2022年8月7日日曜日

(カメラ) EOS R10は超高感度撮影も安心!! ISO感度6400は安全圏

EOS R10とRF-S 18-45mm F4.5-6.3 IS STMレンズのコンビネーションの素晴らしさに、とにかくカメラを持ち出したくなる今日このごろです。

今回は、EOS R10の超高感度の写真はどうなのか、という点にフォーカスした記事を書かせて頂きたいと思います。


EOS R10のハードルを上げるようだが、すさまじい期待株

EOS R10は、先にハードルを上げるようで申し訳ないのですが、個人的にもすさまじい期待株です。

何しろ、キヤノンとしては全てが今までのルールと違う。

まず、この2022年にもなって、画素をあえて増やさない、画素据え置きの2400万画素のAPS-Cセンサーをわざわざ完全新規開発。

この手間をかける価値があるという事です。

さらに、キヤノン虎の子の驚異的映像エンジン「DiGiC-X」とのコンビネーションを与えた。

これで期待しないで欲しいと言われたら、それはもうカメラ七不思議の一つになってしまう。


ISO感度 6400はもはや安全圏!!

これは、海外のしっかりしたレビューサイトがやっているような、数字を出しての分析とかとは程遠い、あくまでも私の感覚です。

ISO感度6400は、もはや、たべもの撮影や花の撮影にも使える、いわば安全圏となっています。


↑暗い中のハイビスカスをISO感度6400で撮影していますが、暗部も、派手な赤い花も、色の乱れや階調の途切れもなく、非常に良い感じです。


↑これはISO感度6400の風景撮影ですが、ディテールも何も問題なく、もはや、疑って色々とテストする必要は無いです。

最近はとんでもない超高感度のカメラが増えているとは言えども、正直、ISO感度6400までバッチリ使えるのであれば、もはや普通は全く困らないよなぁという気がします。

この近辺の、ISO感度5000、ISO感度8000あたりも相当に良い感じです。


↑ISO感度6400と、1/3段上げたISO感度8000でも、「壁」がなく、ただ明るくするというだけの感覚で突っ込んで行けます!!

ちなみに暗い中にハッキリしない被写体にもAFはジャンジャン当たってくれて、一眼レフと変わらないくらいの快適さになっててEOS R10スゲーーーー


ISO感度1万2800も、積極的に使って行ける!!

ISO感度1万2800となると、さすがにちょっと構えてしまうのですが、EOS R10+RF-S 18-45レンズで色々試してみましたが、多少のディテールの低下はあるとしても、傾向としては問題なくキレイです!!


↑いきなりですが、食べ物の撮影ですが、ISO感度1万2800でもキレイです!!

えっ、マジかって言葉が飛び出して来ました。

キヤノンらしく、色がとても美しい!! ISO感度1万2800で、食べ物撮影出来るだけでも凄いのに、キレイと言えるのは大喜びです。


↑花を撮影しても、色に全く不安が無い!!これはありがたいです。

ISO感度6400は安全圏ですが、1万2800も、なんか安全圏かも知れないです。

もっと撮影枚数を増やして確認しないといけないですが、夜景なんかはISO感度1万2800もアリかも知れない。


ISO感度2万以上でも色が美しい!!

ISO感度2万以上の世界ですが、確かにここから先はディテールが低下してしまうので、被写体を選ぶ必要性が出てくる事は否めないですが、色の美しさが全然衰えない!!

色がキレイというだけでも、相当な事やよ。


↑まずはISO感度2万です。

花の撮影していますが、自然物であればディテールの低下と言ってもさほど目立たない感じ。

それよりも、色がとてもキレイな事に注目をして欲しいです。


↑これはISO感度2万5600で撮影した、電柱の足元に咲く朝顔です。

キリッとした感じはなくなるとは言えども、難しい色あいも問題なくキレイに再現されてて、うおお...となります。

ISO感度2万5600で色がキレイ、美しいと言える日が来るとは思っても見なかったのでテンションが上がりますわー。


↑EOS R10のISO感度2万5600の実力を見るため、あえて、ごまかしのきかない、暗い中での赤い花=ハイビスカスと暗部を取り混ぜた写真を撮ってみました。

確かにディテールはぼやけて来る事は否めませんが、色が何の問題もなく美しい!!

赤の階調も、そりゃあISO感度6400と同じにはいかないけれど、十分素晴らしい気がします。

このあたり、ベンチマークの数字とかだと結構厳しいのかもですが、自然物相手には、とにかく色が美しいまま保たれるという特性もあり、十分使っていける気はします。

ただ細部の描写を求める、建築物や人工物の写真は、ディテールの温存具合と相談しながら執り行う...というのはあると思います。


常用最高の3万2000!!

さてさて、常用ISO感度最高の3万2000はどうなんだ!!という所に行きます。


↑ISO感度3万2000なんて、いつ使うんだよ...と思われるでしょうが、薄暗い中で、高速シャッターを切りたい時は使う時が来るかも知れません。

手ぶれ補正ばかり話題になりますが、ありゃあ、高速シャッターを切りたい時は何の役にも立たないものなので、ISO感度を頼りにする方向になります。

さすがに、ディテールも何も、全体的にぼやっ、となってしまうので...結構使いにくい事は否定できません。

ただ見て欲しいのが、色が全然問題なくキレイなままである、という点です。

ISO感度3万2000にしたからと言って、花を撮りたくないほど色がおかしいとか、そんな事がなくキレイです。


↑地面の青い柿をISO感度3万2000で撮影してみました。

アスファルトのディテールは厳しいですが、色が問題なくキレイ!!

とにかく色がおかしいと、解像度やディテールの前に一切使いたくなくなるもの、EOS R10は、たとえISO感度3万2000でも色は美しいまま保たれるというのが確認できました。

まぁここまでのISO感度を使うのならば、ある程度の計画性は必要かもですが、色が美しいまま保たれる、この一点張りで「使えない」などとは私は思えません。

被写体を選びながら、3万2000も使っていける、自分で開拓せよ!!という、昔のデジタルカメラ・カメラマンなら誰もがやってた事を、あらためてやって行きましょうという事です!!