2012年12月31日月曜日

年末大掃除で発掘された、「トンボ・MONOシャープ」は20年以上前(多分)の新品

大晦日の大掃除をしていたら、何と、20年以上前(多分)の新品「トンボ MONOシャープ」が出てきてくれました。

あまりにも時が経ちすぎて、パッケージのビニールと値札が黄ばんでいますね。

一緒に、MONO GXというシャープペンシルの芯も出てきました。

過去からの冷凍睡眠(じゃないけど)から目覚めた、消費税が存在していなかった時代の100円ぽっきりシャープペンシルなのであります。

※誰が購入したか今となっては完全不明。ちなみに、消費税が無かった当時は、物品税といって、贅沢品のみに税金がかけられていました。

パッケージは経年劣化していたけれど、タイムカプセルのように守られてMONOシャープは20年以上(多分)の時を経ても、ピカピカの新品状態で姿を現してくれました

樹脂軸全体をラバーで覆っているだけに、ベタつき等の劣化に警戒してしまいましたが、そういう引っ掛かった所のない、まさに新品サラサラの手触りでビックリしてしまいました。

野太いデザインの樹脂クリップは、表面が梨地加工してあって、なかなか質実剛健な造り。

軸への書き文字は、白色ではなくてピッカピカの銀色で、マットなラバー軸の上で光を放つさまは見事なアクセントとなっています。
名前の後ろに[100]とか値段が付いているのが、さすがに時代なのでしょうか?

円柱形の軸は、思い切って何も付け加えないスッキリそのままの円柱。
ペン尻のキャップは、深い帽子タイプで、「あ、あれっ?」て思うくらいハイランクのペンに見えてしまいました

実際に筆記してみると、当時の100円シャープの高い実力が分かる、受験生の苛烈なヘビーユースにも十分に耐えられるだろうという書き味。

このクラスの日本製シャープペンシルの実用性がこんなに高いからこそ、高額な筆記具に行くのが難しかったりするわけですよね・・・。

ちなみに生産国表示がありませんが、たとえば、タイムマシンで当時に戻って聞けたとしたら「何言ってるんだ。キミたちは世界最高の品質のMade in Japanを使っているのに決まっているのに、表記する必要ないでしょ」と時代ゆえの呆れ顔をされるのだろうな。

今は今の良さがあるけど、当時の「神に次ぐような」極烈品質は、長い時代を超えて目の前に来られると「まいったなぁ」と。


■大掃除の話題■

ついでにと言ってはなんですが、最後に大掃除時の話題を少しだけ書かせて頂きたくお願いいたします。

部屋のお守り代わりに置いてある「1/60パーフェクトグレード・RX-78-2ガンダム」ですが、掃除ついでに、従来まで持っていたビームサーベルに代えて、「パイロット社のオズマノック・ボールペン」を持たせてみました。

太軸のボールペンって、意外と武器っぽかったりするのですねー。

大震災でもっと沢山持っていたガンプラがほぼ全部粉砕されてしまって、残った1体がこのガンダムだったんで、これからも生き残って欲しい。
写真には写ってませんが、実は(ちょっとだけ壊れた)ジオングもあって、お正月飾りをほどこされて天井近くに飾ってあります。

本棚のカメラ置き場も、埃をとって、常時5個ほど置いている除湿剤も交換。
私の家はボロ家だからか外気がボンボン侵入してくるため、強敵クラスの湿気を前に油断は禁物。

除湿剤の交換忘れは、即カメラへのダメージになってしまう家なのであります。

一時的な仮のペン置き場には、カランダッシュ、ファーバーカステル、プラチナ万年筆、トンボのニューカマーが待機中であります。

所有ペン一覧に記載しているペンは、民芸品とかを飾っているサイドボードに飾ってあるのですが、実用品でもあるため、どのようにするのがベストなのかまだ悩んでいるところです。

この休み中にうまい置き方・飾り方を編み出せると良いのですが。

ちなみに、最後にどうでも良い話ですが、大掃除が終わってお風呂に入り、久しぶりに体重を計ったら・・・何と3kg減っていて・・・家族に「もう痩せるなバカ」と怒られました。

仕事が休みになって、脳の燃焼も緩やかになったから、痩せはしないだろうと思ったけれど。

パーカーのディズニーランド・ボールペン(英国製)!

今回の記事も、我が家を探したら出てきたボールペンについて書かせて頂きたいと思います。
なんとイギリスのパーカー社のボールペンで、ディズニーランドで買った(と思われる)「パーカー・ディズニーランドボールペン(英国製)」です。

ネットで検索したのですが、今となっては正式名称も型番も分からず、「パーカー・ディズニーランド・ボールペン」と呼称させて頂きますけれど、これ発見した時は相当にビビりました。

パッと見ればディズニーランドのお土産品だという事は分かるのですが、サプライズ・ポイントはクリップのカタチなのです。

クリップが矢のカタチをしているので、「矢にするなら、ホントにパーカーなら良かったのになァ」って思っていたら本当にパーカーだったという、良い意味でのビビリ。

さすがは夢の国ディズニーランドか、おみやげ品が舶来筆記具の一流ブランドだもの。

これ、自分で買ったような記憶もあるのですが、どうもハッキリしないんです・・・。

格子パターンが切られた樹脂製のグリップには、「英国製」を示すMade in U.K.の刻印もあります。
悪口ではなくて、この油っぽい感じの樹脂って、なかなか日本製では見られない舶来品らしさがある質感かなぁ、なんて思えます。

メタル製のペン尻キャップの天冠部分には、嬉しいパーカーのマークが刻印されています。

このペンは少なくとも10年以上前のペンなので、それなりに年季の入った金属面であります。

もちろん、このボールペンは使い捨てなどではなく、分解するとあのガッシリとしたパーカータイプ・リフィルが姿を現します。

パーカータイプのリフィルと言うか、本家本元パーカーのリフィルそのものというのが、感慨深いものがありますね。

ペン尻をノックすると、カチッとという小気味良い音と共にペン先が繰り出されて筆記体勢に入ります。

パーカー・リフィルは、その形状から想像出来る通り、非常に頑丈でペン先も揺らがずに気持良く書けます。
このリフィルは最短でも10年以上前のものなので、インクもそれなりに劣化していて、お世辞にもスルスルという訳にはいきませんでしたが、問題無く書けたのでホッとしました。

ディズニーランドを完全に抜きにしたとしても、パーカーの樹脂軸ボールペンとして揺るぎのない魅力があります。

非売品の「おーいお茶シャープペン」は、手帳用として便利!

以前、我が家の中に眠るペンを発掘する作業をした時に出てきてくれた「おーいお茶シャープペン」ですが、手帳用としてかなり便利であり、嬉しくなって専用の記事を書かせて頂きました。

これは、その名前の通り、「おーいお茶」のペットボトルにオマケとして付いてきたペンで、押しも押されもしない超非売品であります。

結構前のキャンペーンでしたけど、私は、意識してなかったけれど当時からシャープペンが好きだったのか、何本も集めていたんですね(今となっては当時の自分にありがとうです)。

ただ、人様にプレゼントしたり、使っているうちに破損したりして、カクシャクとして使えるのはこの3本のみになっておりました。

これ、めちゃ短いペンなんですが、軸の太さはそれなりにあるから、結果的に「ショート&ワイド」という私の好きなコロッとキュートなバランスになっているのです。

ちなみに、今となって分かって「すげぇ!」と思った機能があるんですよこれ!

高性能シャープペンシルのステータス的機能である、リード・スリーブ(パイプ)の格納機能が備わっているんです。

ペン尻をノックすると、スチャッと、0.5mmの芯がリード・スリーブごと繰り出されます。

芯を収納すると、リード・スリーブごと本体の中に収まり、ポケットの中でグサグサと刺してきたりしなくなる安全設計。

単に小さいから手帳用だと言うのではない、あなどれないシッカリ・シャープなわけです。

材質は、言ってしまえば安っぽい樹脂でありますが、「おーいお茶」の犬ちゃん柄によってオール・オッケー状態になっています。

実際に筆記してみると、極端に短い軸ゆえに、長時間の筆記はツライものがあります。
それより、このペンはあまり強度がなく、ヘビーな使用をしていると破損する心配があります。
リード・スリーブを支えるノーズコーンの強度がなく、過去に実際にやらかしてしまったのは、筆圧を強くかけてガシガシ使っていたらスリーブごとボキッと・・・うわぁーっ、パターン。

オマケとは言うものの、冷静に考えるともう二度と手に入らないレア・ペンでもあるため、静かに丁寧に使っていくのが吉でしょうね。

今年の筆記具を振り返る

今年は、何度も記事に書かせて頂いている通り、良い筆記具をしゃかりきに求め出して、かなりの名筆と出会えた良き年でもありました。

一筆たりとも粗末にしたり紛失したりせず、全部一生大切にするぞ!」という決意を自分で固める意味もあって、所有ペン一覧を作って公開させて頂いておりますが、自分の想像を何倍も超えるペースで揃えていてちょっとビビったかも。

所有ペン一覧はこちら(別タブ)
最初の頃は、「きっとモンブランのスターウォーカーと、ウォーターマンのカレンを頑張って手に入れて、あとは余裕があればシャープペンシル何本かで2012年は終わるのだろう」と思っていましたが、2012年大晦日を迎えてみれば、高額万年筆は保留で、シャープペンシルとボールペンにぞっこんハマった年になりました。

自分でも、まさかのラインナップになっております。

なぜかというと、当時は知らなかったシャープペンの名筆や傑作を次々と知ることになったからというわけです。

筆記具は本当に素晴らしいものです。

仕事やプライベートに大きな力を与えてくれるし、学生時代にもっと筆記具を好きになっていればなぁと悔しい思いすらします。

コンピュータでご飯を食べている身ですが、その仕事をより向上させるキーは、もちろんコンピュータにあるのですが、筆記具にもあり!
筆記具にこだわると、そこから派生してさまざまな知識を学んだり、努力したり、気持ち的にも高まるから、結果的に仕事も何もかも向上していくのを体感しております。


そして2012年大晦日、2012最後を飾る筆記具が到着しました。

トンボのZOOM717であります。

大晦日に荷物を届けて下さったJPさん、本当にありがとうございます。

寒い中ですが、お体を大切に頑張ってください。

働く全ての皆様に幸せあることをお祈り申しております。

2012年12月30日日曜日

ラミー極細の美術品「ラミー・スピリットL263パラジュームコート」

ラミーの誇る驚異の極細筆記具、生産終了につき入手出来るか心配していた「ラミー・スピリット・L263パラジュームコート・ボールペン」ですが、何とか入手する事が出来ました!

スピリットが格納されていたのは、円筒形の厚紙製ケースです。

かなり高価なペンではあるのですが、中にはクッション等が入っておらず、ペンがカラカラと音を立てて内壁にぶつかりまくるようになっていたのは少し面食らってしまいましたが、何かの手違いなのかな?

ケースを「ポン!」と開けると、いよいよラミー・スピリットがその姿を現してくれました。

この複雑なディテール・・・!!よく作れるな・・・!!

もちろん、写真では何度も何度も見ていて、その魅力を知ったからこそ、こうしてスピリットを目の前に出来る日を迎えられたわけですが、いやしかし、実際に目の前にすると想像を軽く超えるといういつものパターンが炸裂してしまいますね。

よく知られた構造なのですが、このスピリットは、一枚のステンレス板を曲げて成形するという、超高度な製造技術の結晶です。

・・・ってのも知識としてだけ知っていましたが、実際に目の前にすると、まさに「工業的な美術品」という言葉を謹んで贈りたくなります。

ステンレス板剥き出しのバージョンも素敵だと思うのですが、私が今回選びとったのはパラジュームコート。
貴金属の原子番号46番(Pd)パラジウムで全身をコーティングしたバージョンで、今日現在、生産終了しています(ステンレス剥き出し版は生産中とのこと)。

ボールペンの芯を出すのは、オーソドックスなペン尻ノック方式です。

しかし、ここでも非凡な要素が光っていて、なんとノックの音が全くしません
カチッともコクッとも無く、無音でスッとペン先が繰り出されるさまは、全身を包むパラジウムの静謐な艶に相応しい設計だと感心させられます。

これだけ複雑な形状をした筆記具が、たった1枚のステンレス板を曲げて生み出されている証が、この背面に存在するパーティングラインです。

実際に筆記してみると、極細と言いますが、グリップ部分には必要にして十分な太さが確保されており、大きな心配なく、ごく普通にどんどん書いて行く事が可能です。

グリップに開けられたドット・ホールは、特に大きな滑り止め効果は無く、どちらかといえばデザイン面でのアクセント用という印象ではありますが、このようなペンがあるのを知る事が出来た事に、喜びというよりはそれを上回る安堵感でいっぱいです。

HDR-PJ760Vは、超一流の筆記具でもあります!

2012年は、理想に近いハイビジョンカメラ「HDR-PJ760V」についに出会えました。

本当に、本当に、このような素晴らしいカメラを買わせて頂いて、感謝の上にさらに感謝の毎日です。

今回の記事では、年末という記念もあり、「筆記具風」に外観や素材、加工技術面からHDR-PJ760Vを振り返って見てみたいと思います。

夜中にあまりの欲しさに目が覚めてしまうくらいだったHDR-PJ760V。

それは、このデザインとフォルムの見事さも大きかったのです。

メカニカルでありながらも、キュービックでキュートなこのバランスには、心を射抜かれてしまいました。

HDR-PJ760Vは、造形や全体のデザイン舵取りも巧みですが、丁寧に施されたさまざまな加工にも刮目しなければなりますまい。

また、実はとっても大きい存在が、オプションパーツではありますが、これ、ソニー純正の三脚グリップ「GP-AVT1」なのです。

実際の撮影に大きな助けになるだけでなく、デザイン的にもHDR-PJ760Vから切り離したくない名品です。

樹脂製ではありますが、軽量で強度にも不安が無く、全体に施された梨地加工で質感も高くなっています。

HDR-PJ760Vは、ソニーらしく、部位ごとに「そこまでやるか」と言わんばかりの多彩な表面加工が施されています。

全体は梨地加工されて、実にしっとりとした上質感をそよがせてくれています。

そこに、光沢クローム加工、マット・クローム加工、ヘアライン加工、ブラックメタリック加工など、一つ一つが高級筆記具のバリエーションになり得るほどの美を集結させているわけで、超高性能ビデオカメラであるだけでなく、まさに映像を描くための空間筆記具として立派に成り立っていると言えるでしょう。

筆記具の美しい姿に少し慣れてからソニーのハンディカムを見ると、筆記具を作っていないソニーが、まるで一流の筆記具メーカーにも見えてくるから不思議です。

16:9比率の裏面照射CMOSセンサー、撮影に革命を起こした空間手ぶれ補正、ドイツの名門カールツァイスレンズ、内部的に一頭地を抜いた技術が投入されているだけでなく、外装にもここまで魂を込めた職人技を投入しているのに気がつくと、ドドンと心が感動で揺るがされます。

ピョコリンと出たファインダーも大変可愛らしく、研ぎ澄まされた中に光る遊び心に笑顔です。

しかし何度見てもHDR-PJ760Vはヨイ。

素晴らしいデザインの筆記具と同じ感覚で接する事が出来るカメラ、写真という作品を筆記出来る筆記具・・・か。

レンズ部分には、クリンクリンと動きまわるレンズを守るためにケンコーのプロテクトフィルターを装着していますが、HDR-PJ760Vは、ありとあらゆる部分のデザインや加工に手抜かりが無い。

細かい部分のアラ探しをしても、鎧袖一触で返り討ちにあってしまう。

パッと見が良くて、アラ探しするともっと良いって事を、「のしを付けて」思い知らされる、これがMade in Japanのパワーなのだなぁという感じです。

三脚グリップは、多機能ペンのように「もう一つのメリット」があります。

それがこのリモコン部分。
ここがあるために、録画のON/OFFやズームをフリースタイルで行えて、カメラを頭上高く掲げて撮影したりする事も自然に出来てしまうわけです。

グリップそのものの曲面の設計や、設計を実際にモノとして生み出す製造加工技術も、まるで甘さの無い達者なもので、日本の製造業はやっぱり圧倒的な底力があるなぁと脱帽するばかりです。

ソニーに限らず、こういうモノを作れる方々、技術者は国の至宝だなぁ・・・なんて、しみじみと骨身に染みて来る瞬間でありますね。

ちなみに、メモリーカードはSDHC(SDXC)もメモリスティックPRO Duoも両方使えて大変便利。

カードスロットのハッチ一つとっても、実に手の込んだ加工技術でバッチリ仕上げられています。

モノ作りに携わる全ての方々に敬意を表しつつ、これからも沢山の幸せを生み出し続けて頂ける事を願っております。

EOS 7DとEF 40mm F2.8 STMレンズで撮る、仙台光のページェント

まだEF 40mm F2.8 STMレンズでは撮った事が無かったので、仙台光のページェントを、EOS 7Dに装着して撮影してみました。

撮影モードは例によって全てマニュアルです。

人様の迷惑にならないよう、人気の無い場所から撮影しているので、アングルは毎年同じような感じになってしまって恐縮です。

実は、EF 40mm F2.8 STMって、キヤノン最高のレンズではないでしょうか? とか思ってしまう。
このレンズを買えてから、色々と考え方や価値観が変わった気がする。

そりゃそうだろうと言われるでしょうけれど、仙台光のページェント、足場も良くて毎年楽しみです。

個人的に初の金属製ステッドラー!「ステッドラー925-25-03」

約束していたランチの帰り道、ふと大手の文房具屋さんに寄ると、ステッドラー社の金属製の製図用シャープペンシル「ステッドラー925-25-03」が置いてありました!

ええーっ、あるもんだなぁ!

しかも、店頭在庫がこの1筆で終了という状態になってまして、慌てて手にとって会計にダッシュ。

このステッドラー925-25は、さすが「シルバーシリーズ」と呼ばれているだけあって、全身が金属(アルミ)由来の銀色の輝きで非常に麗しく感じますね。

私の所有させて頂いているステッドラーでは、初の金属製でもあります。

定価はちょっと高めでした。
ぺんてるのグラフギア1000や三菱鉛筆のSHIFTと同じ1050円だろうと思いきや、ちょっと上の1260円という値付けで、ステッドラーの並ならぬ自信を感じてしまった。

金属由来のシルバー色に、ロゴがメタリックブルーでプリントされていてこれまた美しい!

ちなみに、ドイツの製図用シャープペンシルなのですが、ドイツ製と並んで世界最高峰のMade in Japanであります。

ステッドラー製図シャープペンのトレードマークとなっている「リング状スリットの入ったグリップ」ですが、金属製の上にローレット加工が施されて滑り止め効果は万全です。

厚みのあるアルミ軸と、クローム加工されて、さらにローレットも刻まれたノーズ・コーン(口金)は、見ているだけでも価値ある職人技。

あ、すげぇ、0.3mmなのに芯が折れる気配ねぇや!

実際に筆記してみると、書く前から手に伝わる強剛性感から、さぞやガッシリした安心の筆記感に違い無いとは想像していましたが、軽く上回る鉄芯っぷりに第一級の驚き。

0.3mmのシャープペンシルは、筆圧をちょっと強くかけると簡単にポキンっと芯が折れ飛んでしまうのですが、このステッドラー925-25-03は、そのまま紙の上で芯を滑らせ続けてくれる!!

私が0.3mmに慣れてきたという有利な部分もあるのかも知れませんが、それにしても書きやすい。

金属ローレットは指が痛いから嫌い!という方にはしゃあないでしょうが、そうでなければ、ロットリング600ともがっぷり四つに組んだ名勝負が期待出来る大剛力なペンだと感じます。 ■追記

ステッドラー925-25-03を年末に勉強で使ってみましたが、長時間の筆記にも快適で、勉強ペンとしても実に有能だと感心させられました。

ただ、興が乗ってきて筆圧強く書き続けると、芯はポキンと折れ飛んでしまいました。
物理的には0.5mm並とはいかないようですが、それでも、筆記のしやすいペンという有利さでフォローできそうでありますね。

2012年12月29日土曜日

久々の100円ショップペン「ナカノ8色ボールペン(ネコ)」

年末の買い物に行った時に、かなりデザインが気に入ったペンが100円ショップに置いてあったので、本当に久しぶりの100円ショップペン購入。

ナカノ8色ボールペン(ネコ)」というその名前が示す通りの8色!!ボールペンです。

100円ショップのペンといいますが、この極太軸かつショートタイプというのは希少なスタイリングで、クロネコの柄も楽しげで、思わず手にしたくなる存在感です。


ペン尻から見ると、クリップ部分等に材質の安さはどうしても感じられますが、価格が価格なので、それは言ってもしょうがない。
何はともあれ、よく使うであろう「黒」のレバーがクリップの中に仕込まれているというギミックの遊び心がヨイ。

大きなクリップ、丸みのある極太軸、見れば見るほど、100円のペンというあなどりは無くなり、このバランスで高級ラインのペンが欲しい気持ちが高まりますね。

内部メカニズムの耐久力をアップし、真鍮かアルミ素材あたりで作り直し、定価ベース1050円くらいならなぁ。

実際に筆記してみると、0.7mmの油性カラーインクのボールペンは・・・なかなかマトモ!!

オレンジだけ、最初からインクが出なくてガックリ・・・でも冷静に考えると100円で7色も使えるのだからそれで良いのかも知れない。

交換用リフィルなんて売っているはずもないですが、1本100円のペンなので、丸ごと買ってくるのが正攻法なんでしょうね。

ただし、100円ショップは、一般的に、一度品切れになった商品を再入荷させる保証は無いんですよね。

コストがコストなので無理は言えないんですが、少しでも長持ちして欲しいな。