今回の記事は、雨がじゃんじゃん降る最中に、HDR-PJ760Vで初めて本格撮影をした話について書かせて頂きたいと思います。
小さいハイビジョンカメラって、画質や操作性でかなり妥協しているイメージって、あるじゃないですか?
私も、多少なりともそういう事って内心は覚悟してたんですが、ハッキリ言います。
HDR-PJ760Vは、小さいカメラだからという言い訳が一切不要のガチンコの超高性能カメラですよ。
身体が小さい事が、デメリットじゃなくて完全にメリットだらけになっているんですよ。
今朝、朝五時に雨がシトシト降る中で秋保目指して出発しましたが、身体が小さいカメラだから、傘一本とタオルだけで雨の中に乗り込んで行けるわけです。
このカメラ、撮影そのものが本当に楽しい。
まず、何回も記事で書かせて頂いておりますが、空間光学手ぶれ補正がトゥルートゥルーすさまじい威力で、もはや手ぶれ補正なんて生易しいもんじゃなくて、三脚キラーになってます。
大げさでも何でもなくて、しっかりとカメラをホールドして、ビューファインダーに接眼して撮影する限りでは、ほぼ・・・いや、「ほぼ」なんて弱気にならなくとも「三脚いらない」と言えちゃうんのですよね。
ビデオカメラにおいて「三脚いらない」なんて断言出来るなんて、そんな馬鹿なの世界。
でも言えるのです。
おそらく、私のようなドシロートよりも、むしろ、ベテランのプロカメラマンさんとか、テレビ局の映像機材を知り尽くしたプロフェッショナルなエンジニアの人ほど、その驚きは強まるんじゃないかと思うんです。
HDR-PJ760Vは、鉄腕アトムじゃないですが「科学の子」という感じで、ソニーや日本の技術力の高さに小躍りしたくなる大変な科学芸術品だと思います。
このHDR-PJ760Vは、あのHDR-XR500Vでも不満だった点を、丁寧に解決しているのも好感がもてます。
フォーカスは、設定によって、MFにしたとたん画面が二倍に拡大されて非常にピントが合わせやすくなっています。
しかも、ズームしてもピント位置が狂わない「真のズームレンズ」なんで、いったん望遠にしてピントを合わせてから、必要な画角に引いて撮影という技も普通に使えます(というか解説書で推奨されています)。
液晶の左側に3つまでアイコンとして欲しい機能を登録しておける「マイボタン」と、カメラコントロールダイヤルを組み合わせれば、小さいボディでも、HDR-AX2000には及ばないにしろ「これでいいんだよ!」と笑顔になれるくらいの操作性が発揮されているのも、かなり大きい事です。
画質的には、もうHDR-PJ760Vが搭載する、ハイビジョン専用設計の1/2.88型センサーというのは、被写界深度が深いという特徴があるだけで、「センサーが小さいから画質が悪いのだ」という従来の思い込みは完全に捨て去った方が良いと思います。
明暗差の大きな自然風景での撮影でも、まるでEOSムービーのように(!!!)画質的に安堵出来るレベルものが得られるんですよ。
実際の撮影の話は、また後で書かせて頂きたくお願い申しあげます。