2023年5月7日日曜日

(カメラ) PowerShot G5Xの良さを再認識

今や古めのカメラになっている、「キヤノンPowerShot G5X」ですが、今、あらためてその良さを再認識しています。


PowerShot G5Xの魅力は、まず、一眼にも負けない本格的な操作性を備えていながらも、その割には小型で高級感も申し分なしというボディにあります。

これだけなら、EOS KISS Mあたりも、そこまで大差なく実現出来るかも知れませんが、圧倒的に違うのがレンズです。

搭載しているセンサーが、今のところ、レンズ交換式カメラには存在していない「1インチセンサー」(※かつてニコンが実現していたものの、現在は消滅しています)であるため、レンズの自由度が飛躍的に高いのです。

レンズのスペックは、キヤノンAPS-Cに換算すると、なんと驚異の「15-63mm F1.8-2.8」という、とんでもない高倍率・大口径ズームレンズになっています。

それも、このレンズは、小さなG5Xの本体の中に自由自在に収納出来るという、夢のようなグレート・アドバンテージ付きです。

さらに、光量を3段分落とす(光量を1/8にする)NDフィルターまでも内蔵しており、メニューから自由にON/OFFが可能となっており、NDフィルターを別途用意する必要も無い事から、トータルでの小型化がさらに手厚くなっています。


EOS Rの中でも特に小さいカメラである、EOS R10と並べてみても、PowerShot G5Xの小ささが良くわかります。

APS-C換算で、15-63mm F1.8-2.8という、とんでもない高倍率・大口径ズームレンズを持っているのに、それが綺麗に本体内部に収納されるため、このレンズを荷物に一切カウントしなくて住むというのは、あまりにも大きな美点です。

また、NDフィルターやストロボも内蔵しているため、その気になれば本当にPowerShot G5Xのみ、他の機材は一切いらずで撮影に行く事も可能となっており、今の時代、さらに魅力が上がりまくっています。

また、画質も、古びるどころか、ますます冴え渡っています。

ソニーの1インチ裏面照射センサーと、キヤノンの映像エンジンとレンズという、最強のコラボレーションが実現しているため、いつ撮影しても、その画質のキレには驚かされます。


PowerShot G5Xで撮影した、今年のこどもの日の仙台市と花の写真です。

PowerShot G5Xは、処理速度が牧歌的で、シャッターを切った後で像のブラックアウト時間が1~2秒ほどあるため長く、最新のカメラに慣れているとビックリするかと思いますので、まだ持っていない人に、今から買った方がいいよとは勧めにくいカメラですが、個人的には、当時がんばって買っておいて本当に良かったと胸を撫で下ろすほど良いカメラです。