正直Xperia 10 IIは純粋なカメラ機材としての能力は低い方なんですが、先にiPhoneが作り出してくれた世界とは言えども、とにかく「新しい時代のカメラ感」がゴンゴンに凄いのと、機材そのものとしても、(スマホとして)輝くような美しい良いモノ感が香り立ち、持ち歩くのが嬉しい。
つまり、想定以上にシッカリしてるのです。
街歩きがカメラ専用機よりも心軽くて楽しい!!
カメラ専用機(PowerShot G9X Mark2タイプはのぞく?)と圧倒的にそれこそ断崖絶壁くらいに差があるのが、なにしろ機材がスマホという日常に溶け込んだものなので、場の空気を凍らせる異常な異物感が無い!!
これは本当に大きくて、カメラ専用機でありがちな巨大レンズを装着して歩いている時に、人様とすれ違った時の「うわぁ...怖」という心が折れる視線が皆無なので(すげぇ)、まるで住む世界が違う。
今までは一体何だったんだ?というくらい別世界です。
正直、カメラ専用機に戻りたくないなと強く願わされます。
↑朝のフェンスに咲くアサガオ。
Xperia 10 IIは、レンズがどうしても低コスト品なので、朝の強い日差しの中だとどうしてもコントラストが低下してしまうのですが、それを強引にCGみたいに補正しないのは良い所ですね。
↑暦では秋ですが、東北は8月いっぱいは真夏なので!! (そうしないと本物の夏が1か月もなくなる...)
夏空と蜘蛛。
52mmの望遠レンズは大活躍ですが、Xperia 10 IIで注意しないといけないのが、センサーは800万画素なのですが、上がってくる写真は1200万画素に補正されてしまうので輪郭が画素の増進の影響で太くなってしまうんですね。
別に800万画素そのまま出せば良いのにと思うんですが、そこは利便性との兼ね合いで何が正解か難しいところです。
↑街の中に咲くひまわり。
今年はひまわりの写真はXperia 10 IIでしか撮ってないですね。
いつものパターンだと、PowerShot G5Xでも撮りました!!とか、EOS 7D持ち出してみました!!とか続くところなんですが、ガチでXperia 10 IIのみでの撮影です。
いつも持ち歩く機材が、最高のカメラをも兼ねる...これがあるべき目指すべき世界だと気づいたので、よほど理由が無い限り(依頼とか納品義務ありとか)はカメラ専用機を持ち出す事は無いかなというところ。
↑花畑とかの花も勿論素晴らしいのですが、街の中にふっと咲いている花も良いですよね。
こういう時スマホで撮影してると、レンズが前にズーンと飛び出していない事が巨大アドバンテージです。
デジカメが誕生した時に戻ったような楽しさがありますね。
あの時は色々なスタイルのカメラがあって、いわゆる既存のカメラのスタイルを超えて行こう!!という熱気がありましたが、結局は、古いスタイルに巻き取られ、2021年にはとうとう古くてデカいフルサイズセンサー(35mmサイズフィルム)まで時間が巻き戻り、化石みたいな感じになってる今、スマホこそが本当にデジカメが目指していた未来なんじゃねーの、という気が今して来ました。
↑朝の仙台の街。
自然も多くてホント良い所です。
Xperia 10 IIは、よくやってくれてます。
↑Xperia 10 IIの16mm、26mm、52mmの3レンズは非常に使いやすいです。
マニュアル操作はとてもカメラ専用機にかなう所の話ではないですが、もはやそれはいいかな。
YouTubeで、YouTuberさんたちが華麗なスマホ(iPhoneとか)カメラさばきを見せてくれてて、プロカメラマンでは逆に撮れないような、イキイキした身近な良い画を連発してるので、もうカメラのスペックがどうたらなんか、どーでもいいか??って気になりつつあります。
AF測距点1億点とかの超スペックカメラを100万円で買ったとしても、我が子をスマホで愛情いっぱいに撮るママさんの写真1枚に木っ端みじんに粉砕される気しかしないし(涙)。
ともあれ、新しい世界になった、新しい世界に来た!!
これからカメラへの接し方は完全に違う、新しいステージでどうやって行くのか、考えて行きたいと思います。