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EOS 7DのEOSムービーですが、1080/30pの高い解像度と映画らしい動きの素晴らしさに感動のハイビジョンライフを送らせてもらっておりますけれど、激しい動きのある被写体には、720/60pの威力も嬉しいものです。
今までのように、一部だけの実験的にではなくて、本格的に720/60pの撮影も開始してみました。
流れ落ちる滝の水流や水しぶき、30pだと、かすかに間引かれた動きがドラマチックで、良かれ悪しかれ意図された「作品」を感じさせますね。
ホームビデオのように、ありのままの動きを克明に記録するという用途では、60pの滑らかさの出番であるなぁという印象。
720/60pでは解像度が落ちてしまうとは言え、それは1080/30pと比べてしまえばの話であって、何しろ1280 x 720を有するハイビジョンですから、情報量は十分だと思います。(以前も当ブログで書かせて頂きましたが、細部がジャギー状に潰れる弱点はあります)
特に動きを楽しむ花火などは、720/60pがあれば心強いでしょう。
EOS 7Dは、前回選択したメニューの設定項目の位置が維持されるので、30pと60pを素早く切り替えて同一シーンを撮影するというのも、比較的容易です。
今回掲載させて頂いたHD映像も、切り替えに手間はかかっていません。
このあたりの操作性のアクセス性の良さ、絶妙感は、ビデオカメラではないカメラではあるものの、さすがは上級機種としての設計プライドを感じさせ、持っている事に喜びを感じますね。