■来たぞブリザックVRX2
↑前も書かせて頂きましたが、スタッドレスタイヤって、アイ4WD前までは「雪や凍結のために、しぶしぶ仕方なく買う後ろ向きの製品」としか考えられず、品選びも、出来るだけ支払いが安く済むように一番安いタイプでずーーっと来ていました。とうとう、280馬力マシン所有時代は、夏タイヤ=指定されたハイパフォーマンスのワイドスポーツタイヤなので、軽く(ホイールなしで)18万円以上とかしてた上にすぐツルツルに減っちゃう地獄で、スタッドレスタイヤは買えなかったっす(涙)。
が、アイ4WDに惚れまくりだし、思い切って生まれて初めてスタッドレスタイヤに最高品を!!という事で、熟慮に熟慮を重ねて、ブリジストンが自ら史上最高性能と宣言する「VRX2」に突っ込みました。
ちなみに、込々の支払い総額ですが、ちょっと軽自動車のイメージでは無いヤバイさです。
アイ(アイミーブ)は専用サイズにつき、安く買う事は出来ないのは覚悟してましたが、それにしてもまさかの280馬力マシン指定タイヤの半額近い衝撃プライスでした。
ただし、古い在庫品ではなく、新しく生産したピョンピョン跳ね回るくらいの新鮮タイヤが選べたので文句なしです。
真面目な話、アイって、税金と保険以外は、軽自動車とは考えない方が色々と納得出来ると思います。
■まるで高性能な夏タイヤレベルの走り良さ
↑既にアイに装着して頂いてから、夜中に50km程度とは言え走行済なのですが、いきなりビビりました!!これ本当に冬タイヤか? 走りやすくて完全に夏タイヤなんじゃないの!?というくらい、何の違和感も無いです。
良く聞くと、ロードノイズは夏タイヤよりは少しゴーゴー音量が高いかな?と思いますが、違和感が全然ない!!
えー何コレーーー!(珍百景ではないですよ)
だいたいからして、さっき装着して頂いたばっかりの、しかも、ディーラーさんにお願いして、在庫品ではなくて新しく生産した新鮮製造のニュータイヤなのに、保護層を削る作業もなく、乗り出しから既に滑らかに走れたんですよ・・・今ってこうなの??
あるのか、こういう事って・・・??
運転してて「VRX2すげーーー」って何度も言ってしまいました。
雪降ってない、凍結してないのに、冬タイヤで早々に感動出来るなんて、想像もしてなかった。
これで雪道で大した事無かったなどというオチだったら笑えないけれど、冷静に考えると、それはないよね。
VRX2でだめだったら、良いやつがこの世にあるのかというレベルになるし・・・。
一夜明けてブリザックVRX2を見る
↑ブリザックVRX2を見る前に、まずは、お世話になった夏タイヤ「トーヨータイヤNANO ENERGY3」を保管場所に片づけます。タイヤ専用ラックとかあれば良いんですけど、場所もそこまでは広く無いので、下に金属加工した板を敷き、棚ではなくて、重ねて平置きします。
あんまり良い保管方法とは言えないですが、まずはこれで・・・。
↑前タイヤは、こんな感じです。
サイズは145/65 R15と、後輪とパッと見も全然違いますね。
アイは、その特性としても実体験としても、後輪よりも前輪の方が早く減る傾向があるため、減りチェックは前輪を優先した方が良いでしょうね。
↑アイの後輪は、175/55 R15というサイズで、普通車サイズの大きさゆえ、まぁ高いのはしゃあないという気にはなれますね。
トレッド面のパターンは、初代のVRXよりもかなりシンプルになっており、見た目は初代VRXの方が遥かに効きそうですが、そうではないとのこと。
表面には模様は無いのですが、目に見えないだけで、実はマイクロテクスチャーと呼ばれる微細なパターンが作りこまれており、装着して慣らしする前に積雪や凍結してもある程度の効果が発揮される設計になっています。
後輪のデカさですが、アイは元々、未来の三菱車全てのベースとなるべく、広い視野でもって先を見据えてゼロから生み出されたマシンであり、64馬力のガソリンターボエンジンでも余裕が感じられます。
おそらく、(当時は)近い将来に、1000ccくらい、80から100馬力程度のエンジンを搭載したモデルを出しても、シャーシはそのままで何回もお金かけずに行けるように考えた設計だった気がします。
↑VRX2のロゴがサイドにありますね。
タイヤは、アクティブ発泡ゴムを超える、アクティブ発泡ゴム2で出来ているゆえか、夏タイヤより確かにちょっと触っただけでも分かるくらい、ずっと柔らかいです。
これで、実際にはあんな自然に走れるのだから、開発者さんの努力と研究成果の見事さには頭が下がりますね。
↑正直、予算の二倍のタイヤだけあり、こうなりゃ長持ちして欲しいため、丁寧に手入れしないとやってらんないなーと。
タイヤに挟まった小石などを見つけたら、すぐに除去できるように、コーキング用のヘラを用意してクルマに積んでおきます。
乾燥路面で既に感動してしまいましたが、ともあれ真の本番は、雪か凍結であるので、VRX2については今後も色々と書かせて頂きたいと思います。