2012年12月30日日曜日

ラミー極細の美術品「ラミー・スピリットL263パラジュームコート」

ラミーの誇る驚異の極細筆記具、生産終了につき入手出来るか心配していた「ラミー・スピリット・L263パラジュームコート・ボールペン」ですが、何とか入手する事が出来ました!

スピリットが格納されていたのは、円筒形の厚紙製ケースです。

かなり高価なペンではあるのですが、中にはクッション等が入っておらず、ペンがカラカラと音を立てて内壁にぶつかりまくるようになっていたのは少し面食らってしまいましたが、何かの手違いなのかな?

ケースを「ポン!」と開けると、いよいよラミー・スピリットがその姿を現してくれました。

この複雑なディテール・・・!!よく作れるな・・・!!

もちろん、写真では何度も何度も見ていて、その魅力を知ったからこそ、こうしてスピリットを目の前に出来る日を迎えられたわけですが、いやしかし、実際に目の前にすると想像を軽く超えるといういつものパターンが炸裂してしまいますね。

よく知られた構造なのですが、このスピリットは、一枚のステンレス板を曲げて成形するという、超高度な製造技術の結晶です。

・・・ってのも知識としてだけ知っていましたが、実際に目の前にすると、まさに「工業的な美術品」という言葉を謹んで贈りたくなります。

ステンレス板剥き出しのバージョンも素敵だと思うのですが、私が今回選びとったのはパラジュームコート。
貴金属の原子番号46番(Pd)パラジウムで全身をコーティングしたバージョンで、今日現在、生産終了しています(ステンレス剥き出し版は生産中とのこと)。

ボールペンの芯を出すのは、オーソドックスなペン尻ノック方式です。

しかし、ここでも非凡な要素が光っていて、なんとノックの音が全くしません
カチッともコクッとも無く、無音でスッとペン先が繰り出されるさまは、全身を包むパラジウムの静謐な艶に相応しい設計だと感心させられます。

これだけ複雑な形状をした筆記具が、たった1枚のステンレス板を曲げて生み出されている証が、この背面に存在するパーティングラインです。

実際に筆記してみると、極細と言いますが、グリップ部分には必要にして十分な太さが確保されており、大きな心配なく、ごく普通にどんどん書いて行く事が可能です。

グリップに開けられたドット・ホールは、特に大きな滑り止め効果は無く、どちらかといえばデザイン面でのアクセント用という印象ではありますが、このようなペンがあるのを知る事が出来た事に、喜びというよりはそれを上回る安堵感でいっぱいです。