2014年の初売りとして、人生初のスペインのペン「ミラン・ジェルタッチ・グリーン(MILAN GEL touch)」を手にする事が出来ました!!
しかも嬉しい189円!!良い買い物できたですー。
そもそも、正直、スペインの筆記具メーカーは全くのノーマークでした。
店頭で、手持ちの東芝dynabook tab VT484であわてて調べてみると、ミラン社は、1918年にスペイン・バルセロナで消しゴムメーカーとして誕生した歴史あるメーカー。
それを知ってしまうと、オールラバーに包まれたこのボディ、消しゴムメーカーとラバーつながりで、ちょっと結びつけてしまいますね。
ラバーと聞くと質感の面ではかなり不利な印象がありますが、オールラバーなので、事務用ペンでよくある「グリップのみラバー」と違って一体感があり、実用性と引き換えにしたツギハギの安っぽさはありません。
それどころか、ペン軸をマットな質感で彩ってくれるという意味で、完全にプラス方向に働いている感じです。
デザインそのものもなかなかで、明るいグリーンのワンポイントもグレーのラバー色と合っている気がします。
ちょっと残念なのが、軸に思いっきりバーコードが印刷されていて消せない点ですねー。
ここまで来ると、多少強引ではあるのですが、デザイン上のアクセントと思うのが吉でしようね。
ただし、普通のペンだと、「どういうインク、径のペンなのか?」というのは見ただけでは分からないものですが、このペンは、軸の側面に「GEL 0.7」と分かりやすく浮き彫りにしてあって、さらにデザインも壊していないのが感心点の一つであります。
ちなみに、初期状態だとペン先は乾燥防止の樹脂ボールで覆われていています。
それだけでなく、ジェル(ゲル)芯は非常に速くインクが減ってしまうため、絶対に店頭で試し書き出来ないこの策は、買う時に安心感を高めるファインプレーと言えるでしょうね。
さすがに書き味はすべすべで万年筆にも勝るとも劣らない極上のもの。
その代償としての水性インクの大量吐出ではあるのですが、リフィルは使い捨てではなくて、ちゃんと実売83円ほどで替えが販売されているので安心です。
ただ、リフィルの型番は不明で信頼の日本製となっております。
カラーは、軸のワンポイントと合わせてグリーン。
色は非常に鮮やかで、まったくこれは!! いつまでも書いていたくなるほど。
ジェルは、水性インクではあるのですが、万年筆のどぼどぼしたモロな水性とは違い、紙に付着するとすぐに硬化して滲みにくい性質がありますが、言ったら当たり前ですがまさにそれを楽しめます。
インクの筆記距離が短い(インクがもたない)のがネックですが、この極上の書き味の前にはささいな事かも知れませんね。