ふと立ち寄った仙台の文房具屋さんに、まるで舶来筆記具のような雰囲気をもつシャープペンシル「ぺんてるシュタイン・シャープペンシル」がおいてありました。
実はこのペン、ネットで写真は見ていて「いいなぁ」とは思っていたのですが、店頭で実物を見るとそれ以上でした。
メタリック・グリーンの樹脂軸と、パンチ穴の開けられたお洒落な薄金属板のグリップ、適度な重み・・・これって、何というか、国産というよりは良い意味でヨーロッパの舶来筆記具といったムードを持っているよう感じられました。
ぺんてるというと、最近は「グラフ・シリーズ」中心に手にしていて、製図シャープペンシルメーカーとして、ドイツのステッドラーやロットリングのような強豪と切磋琢磨している・・・というようなイメージがありましたが、もちろん通常のシャープペンシルもバッチリ。
このシュタイン・シャープペンシルは、この舶来筆記具のような雰囲気からして、価格設定はやや上なのかな?と思いきや、求めやすい定価ベースで315円だったので「え、いいの?」まさに、ありがてぇ!!ですね。
薄い金属板をかぶせたグリップですが、「まぁ飾り用途であって滑り止め効果はなかろう」と思ったら、この開けられたパンチ穴がうまく指先にひっかかって、それなりの滑り止め効果が発揮されるのです。
シュタイン・シャープペンシルは、製図用としては作られていないみたいですが、ペン先のリード・スリーブを見ると、まるで製図用シャープペンシル。
ぺんてる高級ラインの「ランスロット5シリーズ・シャープペンシル」も長いリード・スリーブだったし、流儀みたいなものなのかな?
軸のメタリック・グリーンも綺麗で心の滋養になります。
実際に筆記してみると、全体的にガッチリしていて頼もしいものがありますね。
金属板のグリップの感触はかなり新鮮で、このシュタイン・シャープペンシルの個性を感じられる部分になっています。
長いリード・スリーブのお陰でとても見晴らしが良く、剛性感もガチッとある。
ランスロット・シリーズの求めやすい価格バージョンが出たら、まさにこれではないか?と思えるクオリティに笑顔です。