2015年11月3日火曜日

Power Shot G5Xで、仙台市の紅葉を撮ってみました。

ちょっと出掛ける用事があったので、Power Shot G5Xを持って、行く先々の仙台の紅葉を撮影してみました。

移動中でもほぼ負担がなくて、G5Xの軽さと小ささにはグッと来ました。


■仙台市体育館の紅葉

まさに本日がピークかなと思うくらい、仙台市体育館の紅葉は美しいものでした。

有機ELファインダーの中の景色についつい見とれてしまうので、バッテリの減りが早いのが悩みですが、それはしゃあない。

ちなみに全然関係ないですが、この写真が、Power Shot G5Xで撮った777枚目の写真となりました。


午後の日差しは強く、手前の紅葉が真っ暗になってしまったので、ストロボを焚いて撮影してみました。

G5Xのストロボは、軍艦部分を手で開く方式なのですが、パチッという小気味良いタッチと静かな音によって、意外な程に心地よさがあります。

コンパクトカメラの内蔵ストロボだと、どうしてそんなに・・・と困惑するくらい、バシャーン!!と異常なまでにでかい音を立てながら乱暴にポップアップしてくるものが多いので、この設計はお見事です。

各種ダイヤルの操作フィーリングの上質感も含めて、突然どうしたんだキヤノン!?と聞いてみたくなるくらい、徹底して磨きこまれた設計美が盛り込まれていますね。


窓に映った紅葉を撮影してみました。

窓だけだと寂しいので、手前にも紅葉の枝が入る構図にしてみました。

輪郭などにレンズの弱みが出てきてしまいますが、こういうのはしょうがないかな。

いざとなれば、EOS KISS X7に、タムロンSP 15-30mm F2.8レンズを装着するしかない気がします。


街灯を取り囲むような紅葉が美しく、シャッターを切ってみました。


壁を這う紅葉。

これは有機ELファインダーではなくて、バリアングル液晶を使って地面ギリギリから撮影しました。

ファインダーがあっても、その分差っ引くとかは(もちろん)なくて、液晶の性能もしっかり、かなり良好で、強い日差しの中でも視認性は大丈夫でした。

バリアングルのメリットとして、液晶の角度を変えて、見やすい方向に向けてから撮影という事も容易で、ここは固定式液晶では無理な芸当だなぁ・・・などと当たり前の事にしみじみしてしまいました。


紅葉って、被写体そのものが美しいから、あまり苦労せずにきれいな写真が撮れるだろう・・・などと思うと、日差しの関係でイメージと全然違う事も多く、手ごわい印象です。

まぁ、それを言ったら何でも手強いわけですが、G5Xの1インチセンサーは本当に優秀です。

APS-Cセンサーには及ばないものの、1インチでだめならAPS-Cでも楽勝とはいかないだろう・・・と思える性能はあるので、撮影していて不安感や不信感のようなものがなく、気持ちよくカメラを握りしめる事が出来ます。

このカメラで大丈夫かよ・・・という疑いがあると、じわじわと悪影響が出てくるのが人情。


ここも、ストロボを焚いて暗い部分を緩和して撮影してみました。

G5Xのストロボは、繰り返しますが、手動でもって、静かにナチュラルに開く事が可能なので、どんどん使う気になれます。

小さなスイッチを探して、バシャーン!!とでかい音を立ててポップアップとかだと、何やかんや使わない理由を探してしまいそうです。


これもバリアングル液晶で撮影してみました。

ただ、ファインダー撮影がメインだと、体からカメラを離して撮影する段階になると、ちょっと不安感が襲ってきますね。

色々なスタイルが選べるのはとても良い事ではありますが。


■多賀神社の紅葉

多賀神社という所を通りかかったので、撮影してみました。

西日が当たって、イチョウの黄色が光輝いていて「うおっ」と声が出てしまうくらい綺麗な空間になっていました。


うーーーん、細かくチェックすればもちろんAPS-Cセンサーカメラの方が画質は上なんですが、1インチセンサーも、よくここまで写るもんだなぁと感心させられる水準になっています。

ディテールもダイナミックレンジも、APS-Cでなくともいけるなぁと。


うううううーむ。

1インチセンサーって、こんな良く写るものなのか。

体がここまで小さいカメラで、よくぞここまで。

今までって、体が小さいと操作性か画質が犠牲になり、なんやかんやあって、結局はAPS-Cカメラじゃないとだめなんだなぁ・・・という流れになってしまっていたのですが、操作性も素晴らしく、体も小さく、画質も、確かにトップ・クオリティではないけれども、納得できるグレードにある。

ううううううーむ。

次の製品を買うとか買わないとか、今から気が早い事を言ってはいけないのですが、これからのカメラ選びは大きく変わってくる予感がします。


南天の赤い実を入れて撮影したかったのですが、完全に影になって真っ黒だったんで(ファインダー越しでもハッキリわかるくらい黒い)、内蔵ストロボを焚いて、南天の赤い実を赤い姿にして撮影してみました。

あまりにも使いやすい内蔵ストロボに喜び、じわじわと活躍シーンが増えて来ています。

日差し(西日)が強い中だと、ストロボなしではとても撮れないシーンがあるので、嬉しい。

G5Xは、EOSの外付けスピードライトが装着可能なのですが、内蔵ストロボの存在感は大きいものがあります。

しかし、Power Shot G5Xは、あまりにも良すぎて、何かこう、うまく言えないのですが混乱が私の頭の中に生じています。

これからのカメラ・ライフは、何か大きく変わってしまうような・・・。