2013/05/06

まさに黒い宝石「パーカー・アーバン・プレミアム・マットブラックBT」

今回の記事では、英国の筆記具メーカー、パーカー社が贈る高級ラインのボールペン「パーカー・アーバン・プレミアム・マットブラックBT」について書かせて頂きたいと思います。


パーカー社の筆記具の化粧箱は、白い紙製のシールドに包まれています。


シールドを外すと現れるパーカーの化粧箱は、紙製でありながらブロンズ調の重々しい質感があって、良い筆記具の登場を予感させてくれる仕上がりとなっていますね。


化粧箱を開けると、黒く輝くパーカー・アーバン・プレミアム・マットブラックBTが、温かみのある起毛台座に横臥しています。


パーカー社の化粧箱は、何と裏蓋にまで、そのまま飾り付けに応用出来るほどの素材とメーカーロゴが据え付けられています。

このあたりの拘りは、"いつ贈答品として使われても大丈夫"だという、一流メーカーならではの自信の一端が垣間見えて心強いものがあります。


パーカー・アーバン・プレミアム・マットブラックBTは、その名前の通り、「アーバン」シリーズの高級バージョン。
そして、徹底的に黒にフォーカスした、「黒い宝石」とさえも呼べるほどの、極めて高い質感が特長です。

ペン軸は、あえて非光沢とした「ブラスラッカーマットブラック仕上げ」を施し、クリップやペン軸先端には、たっぷりと光沢を乗せた「グロッシー・ブラック・イオンプレーティング(IP)仕上げ」を施し、対極にあるこの2つのブラック仕上げをぶつけ合わせる事によって、人の心を揺さぶる大変な美的効果を生み出す事に成功しています。

また、軸を走る見事なチーゼル彫刻にも目を奪われてしまいますね。


ペン先は、ペン軸を回転させる事によって繰り出されます。
回転は滑らかさと重みがあり、ハイグレードクラスに期待するものをちゃんと備えてくれています。


天冠部分からのビューも、マットとグロッシーという、対極の質感を持ったブラックのコンビネーションはあまりにも美しく、まるで優れた美術品を鑑賞する時のように、しばし息が止まるようでありました。


クリップは、パーカーのアイデンティティである矢をモチーフとしたもの。

自動車で言うと、BMWのキドニー・グリルのようなもので、ブランドに統一感を与える重要なエレメントであります。

日本のメーカーは、筆記具にしろ自動車にしろ、会社のロゴマークをポコッと付ける以外には、統一的な要素をブランドに与えない(与えるだけの自信を持っていない?)ため、うらやましいというか憧れてしまいますね。


天冠部分は実にスリックで、彫刻やロゴの類を排除することにより逆に高級感を高める手法を採用しています。

シンプルさがブラックIPの効果をこの上なく持ち上げているよう感じられるし、パーカーのデザイナーさんの目論見通り行っていますね。


筆記してみると、書き味はさすがパーカー・リフィル!の一言に尽きます。

粘りけがあり、しっかりと紙に乗り、重々しくも書きやすい「これぞ油性インク」と主張する書き味。

万年筆や水性インクの滑らかさを目指して開発された、日本のジェットストリーム・インク(三菱鉛筆)、アクロインキ(パイロット)も素晴らしいですが、パーカーこの油性インクは、それら新世代の多士済済を前にしても、ただの1たらしも色褪せない永遠のベリーグッドタッチ。

パーカー・アーバン・プレミアム・マットブラックBTは、いつまでも書いていたいと思わせてくれる高い実用性と、手元を輝くブラックで照らす優れた美術性を併せ持った、心を豊かにする筆記具であります。

2013/05/04

HDR-PJ760Vの500万画素フォトモードで撮る「太平洋フェリー」

今年のゴールデンウィークは旅行とか遠出は無しにしたものの、母が太平洋フェリー好きなので、母の日のプレゼントの一つとして乗船して来ました。

カメラ機材に気をとられて、親孝行がおろそかになっては大変なので、一眼レフは取り下げて、写真はHDR-PJ760Vの500万画素フォトモードのみで撮影してみました。


パジェロミニでは数限りなく来たフェリー埠頭ですが、アイちゃんは今日が初めて。

母はクルマは全く詳しくないのですが、ミッドシップカーの走りが分かるみたいで、しかもえらく気に入ってくれてるみたいで感涙。

フェリーの超巨大エンジンとは比較にならないですが、低速から刺激的な3B20ターボエンジン+リアドライブの走りで、まずは乗船前から勢いをつけとこうと。


太平洋フェリーには、「いしかり」「きたかみ」とあるんですが、今回は「きたかみ」

何度見ても美しい船ですねー。


■ウミネコの写真■

HDR-PJ760Vは、一眼レフみたいに勝手にAFで追わせてドガガガって連写しちゃえ!!って技は使えません。
古典的な1枚撮影の、ワンショットAFってやつです。
ちょっと苦心しますが、慣れてくると動体撮影も結構いけるかな!!って感じです。


ハイビジョンカメラのファインダー(EVF)は、流石です。
確かにコストの都合で画素数は粗いものの、動体を滑らかでシッカリと視認出来るので、「ここだ!」って一瞬を捉えやすくなってます。


ウミネコの背景に、せっかくなので湾岸の施設を入れ込んでみました。


青い船がすれ違ったんで、構図になんとかウミネコが来るまで待って撮影。

ウミネコって結構ビュンビュン自由に飛び回るので、思い通りの構図にするのって、私にとっては難しいです。

しばらく待ってもウミネコがここぞという位置に来なくてあきらめたら、直後にあっさり来てショック!とかザラ。


HDR-PJ760Vって、写真機として作られたわけではないから、シャッターのタイムラグは大らかで動体撮影は困難って先入観あったんですが、やってみると決して悪くはない気がする。


タグボートの写真ですが、せっかくだからウミネコも画角に入れてみました。

待ちに待って、「あっ来た」ってタイミングでパチッと撮影したら、相当ズレちゃうか??と覚悟してたら、イメージ通りに撮れてくれてホッとしました。

一眼レフの大きなセンサーは勿論良いけど、やはり1/2.88インチセンサーじゃないと撮れない写真もあるなぁと。



フェリー乗船用通路をデッキから撮影しました。

実はかなり高い位置に架けられていて、しかも船体との接合部分にはそこそこ大きな隙間があるので、そこから下を見るとブルッと来ます。


フェリーはかなり広くって、一瞬、海浜公園とかのフェンスから海を眺めているような気持ちになる時もあるくらいです。


もちろん船ではあるのですが、とにかくデカイので、何と言うか公園みたいな施設がそのまま海を動いているって感じが楽しい。

ちなみに、写真は無いのですが、なんと大海原を観ながら入浴出来る展望風呂があるんですよ!!

しっかり入浴して来ましたが、このお風呂だけでもかなり価値があるかも。


太平洋の方まで行くと、仙台湾付近ではグリーンだった海の色が、深いブルーに変わるんですよね。

ハイビジョン撮影していると、美しさのあまりに、ついつい長回ししてしまうんですが・・・これはいけない。

長回しした空とか海とかの映像って、上映会した時に皆さん寝てしまわれやすい。


縄梯子かな。

ボートからデッキに上がる時とかに使いそうだけど、フェリーのデッキって、海面から見るとビルの4階とか5階くらい余裕でありそうなくらい高いんで、登り下りには勇気が要るでしょうね。


レーダーを逆光で撮影してみました。


救命ボートをアオリ構図で撮影してみました。


海の上の灯台・・・?

センサーか何か・・・?

フェリーの速度は実はかなり速くて、あっという間に通りすぎてしまったんですが、一番好きな構図で写真を撮ってみました。


コンテナの山ですが、冷静に考えると、このアングルから写真撮れる事って私には滅多に無いよなーと思ってあわてて撮影。


港の中の写真です。

船というより本当に公園みたいな感じがしちゃいますね。


HDR-PJ760Vって、1080/60pのハイビジョンカメラなんですが、500万画素の写真機としても使える・・・じゃなくて、"手軽で、しかも撮影が楽しい立派な500万画素写真機"として、メインとしても活躍出来るのを確信しました。

2013/05/03

斬新で握りやすいミニサイズに美しいフルグレイン・レザー「CROSS・クロスオートペン・ブラウン」

今回の記事では、米国CROSS社の本革ボールペン「オートクロスペン・ブラウン」について書かせて頂きたいと思います。


化粧箱を覆う紙製シールドには、中央部に小窓があいていて、ちゃんと「CROSS」のロゴが見えるようになっています。


紙製シールドを外すと、シルバーに輝く大柄で貫禄あるCROSSの化粧箱が姿を現します。

個人的にはまだCROSSのペンには馴染みが薄く、CROSSカレイ・ピュアクロームのブラウンの化粧箱が印象に残っているため、あっこういう色もあるのかという気持ちです。


化粧箱を開けると、CROSS・クロスオートペンが姿を現しますが、まるでフットボール型とでも言うべきか、驚くほど斬新なフォルムにピタッと手を止めてしまいそうになります。

化粧箱の裏蓋にもかなり凝った装飾が施されており、ここまで来ると、「さすがはメジャーな贈答用高級筆記具としても名を馳せる、あのクロス社の製品だな」と嘆息してしまいますね。


オートクロスペンは、その斬新なフォルムはもちろんのこと、手帳などの「オートクロス・レザーアクセサリー・シリーズ」とも共通の本革が張られているのも大きな特長です。

本革は「フルグレイン・レザー」という種類のものが使われていまして、自然の皮の状態をそのまま活かした美しさと、素朴さ故に保たれた強度が持ち味です。


ブラウンに着色されたフルグレイン・レザーは、これぞ革製品だ!と感じられる自然な味わいを堪能出来ますね。

革はペン軸全周巻きではなく、背面はぐるりと巻いて表面の[CROSS]ピラーで止める手法をとっています。

全周巻きにチャレンジするとなると、合わせ目の美しい処理にはどうしても「日本のプラチナ万年筆社のような超絶技巧的な職人技」が必要になるため、なるほど、デザイン上の理由を抜きにしても、米国流のうまい設計と言えるのかも知れませんね。


このオートクロスペンは、全体からほんとうに「ただ者では無い」感が発散されていて、もしもペン先が出ていなければ、パッと差し出されて「これは何か」と問われたら、疑いなくボールペンと即答するのに迷ってしまうスタイリングではないかと思います。


オートクロスペンのリフィルは#8518-1となっていて、舶来筆記具のボールペンとしては細身に感じます。

日本のボールペンで言えば0.7mm芯という感触。

ペン尻を回転させて収納するのですが、ペン尻の回転は滑らかで適度な重みを有する上質なタッチです。


大胆な山型フォルムを描く天冠部分には、巧緻な金属彫刻が全面に施されていて、デザイン、フルグレインレザー素材と共に、三位一体でオートクロスペンの存在感を特上に高めています。


オートクロスペンは、いわゆる"ミニサイズ"ペンとして誕生しているのですが、斬新なだけではない握りを熟考したフットボールフォルムと、しっとりとしたフルグレインレザーの相乗効果がかなりのもので、握りやすさは驚くほど良好です。

ただ、ペン本体の握りやすさは満点ですが、細身のリフィル(0.7mm相当?)は、ちょっと書き味が硬いかな。

日本のゼブラ社やぺんてる社などの完成された0.7mm油性リフィルと比べると、インクの乗りが弱腰で、ペン先の抵抗感の強さもいまひとつ不満が残ります。
ただし、あくまでも標準セットされたリフィルの話なので、単なる個体差かも知れません。
リフィルは交換可能なので、気に入らなければ別のリフィルを試すという道もあり、さほど気に病む必要も無いと思われます。

ちなみに、ミニサイズと言いますが、手帳用のような極端なものではなく、室内を彩るインテリア要素を視野にいれたミニサイズという感じで、飾ってOK、使ってOKの素敵なボールペン。

ペンを求める旅にあっては、心安らぐ豊かなオアシスとも言うべき一筆でしょう。

EOS KISS X2とEF 40mm F2.8 STMレンズで撮る、秋保の桜と田植え踊り

愛車でドライブがてら秋保に行き、桜と田植え踊りを撮影して来ました。

カメラはEOS KISS X2、レンズはEF 40mm F2.8 STMにて撮影。

撮影モードは全てマニュアルです。

EOS KISS X2とはもう随分長い付き合いになっていますが、軽量コンパクトなボディに花を添える40mmレンズの登場もあって、その魅力は衰えるどころか年々輝きを増し続けています。


HDR-PJ760Vの撮影でも使った、手製のかぶせガラスレンズ(のようなもの)を使って撮影してみました。
レンズの前に余計な光学系があるとAFが使えなくなるので、ちらっとだけ工夫して撮影してます。


田植え踊りは、HDR-PJ760Vのハイビジョン撮影をしながら、EOS KISS X2で撮影しました。

どっちも手持ちです。

EOS KISS X2はもちろん、ハイビジョンのHDR-PJ760Vも、"撮影の世界に革命"を起こした「空間光学手ぶれ補正」によって(ワイド端なら)三脚が必要なく、どんな混雑した場所でも人様の迷惑になりにくい撮影を可能にするのが大きな魅力。

使うのが楽しくて体が小さいものって、カメラに限りませんがいいもんです。

2013/05/02

銀色に輝く剣のような姿「ぺんてる・ランスロット3シリーズ・シャープペンシル・シルバー」

伝説の剣士ランスロットの剣をモチーフにした、ぺんてるの高級ライン筆記具ランスロットシリーズ。
今回の記事では、その中堅を固める3シリーズのシャープペンシル「ぺんてる・ランスロット3シリーズ・シャープペンシル・シルバー」について書かせて頂きたいと思います。


実は先日「ランスロット3シリーズ・シャープペンシル・ネイビー」を購入させて頂いたのですが、使いやすさと質感の高さに深い感銘を受け、どうしてもシルバーも手元に置きたくなって発注させて頂いた次第です。

このシルバーですが、化粧箱の紙製シールドの上にさらにビニールのガードがかけられていて、その丁寧さに感激。
筆記具って、お店によって届き方が割りと違ってくるもので、なかなか興味深いものがあります。


ランスロットの化粧箱は、いつもながら、ネイビー地に銀色の箔押し調ロゴが、若々しくも格調高い見事な配色とレイアウト。
このままサイドボードに飾りたくなります。


化粧箱を開けると、おお・・・さすがシルバー!!

煌めくシルバーのペン体とメタリックブルーの飾りリボンの組み合わせの美しいこと!!

このまま、しばらく見とれていたい・・・そんな気持ちになってしまいました。


金属の輝きに最も近いシルバーカラーは、ランスロットの「剣」を標榜するこのシリーズにとって、最も相応しいカラーなのではないか?とさえ思えてしまいます。


丸みを帯びクローム・コーティングされた中間リングと、そこを起点としてスラッと伸びたペン軸が、芯先に進むにつれて流れるように細く絞りこまれてゆく繊細なボディライン。

この造形美は、まさに3シリーズ・シャープペンシルのアイデンティティとなっています。


舶来筆記具の高級ラインでは、ペン先のリードスリーブ(パイプ)は格納式である、というのがステータスの一つになっている感がありますが、ランスロットは全シリーズで固定式。

もちろん3シリーズも固定なのですが、その対価として、最強の筆記性能を持つ"製図用シャープペンシル"達にもひけをとらない強剛性を確保しています。

その代わり、ポケットの中で布地にリードスリーブが刺さりまくるとか、落下させたら破損しやすいとか、それなりのデメリットがあるので取り扱い注意ではありますね。


天冠部分からのビューも、まさにメーカー自らが高らかに"高級ライン"と謳って世に打ち出した筆記具の気迫。

天冠部分、クリップ、中間リング等に施された、熟練の金属研磨にクロームコーティング・・・見事です。


ペン軸のシルバーは、表面が綺羅綺羅していて美観に優れているのはもちろんとして、ランスロット3シリーズならではの「セルフリカバリー・コーティング仕上げになっています。

これは、細かい擦り傷を自己修復してしまう世界的にも希少なコーティング技術で、3シリーズは全筆がこれを備えます。

このセルフリカバリー・コーティングは、ランスロット現行最上位の5シリーズですらも、「シルバーリーフ」というシリーズしか与えられていない特別なものなので、3シリーズを選びとる際の強い動機たりえる特長かと思います。


実際に筆記してみると、前述させて頂いた「セルフリカバリー・コーティング」ですが、これがペン表面に微細な独特の粘り気を与えてくれて、ペンの握りやすさに大きく寄与している感じです。

重心は中間リングの下半分あたりにあり、いわゆる高重心ペンに分類されますが、ちょうど手を添えるあたりにジャストフィットする設計のため、カランダッシュ849コレクション・ペンシルのバランスが好きな方であれば、十分気に入って頂けるのではないでしょうか。

私は全ての重心バランスのシャープペンシルが好きなので、3シリーズ・シャープペンシルも大いに嬉しい筆なのであります。

芯先は、ぺんてるがかたくなにこだわる固定式だけあって、その剛性感はまるで石のように堅くて確かな書き味。

立派で書き味確かなシャープペンシルとして、贈答品に十分耐える品格を持ち、日常の最前線戦力としての活躍も十分こなせるシャープペンシル。

ランスロットは伝説を超え、現実の勇者と言えるでありましょう。