EOS KISS Mに、初のEF-Sレンズを装着してみました。
記念すべき第一号レンズは、「キットレンズ=しょぼい」という概念を打ち砕いた元祖・記念碑たる18-55にしたい!
↑おおー・・・EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMは、もちろん、マウントアダプターと組み合わせなければいけないのですが、あれだけ「小さくて軽くて高性能」の代表格EF-Sレンズも、かなりマッシブな感じになってしまいますね。
EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMと、EF 50mm F1.4 USMと並べてみると、なかなかの押し出し感です。
EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMレンズ単体、EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STM、EF 50mm F1.4 USMレンズをサイズが比べられるように並べてみました。
↑こうしてみると、EF-Mレンズって、おしゃれで小さいなぁというのが強く印象付けられますね。
ただ、押し出し感を強めたい時はEF/EF-Sレンズ、そうでない時はEF-Mと、簡単にメリハリを付けられるのもEOS Mシリーズの強みだ!とも言えるでしょうね。
↑EOS KISS Mは、本体がとても小さいカメラという事で、EF/EF-Sレンズであれば「どれでも」相対的にレンズが大型化してドドーン!!になるため、たとえば、押し出し感の強い立派な大型レンズを付けたカメラが好き!という向きにも、全体的にオススメです。
目の錯覚だけではなくて、実際にマウントアダプターの分、レンズが本当に大型化するという要素もありますね。
早朝の光と影を撮影します。
EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMの、実際の操作性・使い勝手はどうであろうか?
なんと、EOS M専用開発レンズであるEF-Mに匹敵するほどに快適です。
一番大きいのは、EF 50mm F1.4 USMでは出来なかった「リアルタイムMF時に自動的にピント面が拡大される」機能がちゃんと出来ました!
↑EOS KISS Mは、タッチ機能もかなり手厚く実装されているため、バリアングル液晶も積極的に使いやすくなっています。
マウントアダプターを装着していますが、EOS KISS Mの大きさ・軽さが元々かなり優秀であるため、合わせてもまだまだ余裕で小型軽量。
EF/EF-Sレンズを装着しても、大きさや重さを意識する事がほとんど無いです。
EF 20mm F2.8 USMを装着した時にも思ったのですが、感覚的には、超小型一眼レフの名機・EOS KISS X7と同等くらいの感覚です。
↑朝の強い光の中、丸い苔の跡がまるで水玉模様のように見えて、あわててシャッター切りました。
太陽の光がエグイ時とか、光学ファインダーだとそのまま眩しくて見えない・・・という事があるんですが、EVFだと、確かにそのまま風景を見られない事によるデメリットはあるものの、反面、電子映像を間に挟める事で視認性を調整して高められる、そんな光学ファインダーには絶対無理な芸当が出来てしまいます。
多分、一方的にどちらかの方式が優位とはならないでしょうが、6:4くらいで、EVFのメリットが上回るシーンが多いかなと思えています。
↑青空と石垣と紅葉。
↑朝の町の風景。
EOS KISS Mのレスポンスは、一眼レフと比べても遜色ありません。
ただ、本体の処理状況に関係なく常に風景がファインダーで見られる一眼レフと違い、EVF特有の反応のラグは残存しているので、感覚的に慣れないと気持ち悪いという方もいらっしゃるでしょうね。
ただ、どうやっても電子映像なので、どう進化しても、多分完全には一眼レフと同等にはならないんだろうなという気はします。
EOS Rの正式な立ち上がりと共に、カメラの世界がミラーレスが主流になるのはもう確定事項なのだから、腹をくくって、早めに受け入れて慣れるのが肝要であろうと思われます。
↑紅葉と赤とんぼ!
↑朝の町です。
難しい光の具合でも、EOS KISS MのEVFは全く力不足を感じさせません。
ここまで来たら、もうEVFには不利は無いのかなぁというところ。
↑紅葉している立派な家と、草と青空と朝月。
青空の比率が高いですが、この構図もいいかなぁと。
↑「おー」と声が出てしまうくらい見事な紅葉が街中にありました。
燃えるような赤というのは、なかなか無いんですよね。
いいなぁ。
紅葉の赤、と言っても、少なくとも東北だと「パンチのあるレッド」は希少で、どちらかというと茶色系統が多いかな。
↑道路に散らばる落ち葉の上に影が良い感じで伸びていました。
さらにカーブミラーが反射する光が乗って、シャッターを切りたくなりました。
↑朝の光と空気によって、まるでSF映画のような佇まいの建築中住宅。
↑青空を見上げるコスモス。
EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMは、全くEF-Mレンズに負けない使い勝手で、EOS KISS Mの応用範囲が大きく広がった瞬間でした。