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2009年11月8日日曜日
今頃になってファミコンゲームに感心。「忍者じゃじゃ丸くん」と「グーニーズ」は傑作だ!
ゲームをやる時はPSPばっかりの私ですが、ふと思い立って懐かしのファミコンゲームをプレイしてみました。
私が生まれて初めて購入した(というか、当時は子供だったので親に拝み倒して買ってもらった)「忍者じゃじゃ丸くん」と、「グーニーズ」です。
私はファミコンカセットは少ししか持ってないのですが、全部大切なものなので、ガッチリ保管してました。
外箱や付属物はおろか、ファミコンカセットが包まれていたビニール袋も全て保存してます。
でも、やっぱりそれなりに痛んでますねぇ・・・。ショック。
さてさて、ゲームですが、今プレイしてもめちゃくちゃ面白い!
ファミコンといえば、当時から(思っていた)貧弱なグラフィック性能って今やもうキツ過ぎるんじゃ?と思っていましたが、「忍者じゃじゃ丸くん」も「グーニーズ」も、ファミコンの性能を度外視した変なリアル志向作風になってないし、キャラクターや背景をうまくモデル化してるだけあって、今プレイしても、素直にキレイだなと感じます。驚くほどに古さを感じさせないんですよ。
■忍者じゃじゃ丸くん■
「忍者じゃじゃ丸くん」は、面クリア型のアクションゲームですが、とにかくゲームデザインが秀逸。
クリア条件は、常に画面内の敵の全滅、という分かりやすいもの。
前の面のボスが次の面ではザコとして登場し、さらに強いボスが出てくるという、いわゆるマンガで言うところの「インフレ状態」を先取りしているのもニクイ。
じゃじゃ丸くんの武器は手裏剣なんですが、ただ打てば敵を倒せるってもんじゃない。敵はじゃじゃ丸くんを遥かに上回る火力を備えているので、おっつけ正面からの打ち合いではすぐに歯が立たなくなるように設計されているんです。というわけで、上から踏みつけて気絶させてから手裏剣で倒すとか、一味加えたバトルが要求されるのが燃えます。また、敵は高いところから落ちると気絶するという仕様になってるんですが、これが思わぬ所でチャンスを生んで逆転出来たりして、このゲームデザイナーのウデには時代を超えて感心させられてしまいますねぇ。
それと、時間制限とは別に、ダラダラしたプレイは許されません。敵を倒さないでウダウダしてると、何やらペナルティ・・・なのかな?無敵の火の玉が追いかけてきたりするし、さらには、一定時間が過ぎると、上から敵の首領が爆弾を雨のように降らして来て、涙目。とにかく、何度でもプレイしたくなるゲームです。
■グーニーズ■
これも、今プレイしても全く古さを感じさせないですね。映画「グーニーズ」の主題歌をベースにしたメインBGMも素晴らしい。
私は映画を全く観ていない状態でしたが、どうしても冒険ゲームが欲しくて当時このゲームを買ったのです。
冒険というからには、色々なステージをめぐりたいじゃないですか。
でも、当時のゲームは、たったの32キロバイト程度のROMカセットですから、多彩なステージというのはなかなか実現しにくかったわけです。そんな中、グーニーズは、ロッジの建物、地下室から始まり、地底の鍾乳洞や、海賊船まで、まさに望んだ展開を見せてくれたんですね。
今って、グラフィックスが美しいのが当たり前なんですけど、当時は本当に喉から手が出るほどに美しく多彩なグラフィックスが欲しかったんですよね。それを先手を打って実現してくれたグーニーズは、深く心に刻まれしゲームの一本です。
さて、ゲーム内容は、生粋のアクションゲームとはいえ、ちょっとしたRPG要素も入っています。
数々のトラップが用意されているこのゲーム。しかし、なんと、トラップの種類に応じて、それを無効にしてくれるアイテムが各種隠されているんですよね。
それを見つけると、主人公のマイキーが次々とやっかいなトラップに対して無敵になるので、苦労したステージをラクラク突破出来るようになったりして、嬉しくて燃える燃える。
キャラのパワーアップを、トラップ無効という形で実現するというのは、今でも珍しいんじゃないかなと思うんですがどうでしょうか。
グーニーズは、映画に関係なく、傑作アクションゲームです。ただ、映画の何が良いかって、やっぱり、その道のプロが映画宣伝用に作った見事なイラストを、ゲームのパッケージに使えた事ですよね。
このイラストのお陰で、グーニーズのパッケージは、全ファミコンでも上位の好感度になっているんじゃないかな。
うーん。ファミコンってやっぱり大したものだったんだなぁ・・・。
今だと、逆にこういうゲームは作れないんじゃないかな。
この規模だと、今ならばミニゲーム扱いにされちゃうだろうし。
これからはPSPメインは変わらないものの、ファミコンも色々やってみようかな。