今回の記事も、愛車のアイちゃんの洗車の話をさせて頂きたいと思います。
私の洗車黄金期は、本を買ったり現場を見て必死に勉強してた、22歳くらいの280馬力スポーツカー所有時代であって、もはや動く事はあるまい・・・と思ってましたが、アイちゃんが一瞬でオーバーテイクしてしまった気がします。
■下回り洗車の話
アイちゃんのタイヤハウスや下回りについては、家庭用のジェット噴射ノズルでこまめに流して安心してましたが、下に潜り込んで見てみるとちょっと甘かった。
鉄材の細かいキズに入り込んだ土汚れとか落ちきれていなくて、ショック。
これからは手洗いする事にしました。
そこで、下回り用にスポンジとタオルを用意し、ボディやタイヤと同じく、カーシャンプーで手の届く限り洗浄。
3リンク・ド・ディオン・アクスル式のリアサスペンションが、何とか「汚ねーなー」と言われないくらいには回復したかな?というところです。
サスペンションの溶接部分は、かなり豪快に凹凸しているために、溝に付着した土汚れが手強い。
力任せにブラシでこすってしまおうかとも思ったんですが、水でふやかしてからスポンジ洗いで何とかなりました。
下回りと言えば、アイの特長でもあるボディ下部を覆うフロアガードですが、今までどおり、何とか家庭用ジェットノズルだけで大丈夫そうなのでこのまま行きます。
本当はもっと手をかけられれば良いのですが、洗車が終わらなくなってしまうレベルに突入するため、区切りの良いところを見つけて行かないといけないですね。
テールパイプ洗浄は、汚れが焼きつく高温部分でもあり悩みました。
洗浄するよりも、8000円くらいで買えるみたいだし、いっそマフラーカッターを装着して誤魔化そうか?とも思ったんですが、冷静に考えるとカッターはまずいような。
カッターを付けても、微妙に内部に本来のテールパイプが見えるんですよね。
その見える内部のテールパイプが真っ黒けになって行くのに、カッターに阻まれてもう洗浄する手立ても無いし、実は割りと怖いパーツなのかも知れない。
・・・などと迷った末に、結局は、台所用の金属タワシと240番のやすりの二段構えで研磨し、まずは金属本来の質感を出す方向に決めました。
■走行直後のエンジン清掃
いよいよ夏ですが、ここからは、気温の高い中を走行した直後にエンジンを清掃した話を書かせて頂きたいと思います。
まずは、このところ洗車で手にかなり怪我が増えてきたので、ゴム手袋を装備するようにしました。
ちなみに、アイちゃんは、(決められた温度以上の)加熱状態でエンジンを停止すると、まるでターボタイマーのように冷却装置が作動する特徴があるため、それが完全に静かになるまではエンジンルームを開けない事が重要です(危ないから)。
静かになったら、ラゲッジルームの床(断熱材と一体化してます)をめくります。
うーん、やっぱり、鉄製のリッドが全面的に熱くなっててムワッと来ます。
---ちょっと腕時計の話---
ちなみに私が愛用してる腕時計のG-SHOCK (Master of G) MUDMANですが、砂漠の砂塵やクルマのオイルをかぶっても平気なように設計されている上、樹脂ベルトはカーボンファイバーが仕込まれていて破断にも強い鉄壁の設計なので、普段の生活からいきなりこういう作業にも持ち込めて、本当にこれ以上の腕時計はこの世にないくらい(個人的に)しみじみ出来ちゃいますね。
さすがに鉄製リッドを密閉する4本の蝶ネジも熱いです。
本当なら、走行直後のエンジンルーム清掃なんて、やけどの危険性が高くてやっちゃいけない事なんですけれど・・・。
あれっ? 一週間経過しているのだけど、エンジンルームが殆ど汚れていなくて驚き。
ただ、アイちゃんの3B20 MIVECターボエンジンは、現在FF車用にリビルドされたモデル(ekワゴンや日産デイズ用)のそれとは、型番だけは同じでも全然別物のミッドシップ車専用設計エンジン(45度傾斜した低重心設計)なんです。
だから、シリンダーブロックやインタークーラーなどかなりの要素が後部座席下に潜り込んでいて、雨が続いた後だとそっちの見えない部分が汚れているかも知れないですね。
バケツ水にひたして、固く絞ったエンジンルーム用タオルを、オールアルミ製エンジンのヘッドカバーに当ててみると・・・ジューって音がします。
まぁ、言ったら、この中でガソリンと空気の混合気が一分間あたり何千回も爆発してるわけで、そんなのを封じ込めてるパーツが「熱いな」くらいで済んでいるのは、冷静に考えるととんでもなくグレートな技術なんだなぁと噛み締めたくなりますね。
ちなみに、ぱっと見は汚れていないように見えても、やっぱり土埃みたいなザラザラが乗っているので、火傷に注意しながら拭き掃除です。
これがエンジンルーム左下の冷却ファンです。
一旦停止したら、もうそれで終わりで、思い出したように再起動したりはしない設計・・・のはずなので、拭き掃除します。
サイズは小さいのですが、かなり強力なファンで、エンジン停止直後に(設定より加熱していたら)3B20 MIVECターボエンジンを冷却する要となるパーツ。
羽が汚れて効率が落ちないように、という意味でも掃除したいところ。
でも、見た感じですが、羽はあまり汚れてないですね。
アイのエンジンルーム清掃って、今のところ一週間に一回ペースですが、パジェロミニより明らかに汚れにくい事もあって、基本的にこのペースで不足は無いと思って良いのかな。
ビリッ!! 痛っ!!
ありゃー、ゴム手袋がもう傷ついてしまった。
エンジンルーム内部は、停止状態であっても、結構な凶器に近いのでホント注意しないとなんねぇ・・・。
最後に、参考までにですが、アイちゃんのエンジンルーム清掃って、小雨くらいなら平気でやってしまえるんですよね。
エンジンルームが車内にあるし、テールゲートがテント代わりになって雨除けにもなるし。
外から見たら、何か必死で荷物を探しているようにしか見えないかも知れないですが。
洗車していると、色々な面でアイの個性が突出しているのがよりハッキリと見えて来るので、そういう個性ってのはマイナス面もありましょうが、今は嬉しさの方が上回るかなというところです。