高性能PCを買うなというのではなく、それとは別建てで考えると、3万円台くらいで買えるいわゆる格安の11.6型PCをモバイルPCとして持ち歩くのはかなり良い線かも知れません。
■絶対的にPCの勉強になる
単に便利に使うという事ではなく、絶対的にPCの勉強になるのが格安PCの良さだと思います。
実のところ、性能が低い、性能が低いと言われる格安PCですが、ざっくり搭載されているCPU「Celeron N3350」や「Celeron N4000」は、内容を見ると十分にしっかりしたCPUであり、性能低いとか悪く言われる筋合いはあんまり無いほどよく出来ているCPUです。
では、それほどの能力を持つCeleron N3350の足を引っ張っているのは何か?
そりゃまぁ、本当にCeleron N3350などが持つCPU処理パワーでは足りない処理はしょうがない。
これは本当のやつだからしょうがない。
ですが、普段のPC利用も何か引っ掛かるというのなら尋常ではなくなります。
その原因は、Windows 10のやりたい放題な設定だったりします。
Windows 10は、マイクロソフトが定期的に陥る思想「ユーザー全員が高性能CPUや超高速ストレージ、無制限で使える高速インターネット接続を絶対に持っている」という前提で好き放題やるようになっているOSです。
もちろん、全部気にしないで動ければ理想的ですが、格安PCはそうではないのです。
ユーザーの意図しないタイミングで、セキュリティや便利さを盾に、とんでもなく重たい処理や通信を勝手にバンバンするのを当然と思っているOSです。
いわゆる理不尽な過労の状態になっているわけです。
勝手に色々動くのを切って、ユーザーのタイミングでその機能を使うようにするなど、とにかく追い込まれた状態で勉強できるから身に付く知識になります。
格安PCは、優れた先生になります。
より深くPCに触れるためにも、モバイルPCを格安PCにするのはおすすめです。
マイクロソフトやPCメーカーとの真剣なバトルが味わえるし、OSを重たくしようとする者との戦いは、これからの世の中特に必要になるような予感がします。