スイスの名門カランダッシュ社のペンとしたら驚くほど廉価で手に入るペン「カランダッシュ826ブルー」。
定価ベースで何と525円でありますが、書き味は筆記者の心にたっぷりの滋養を与えてくれる掛け値なしに極上のボールペンであります!!
オール樹脂製の白いペン軸は、一見すると、質感的には平凡な事務用ボールペンと言われそうですが、なかなかどうして。
全体のフォルムや独特のクリップ形状などのデザインワークは、あの名筆カランダッシュ849コレクションをも彷彿とさせる、まさに活目に値するものであります。
もちろん、見た目だけ良いわけではありません。
ぺン尻をノックすると、ペン先はスッとほぼ完全に無音で繰り出され、極めて高い品質感を誇ります。
天冠部分から眺めると、直線基調の美しいフォルムは心に迫るものがありますね。
ノック部分は細長いものの、「849コレクションの樹脂軸版」と言っても過言ではなかろうと思われます。
ちなみに、カランダッシュ826のリフィルは、ゴリアット・リフィルではないのですが、書き味に手抜かりは一切ありません。
本体のワンポイントカラー=ブルーと同色の青色インクなのですが、油性ボールペンらしい粘りと走りの良さを両立した見事なものであります。
ちなみに、替芯は金属製のカランダッシュ8322.000というモデルで、探したのですが、どうやら単体販売はしていない模様であります。
リフィル交換の時はちょっと考えないといけないかも知れないですね(フロスティのが合うかどうか・・・)。
カランダッシュ826は、軽量かつ全樹脂という事で、確かに握った感触はありふれた事務用ボールペンに近いものがあるのですが、書き始めたらもっと書きたくて止まらなくなるくらいに快適です。
安くてとんでなく高い実力を発揮するペンというと、日本の三菱鉛筆「ジェットストリームSXN-150-07」等もありますが、嬉しさが何割増しにもなる感じですね。