なんと、行きつけの100円ショップに、プラチナ万年筆社の2機能(シャープペンシル+黒ボールペン)ペン「ダブルアクション・アール」が置いてありました!!
えっ、プラチナ万年筆の2機能ペンが100円ショップで買えるの!?と一瞬、何かの見間違いかなぁと思ったら、しっかり105円で買えました。
見た目は地味なグレーのツートン。
しかし日本製らしく、なかなかあなどれない折り目正しい造りとなっています。
シンプルなルックスではありますが、粗雑な印象は全く無いどころか、パーツの一つ一つが丁寧に仕上げられており、100円ショップにおけるお得商品の筆頭にも来そうな勢いです。
コスト的に、オール樹脂製なのは当たり前なのですが、その樹脂の品質がきっちり均等になっており、クリップや天冠部分などに特に品質を落とした別素材の樹脂が使われている・・・というようなオチがありません。
ペン軸の中間部分は、さすがに中間リングなんかは設けられていませんが、PLATINUM [200] JAPANと、社名と国名プリントが非常に心強い。
[200]って事は定価ベースだと210円なんですね・・・ええい、100円ショップ、やるものだな!!(ガンダム調で)
しかも抗菌になってる!!
抗菌効果有りなんて、手持ちのペンの中では初じゃないかな・・・人知れず抗菌効果付きのものがあったかどうかは分からないけれど。
びっくりするのが、機能の切り替え。
バネの力で、ペン先の繰り出しが完了しないうちは回転が元に戻るようになってるんですよこれ。
高級ボールペンの中には、ペン先を繰り出し切らないうちに回転をやめたら、バネの力で芯が収納されて戻ってゆく・・・というアクションを持つものがありますが、それと同じというのは何気に凄い。
しかもこの機構が好作用していて、言ったら最廉価クラスのペンなのに、へたすると3150円とかする多機能ペンよりも機能切り替えが気持ち良いかも知れない。
もちろん、厳しいコスト的に長持ちするかどうか(耐久力)はそれなりに心配ではありますが。
2機能なので、ボールペンは油性の黒だけで、赤はありません。
もちろん、安いからといって使い捨てなんかではなく、替芯はBSP-60F-(F0.7)が使えます。
実際に筆記してみると、オール樹脂多機能ペンならではの空洞感がありますが、素材や細部の造りは低コストの不利を頑張って乗り越えていて、なかなかあなどれません。
良い意味で、握った感触も書き味もごく普通。
安かろう悪かろうではなく、安くても悪くない、という日本らしさを体現したペンかも知れませんね。
値段が限度ギリギリの安さなので、言い方は乱暴ですが「念の為にとりあえず買っておいて、緊急用にストックしておく」というような運用もアリかと思います。