2018年12月2日日曜日

4K放送、8K放送に思う事。スポーツ中継はプライバシー侵害??

ついに4K放送、8K放送が開始されましたね。

EOS KISS Mによって、4K/24pのEOSムービー撮影に瞠目している身にとっては素晴らしい出来事のように感じられます。

ただ一つだけ心配な点があります。

かつて実際にNHKに行って、8Kのスポーツ映像を1時間くらい(正味は30分くらい)じっくり観た経験から言わせてもらうと「これは危ないぞ」

あまり語られる事が無いのですが、スポーツ中継は、観客席にプライバシーがありません。

どういう事かというと、あまりの解像度の高さゆえに、観客席で、一人一人が何をやっているのか、その表情や仕草までが克明に映し出されてしまいます。

たとえば、無いとは思いますが、仮に、会社をさぼって野球観戦に行ったとして、今まではクローズアップされないと分からなかった顔が、引きの画でもある程度認識できてしまいますので大危険。

そういう事でなくとも、たとえば、観客席が近い競技であれば、なんと、はなくそほじったり、スマホいじったり、あくびしたり、そういう一人一人の姿が克明に映し出されます。

それでこれを放送されてしまうわけです。

引きの画でも分かってしまうので、これからは、8Kテレビ放送のあるスポーツ観戦に行ったら最後、自分もカメラで常に放送される!!と意識する必要があります。

NHKで公開していた8Kは、放送ではなくて、カメラで撮影した最高画質のそのままですから、放送はある程度潰れている事は期待できますけれど・・・。

8K放送は、超高画質APS-CミラーレスカメラのEOS KISS Mの解像度を遥かに超える解像度です(放送だから、高圧縮率によって画そのものは多少潰れるとは言え)。

スポーツ中継の客席プライバシーは問題になって行くんじゃないかなと心配してます。

あとは放送の圧縮でどれくらい「潰れてくれる」か?ですかね。

8Kカメラの生映像の解像度は、個人利用ならともかく、放送に使われるとプライバシー侵害問題が燃えそうです・・・?