いやぁー、幾らなんでも、もう100円のペンを買うことは無いだろうなぁとか思っていたのに、あまりにもデザインが気に入ってしまったので、ググーッと引力にひかれるように「ゼブラ社のアルベス・ピールト」を購入してしまいました。
それもヨドバシカメラで実売90円ですよ。
100円ペンもう買わないどころじゃなかった。
90円に甘えて、シャープペンシルは黒と白の両方のカラーを揃えてみました。
おおー・・・フィンランドの若手デザイナーさんが腕をふるったというデザインは、えっらい相当な高みにまで到達している気がします。
菱形の砲弾フォルムをベースとして曲面の一部をフラットに切り落とし、一筋縄ではいかないラインを描き出したデザインは非常に好ましいものであります。
ただ、ここまで見事なデザインではありますが、材質や質感は非常に割り切った感じではあります。
私の手にしたアルベス・ピールトのブラックは、使う前から既にもう細かい擦り傷が沢山ついていました。
一本300円にして、もう少し材質や加工を良い物にしてもバチはあたらなかっただろうに、とは思いますが、今のこれが駄目とも言えない。
このもろに素朴なプラスチック剥き出しの質感は、生活に溶け込むカジュアル筆記具としてアリなのかも知れないなぁ・・・
さらに、90円に甘えて、油性ボールペンも黒と白の両方のカラーを揃えてみました。
クリップ周りを中心として、デザインはこちらもやっぱり拍手喝采ですね。
三角形のワンポイントは、コストなりの塗り質感ではありますが、なかなか全体を引き締めています。
実際に筆記してみると、まぁ価格が価格なのでガタガタでもしゃあないかなぁ・・・とか思っていたら、これがまたシャンとしているのです。
シャープペンシルは、ノーズ・コーンとリード・スリーブが一体化した金属製であるため、なかなかシッカリした書き味なんです。
意外と全長が長く、砲弾型フォルム由来の握りやすさもあって、こりゃー好感触です。
(追記)
しかし、リード・スリーブと芯の間にちょっと遊びが多過ぎるきらいはありますね。
それを柔らかな書き味と捉えるかどうかですが、芯が折れたり砕けたりしやすいのは確か。
そういう個性を理解すれば、この他に類を見ないデザインともども笑顔になれるはず。
ボールペンは、軸ツイストでペン先を繰り出すのですが、その時にコリッと静かな手応えがあって筆記が楽しくなりそうです。
言ったら100円ペンなので、耐久力だけは心配ですが・・・信じるしかない。