではありませんが)。

このゲーム、さすがに精密なグラフィックスで鳴らすPSP専用ゲームと比べてしまうと、確かにポリゴン等の性能は劣りますが、それが気にならないほど、各シーンが見事に描けています。
神秘的な自然風景、巨大ロボット(ギア)の格納庫、広大な都市などなど・・・数多くのシーンがフルポリゴンでじっくりと手間暇かけた感じで描かれ、思わず見惚れてしまいます。

しかも一部のシーン以外は、その全景をLキーとRキーでグルグルと回転させる事が可能なので、「すご・・・当時からこんな事が出来ていたんだなぁ」と、元の初代プレイステーションの懐の深さにも思いを馳せてしまいます。

人間キャラと、巨大ロボット(ギア)、この二種類のモードも見事にデザインされています。フィールドではいつでもギアに搭乗出来るので、強敵のはずのモンスターを、ギアに乗ってであっさり踏み潰す!みたいな背徳感のあるプレイまで可能
最初は、え、こんなんやっていいの?とか思ってしまいました。

ストーリーは、序盤から謎だらけ。とにかくオープニングまで謎だらけ。だから、最初はちょっとイライラする事もありましたが、先に進むほどに楽しくハマり出して来ました。
悲惨な事件、漂流、刑務所、格闘などなど、色々なパターンのストーリーを盛り込み過ぎなのでは、と思わなくもないですが、楽しみが長く続くのでお得かな。

ただ、このゼノギアス、微妙に難易度が高いです。
節目に出てくるボスがやけに強いので、漠然とゲームを進めるだけだと歯が立たなくてゲームオーバーで行き詰まりそうになったり、人によっては一番のネックとなるであろう点は、急にアクションゲームになる時があるという点です。

たとえば、足場をジャンプで進むシーンなどがあるのですが、踏み外すと下まで落ちてしまって、また登り直しのパターンなんか辛かったですね。
3Dタイプなので、カメラの視点が自分の感覚に合わなくて距離感が掴みにくかったりするんですよ。

何はともあれ、このゼノギアス、驚くほどに手間をかけて作り込んだなと随所に感じる傑作で、プレイしていて思わず製作者さん達に頭が下がるほどでした。

個人的には、疑いようもなくPSP持ってて本当に良かったソフトの一本になりました。