今日は、仕事休みとって親のケアしてたんで、親といっしょにいながら、あの伝説の名作「どこでもいっしょ」をヴィータさんでプレイしておりました!!
「どこでもいっしょ」って、よく考えたらPSPのUMD版しかやった事なくって、なんと、元祖PS1版は今回が初プレイとなります!
ちなみに、PS1ゲームは今やっても映像も音も十分に大満足出来るクオリティなのが驚異。
今回のスクリーンショットは、システムのキャプチャ機能で撮りましたが、ヴィータ実機だと、映像にバイリニアフィルタリングを掛けられるので、キャプチャよりも遥かに美しい状態で楽しめます(いつものパターン炸裂)。
キャラクターは、トロを選択!!
ピエール、スズキ、ジュン、リッキーも魅力的なんで、ここは迷う所ではありますね。
トロの名前は変えられるのだけど、やっぱりトロのままで良いなぁと。
しかし、元祖どこでもいっしょって、へぇー!! 文字入力インターフェースが、何とポケステ型になってるんですね!
PS1って、今でも、携帯ゲーム機としてなら十分な性能を誇るレベルなんで、当時ならかなりハイグレードだったはずで、そんな恵まれた環境の中であえて、ポケステの粗いフォントで入力させる(!)って仕様、よく開発OKをとりつけたなぁとビックリしてしまいますね。
ただ、このゲームのメインテーマは、「ポケステで遊ぶ」というものだったはずなので、下地作りとしても確かに理にかなっている・・・!
ゲームを始める前にポケステにゲーム・アプリをインストール出来ます。
ヴィータさんにおけるインストール時間は、だいたい20秒くらいかな?
今の基準からすれば、ちょっぴりしか容量が無いのに、なんでこんなに時間かかるのか?って思うかも知れませんが、PS1とポケステ間の入出力も実機を再現しているわけだから、速度もある程度不利になるのはしょうがないところか。
トロが部屋に入って来るところのワクワク感、いいですねー。
なんか、新生活のスタートってやつですね!!
ほのぼのとした会話が癒やし効果バツグンという感じ。
グラフィックも、PS1ってやっぱり、今でも問題なく十分にキレイですねぇ。
いよいよ、本ゲームの醍醐味の一つ、トロに言葉を覚えさせてみました。
最初は、「ヴィータさん」にしてみました。
しかし、ポケステを再現した文字入力インターフェースですが、フォントは確かに粗いものの、入力そのものは分かりやすくて快適な設計になってるので、目を見張ります。
文字入力にモードって概念を設けていないんですね。
たとえば「あ」と入力したら、次の画面で必ず「あ」「ア」「ぁ」「ァ」と文字種類の一覧に入るので、手数は増えますが、とにかく迷う要素が無くて、あ、これでいいなぁと思えます。
言葉を教えると、意味を聞かれるんで、リストの中からたとえば「つかうもの」とか「のりもの」とか選んで伝えてあげます。
どんどん言葉を教えると、ランダムで会話の中にポッと登場してくるので、ゲームがより楽しめるようになる感じですね。
ちなみに、PSP版では、あまりの楽しさにヒマさえあれば言葉を教え込んでいたんですが、最大数が500個で、それを超えると古い順に消されていく無慈悲な仕様(しかもマニュアルに記載なし)でショックでしたが、(ちらっとネットで調べたら)この元祖は、もっと少なくて覚えてくれる言葉は上限200個弱(・・・涙)らしい。
まぁ、今はもう予備知識あるから大丈夫(涙)。
あと、部屋の外から聞こえてくるクルマの走る音とか、テレビの音とか、環境音が非常に多彩でとても楽しいですね。
音質は、さすがステレオPCM音源24音搭載のPS1だけあって、文句なし。
■いよいよポケットステーションにおでかけ!!
さて、いよいよポケステにトロを「おでかけ(転送)」させますが、一旦OSに戻り、LiveAreaに表示されている「Pocket Station」のアイコンを選ぶだけでOK!!
これでPS本体からポケステを取り外して単体で持ち出す・・・というアクションになるんですね。
「Play Station」のアイコンを選ぶと、逆に、今まで持ち出していたポケステをPS本体に挿し込んで戻す、というアクションになるわけです。
ポケステの画面は、確かに35x35ドットしか無いんですが、キーホルダー型の可愛らしい本体の姿も再現されているだけあって、おっ、これはこれで良いなぁって思えてしまいます。
実際、えっ?て言うくらい少ないドット数なのに、本を読んだり、木陰で昼寝(実時間に連動して、その時間帯に相応しい行動をする仕様)したり、自由に過ごすトロの姿、果ては(後述します)文字までちゃんと表示出来ていて、まさにデザイナーさんのセンスの勝利としか言いようがないです。
■ポケステでやった事が本体に反映される!!
ポケステでお出かけしている間でも、トロに言葉を教える事が出来ます。
挨拶の言葉を教えて欲しいと、ポケステの中にいるトロに頼まれたので、ここはドリフだろうと「おいーっす!」を教えてみました。
トロは、何を教えてもキチンと受け止めてくれるのが嬉しい。
さて、ポケステから本体に戻りたいって時は、またPSボタンを押してVITA OSのLive Areaに戻り、「Play Station」アイコンを選びます。
これでポケステでやった事がゲーム本体に反映されます。
おお、ポケステの中で教えた言葉を、ゲーム本体の中でも使ってくれた!!
割りと感動してしまいますね。
ただ、あんまりふざけて変な言葉を教えると、ポッとゲームの中で出て来て後悔するのでやめた方が良い、というのは言うまでもないです。
あと、好きな人の名前とか、後々、友達に見せた時に、ちょっと光子魚雷でも食らったくらいのダメージになりかねない罠ワード(?)もあるので注意が必要かも!?
■どこでもいっしょ時計
ちなみに、おでかけ中は時計にもなります。
ヴィータさんで復活したポケステではありますが、こういう時計を見てると、本物のポケステ本体が妙に欲しくなるなぁ。
時計機能があるくらいなので、ちゃんとポケステの中にも時間が反映されて、夕方には夕方の風景が映し出されます。
しかし、つくづくデザイナーさんうまいですね!!
35x35ドットで、ここまで的確に、実にさまざまな情景を描くのは天賦の才というやつじゃないかなぁ。
「どこでもいっしょ」、ヴィータさんで完全復活して本当に嬉しい。
スケールアップして、PS4で遊んで、ヴィータさんにお出かけするスーパーどこでもいっしょの開発もアリではないでしょうか!?
というか、それ、今すぐでも欲しいぞ!!
(追記)
一日の終りにトロが絵日記を書いてくれます。
これ、PSP版ではそうだったんですが、地味にゲームの要になるような印象ですね。
トロに良い事を書いてもらいたくて頑張る、みたいな。
ちょっとゲームをプレイするのを忘れた(トロを放置した)後だと、怖くて読めない・・・なんて心境になる事も。
今って、技術の進化によって、ソーシャルやらネットゲームが普通になってますが、こういう時代だからこそ人間じゃなくてCPUを相手にしたコミニュケーション・ゲームの価値がより高まった気がします。
人間が相手であれは、それは現実であって決してゲームではないわけで、ゲームがしたい場合の受け皿があるのは素直に嬉しいです。