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以前、Windows Power Shell上における時間の計算を、電卓感覚で便利に行う・・・という主旨の記事を書かせて頂きました。[記事へのリンクはこちら]
今回の記事は、その補足です。
Windows Power Shellにおける時間計算の心臓は、何と言っても対話形式でコントロール出来るTimeSpan型です。
以前の記事の中で作ったTコマンド(関数)は、"日.時間:分"または"時間:分"という書式で時間を入力するだけで、電卓感覚で自由に時間の計算を可能としました。
しかし、たとえば、100.75時間とか、20.5日とか、換算値しか分からない場合は直接入力できないので面倒でした。
これを解決するのが、TimeSpan型そのものに用意されている「静的メソッド」というメソッドです。
そういう換算値からTimeSpan型の結果を出してくれるメソッドが最初から用意されているのです。
[TimeSpan]::FromDays(数値);
で、数値を年に換算してからTimeSpan型の結果を出してくれます。
[TimeSpan]::FromHours(数値);
で、数値を時間に換算してからTimeSpan型の結果を出してくれます。
[TimeSpan]::FromMinutes(数値);
で、数値を分に換算してからTimeSpan型の結果を出してくれます。
結果がTimeSpan型となるので、以前作ったTコマンドとも合わせて計算が出来るし、色々と便利になると思います。