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やっぱり来たぁ!
日刊工業新聞によれば、キヤノンのコンパクト一眼レフ「EOS KISSシリーズ」の最新モデルに、かねてから噂されていた「フルハイビジョン撮影機能」が搭載されることが決まったようです。
[日刊工業新聞の記事リンクはこちら]
EOS KISS シリーズ、特にEOS KISS X2は、私も心の底からのお気に入りです。
そのコンパクトなボディは、苦も無く普段からバッグに入れて持ち歩けますし、威圧感とは無縁の優しいラインで包まれた秀逸なデザインワークと、まるでフィルムカメラのような高音が気持ち良いシャッター音は、個人的に全てのカメラの中で最高に好き。
一眼レフでフルハイビジョン撮影というと、フルサイズセンサー搭載のEOS 5D Mark2だけに許された機能でしたが、今年の秋ごろにはかなり広まりそうな感じですね。
特に、EOS KISS X2の後継機に搭載されるとなると、EOS 5D Mark2を超える大きなメリットが生まれます。それは、フルサイズセンサー搭載カメラでは使用不可能だったEF-Sレンズシリーズが、満を持して使えるようになるという事です。
EF-Sレンズが使えるのと使えないのとでは、機動力に大きな差が付きますから、これは待ってましたの展開ですね。
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心配な点は、やはり、一眼レフのスタイリングでのハイビジョン撮影の操作性と、オートフォーカスがマトモなのかオマケなのか、どっちなんだという事ですね。
もしも、オートフォーカスはあくまでオマケで、マニュアルフォーカス推奨ということになると、ちょっとどうなんでしょうね。
何を写すのかを計算して撮影する映画や映像作品に使うならば、マニュアルフォーカスも良いでしょうけれど・・・日常の撮影に使うとなると、そうはいかないのでは。
カメラの使用にあんまり芸術的な対話能力を要求されても、さすがに辛いものがあります。
たとえば、縦横無尽に動き回る子供や動物などの被写体を、マニュアルで追い続けられるのかな・・・。