2018年9月17日月曜日

少しづつ劇場熱が復活中。ミッションインポッシブルとザ・プレデター観ました

かつては、映画好きの連れに引っ張られた事もあって年間60作品の映画を劇場で観ていた時期もありましたが、最近はブルーレイやプラズマテレビの威力があって、すっかり行かなくなってしまいました・・・が、ほんの少しづつですが劇場へ復帰しつつあります。


劇場って、もちろん主役は映画に決まってますが、やっぱり観る前にその期待を、観た後に感想を語る「喫茶店」の存在があまりにもでかい。

喜久水庵の抹茶パフェがとーっても美味しいというのも分かったし、映画と前後のお茶の楽しみ込みで劇場は強い。


ミッションインポッシブル/フォールアウトは、シリーズ久しぶりの鑑賞。

シリーズ3作品までは劇場で観ていたのですが、4作品からはなんかこう気が乗らなくて誘われても行かなかったんですよね。

今回は最高傑作という声もあって、行ってみれば大正解。

これ、なんと前作との続き物になってるので、前作観てないと「???」ってなるのが辛いところですが、私は観て無くてしかもそれを知らずに行きましたが大いに楽しめました。

トム・クルーズさん演じるハントが、超人的な才能を持ってはいるものの、それを遥かに超える過酷な状況が襲い掛かってくるので、本当に手に汗握る必死さでギリギリ乗り越えて行くのが見所。

この手の映画で怖いのは「どーせハントだから大丈夫でしょう。その危機は時間のムダだから早く(シーンが)終わらないかなー(ためいき)」とか思ってしまうこと。

この映画に関しては、そりゃハントが死ぬわけはないにしても、本当に苦労して必死で危機を乗り越えているのが伝わってくるから、思わず応援してしまい、白けるなんてとんでもねーだよ。

ラストの黒幕に関してだけは、前作観てなくても驚けるように作ってはあるものの、観ていると「おー」が「お!?」になるくらい違うと思います。

私は逆パターンで、フォールアウト観てから、PS4で前作をハイビジョン鑑賞してて「あっ、フォールアウトに出てたあの人、こういう役どころなんか」みたいな逆方向の驚き方をしまくりました。


「ザ・プレデター」も観ました。

なんやかんや、「エイリアン」もそうなんですが、全作品を劇場で観ているんですねー。

エイリアンVSプレデター3も楽しみに待ってるんですが、2の評判が予想以上に悪かったので3の制作はキャンセルなんかなー。

で、ザ・プレデターですが、「2」からつながる正当なシリーズ続編になってますね。

逆に初代、2以外はやはりスピンオフ扱いかぁというところ。


結論から言うと、とても面白くてパンフもちゃんと買いましたが、映画というよりはテレビドラマで12話くらいかけてやるような内容かなーと。

なんかキャラが多すぎて詰め込み過ぎ、情報量が多いから落ち着かないかな。

プレデター側の「真の目的」が隠されているのと、主人公側も、「誰がメインなの?」ってのがしばらく分からない。

主人公側は、戦争で心に傷を負った人たちが即席でチームを組むわけなんですが、そこに政府側の秘密組織の人たちも絡んで来て、とにかくキャラがどんどん出て来て感情移入する時間があんまりない。

その上、主人公側には、主人公となぜか仲の悪い奥さん(パンフレット観て初めて別れているから知ったけど、映画だけ観ると、何で仲が悪いのかパッと分からない)と、逆に大切にはしている息子もいて、情報を追いかけるが忙しい。

あと、キャラ多過ぎですが、宇宙犬まで出て来て、でも宇宙犬は「もっと見たい」と思わせるくらい大活躍するんですよね。

このピンチどうやって乗り越えればいいんじゃあああ -> 宇宙犬(くぅーん。重要アイテムぽとっ)カワイイ!!

プレデターの次に注目されるのって、普通は主人公なんだけど、今回は間違いなく宇宙犬ですね。

むしろ人間側があんましどうでもいい感じがしてすまん。

ひょっとしたら、宇宙犬がスピンオフで主役になってしまったら?? ちょっとやり過ぎだろうけど、それはちょっと観たい。

グロテスクなのにかわいいという新感覚が味わえます。

あと、気になったのが、女性の扱い。

パンフレットで女優さんのコメントにもありましたが、「もう恋愛対象だったりそういう役ならだめ」みたいな流れがある感じ。

それはそれで良いけど、頑張り過ぎて「強くてカッコ良い」じゃなくて「粗くて怖い」とならないように気を付ないと。

たとえば、トゥームレイダーだと、最初と「2」の両方を劇場で鑑賞したけど、「2」はララ・クロフトが「強い」んじゃなくて暴力的で怖くて、ドンドン引き引きして(映画版は)すっかり興味がなくなっちまったとです。

どんな作品もですが、ドン引きで怖いのと引き寄せるほど強いってのは全く逆方向に違うので、そこはなんとか調整してうまく作って欲しいところです。