EOS KISS Mによって、それまで全くノーマークだった「4Kムービー」が、まさに大袈裟でも何でもなく彗星のごとく我が家にもたらされました。
↑随分と色々なカメラを手にさせて頂いて来た私ですが、EOS KISS Mは、あまりにも変革ポイントが多過ぎて圧倒されまくっています。
まだ写真機としても驚き足りないのに、ゼロから一気に4Kワールドを垂直に立ち上げてくれて、全くとんでもねぇカメラです。
・・・と、今日は、EOS KISS Mに驚くのが目的じゃないのでほどほどにいたします。
さて、4KムービーからA4用紙にプリントしたらどんな感じなのか?? 実際にやってみました。
テストというよりも、実は先日、4Kムービーのミニ上映会やったら、ありがたい事に、人様から「映像のこことここを印刷して欲しい」リクエストを頂いているので、もうガチガチの本番プリントを兼ねています。
ちなみに、プリンターは、ここまで来たらもう一生使うのではないか?という勢いの、超長寿命な「キヤノン・ピクサスMP600」が今日もさらに大活躍です。
↑まずは、元の4Kムービーですが、16:9比率で830万画素あります。
830万画素と言えば、あのEOS 20Dとほぼ同等の画素数なので緻密さも期待出来る・・・と思ったら一つ落とし穴があるんですよね。
そう、830万は、あくまでも16:9比率のワイドスクリーンの時のみ。
A4用紙にフチなし印刷するとなると、大雑把に言うと「左右が切れる」のでだいたい600万画素~650万画素相当の実効画素数と言うところでしょうか。
↑そしていよいよ、これが、A4プリントです。
PowerShot G9Xで撮影しました。
(600万画素時代がそうだったように)解像感は控えめなものの、表現豊かな画風で、そう言えば・・・600万画素のデジタル一眼レフ時代のプリントは、確かにこのくらいの精細感だったなぁと懐かしくなるくらいの雰囲気です。
↑つまり、クオリティはしっかりしています!!
雨が降っている中での撮影だったのですが、プリントを拡大すると、ちゃんとトラの頭の毛に細かい水滴が輝いているのが再現されてて大喜び。
ムービー、ビデオからのプリントは、今まではクオリティはかなり厳しく、A4プリントなんてとんでもない、2Lでも何とか・・・という世界でしたが、EOS KISS Mの登場をもって、4KからのA4プリントなどという新しい世界が拓かれてしまいました。
↑4Kムービーでカバが口をガバツと開けてくれた所です。
↑これをプリントすると、左右が切れて、600万画素デジタル一眼レフ調のプリントになりますね。
とにかく表現が豊かなので、ビデオ・プリントという印象は全くなく、ちゃんと写真のクオリティが実現されているのは凄い。
↑拡大すると分かるのですが、EOS KISS Mの4Kプリントは自然でデジタル臭さが抑えられていて、ホントに600万画素のデジタル一眼レフで撮ったみたいな感じです。
ぞりぞりの解像感は無いですが、ふわっとした感じが良いですね。
↑シロクマが遊ぶシーン。
こういう、ムービーしか撮ってないや・・・という貴重なシーンが、モニタで見て終わりではなくて、きっちりA4プリント出来る道筋が出来上がったのは果てしなく大きい。
ただ、左右が大きく切れるので、構図には注意しないといけません。
↑プリントすると、左右が切れるのですが、逆に言うと中央部がハッキリ主張されるので分かりやすくて良いかも。
↑これは秋保大滝の4Kムービーをプリントしたものですが、A4プリントに十分なクオリティ。
うううううーーーーむ。
確かに4Kだから、プリントには向いているはず!!とは思っていたものの、クオリティが、まさか「600万画素デジタル一眼レフみたい」などという所まで高いとは思っても見なかったため、混乱してます。
しかし、プリントがここまで大丈夫となると、4Kムービー撮影はどんどんやりたくなりますね!!