2013年4月6日土曜日

三菱アイちゃん、洗車の模様

仙台は本日、雨・・・それも大荒れになると天気予報で言われていましたが、三菱アイちゃんを汚いままにしておけず洗車してみました。

今回の記事では、この機会を頂戴し、アイの洗車の模様を書かせて頂きつつ、併せて車体の各部構造についても少し触れさせて頂きたいと思います。


洗車は自宅の庭で、ホースにホームセンターから買ってきた散水用ノズルを取り付けています。

このノズルってホント良いものです。

ジェット水流は勿論、拡散水流、シャワーから霧までさまざまな用途に対応可能で、洗車だけでなく、その後の用具洗浄から庭先の掃除まで使える幅の広さが魅力的。

ちなみに、ノズル製品は極端に安い製品は絶対に避けた方が良いです。

家庭用とはいえかなりの水圧が常時かかっているため、低コストのだとアッサリ破損して全身水浸しの悲劇に見舞われたりします(体験者・私)。


アイちゃんは、ミッドシップ・エンジン車なので、後輪のタイヤハウスを覗くと、何と3B20ターボエンジンの姿を見る事が出来ます

砂や泥が跳ねまくるタイヤハウスに、こんな複雑なメカニズムが露出しているのって大丈夫なのかな?って、一瞬ビビリますが、プロが太鼓判押した設計なんだから平気だろう、と、ジェット水流を普通に浴びせかけてジャンジャン汚れを流してあげちゃいます。


分かりにくくて申し訳ないのですが、左の後部座席の真下あたりには、3B20エンジンのインタークーラーの姿を見る事が出来ます

えっ、こんな場所にインタークーラーって、どうやって冷却するのよ!?と思われるでしょう。


前述したインタークーラーの冷却に関してですが、アイちゃんは、驚くべき事にボディ下部がまるでレーシングカーのようにアンダーカバーで覆われていて、インタークーラーに風を効率的に導く構造も作りこまれているのです。

つまり、外側からは見えないボディ下部からシッカリと冷却してくれているわけです。

アイちゃんは、ネットの記事を目にしたのですが、どうも作るのが高コスト過ぎて三菱自動車の社長さんが怒り出したらしいですが、でもでも、社長さんには申し訳ないですがそこまでやるか!!的なクルマはユーザーには本当に嬉しいものです。やっぱり、すっごく。


アイちゃんのボディは、本当に美しいし、他ではお目にかかれないような造形を楽しむ事も出来ます。

クルマの出来としても超一級品で、あくまでもたとえばの話ですが、アイを開発した後で、そのままポルシェに譲渡し、ポルシェ・アイという名前で「ポルシェが軽自動車に参入したッ!」となっても、「さすがはポルシェだ!!日本なんかじゃ逆立ちしても作れないぜ!」くらいの勢いで歓迎されていた(超・ひいき目)・・・ような「気」がします、しちゃいたい。


車内は、軽自動車規格なりに幅が狭いというのはありますが、驚くほどに普通車の感覚で、清掃の手間も普通車くらい軽々とあり、洗車のやりがいに満ち満ちたマシンであります。

センターコンソールに内蔵されたオーディオなんか、ボタンの一つ一つまでアイちゃん専用開発で、確かに社長さんが怒り出す気持ちも分からなくは無いですね。

派生させる予定はあったんでしょうけれど、結果的にエンジンからオーディオまで、全部アイ専用開発になってるのがすさまじ過ぎる。


タイヤは、どんなに洗っても黒さをキープするのは不可能なので、タイヤスプレーが必需品。

クリンビューのノータッチUV」は、私が昔乗っていた3000ccツインターボ280馬力のスポーツカーの時代に愛用していた効果抜群の製品!!

何と今でも販売してるのを見つけてあわてて購入しましたが、相変わらず効果抜群で安心しましたー。

これ、スプレー時はブワブワと泡に包まれて「おいおい」ってビックリしますが、数分間放置しているだけで拭き取りや洗い流しとか何もしなくともタイヤが新品の輝きに戻ります!!

ちなみに、スプレー時は息を止めるだけでなく、上唇で鼻の穴を塞ぐようにして使うようにしてます。

実際どうかより、気分的にタイヤスプレーを吸い込むのはかなり怖いので・・・。


拭き取りには、合成セーム革を使っています。

これ、昔からずーっと使っていて、もう10年以上になるんですよ。

本革だとボロボロになるので、合成セームが絶対オススメ。

バケツを持ち歩いてこまめに洗いながら、ボディの拭き取りも、車内の拭き取りにも使っています。

アイちゃんに乗って下さる方が不快にならないよう、グローブボックスの奥や、ハッチのヒンジなど、細部ほどきっちりクリーニング。


ちなみにアイちゃんのグローブボックスの上には小物入れがあるのですが、この小物入れの天井には、ティッシュがさかさまに内蔵可能なシークレット・スペースがあって、同乗者の方々に大好評です。

欠点は、そのままティッシュの頭を出しておくと、外から見ると意外に「ゴミがはみ出しているように見えて、だらしないと誤解を招きやすい」事なんですよね。

瓜田李下と言いますが、ティッシュの頭は普段は押し込んで見えないようにしてます・・・


アイちゃんの視界の良さを助けるのが、この三角窓!!

広々と余裕ある周囲の空間は、しかしながら、少しでも汚れているとその分気分を害しやすい部位でもあります。

ここも、かなり拭き取り甲斐がありますね。


忘れやすいのがセンターコンソールの小物入れ。

今のところ、ここには、同乗者に合わせたオーディオ用のSDカードを入れておいています。

(※SDオーディオは純正ではなく、シガーライターソケットに刺さっている、FMトランスミッター内蔵の機器を使用しております)

写真では256MBカードですが、同乗者に合わせた曲だけあれば良いので、実際は何ギガとか多過ぎて256MBくらいあれば全然十分です。

「昔買っていたけど、今や使いようがなくなった」小容量SDカードが、今になって大活躍しているのですからホント分からないもんですねー。


それにしても、アイちゃんのダッシュボードの広さはとてつもないものがあります。

手を伸ばしても端まで届かないくらいの広大なスペースは、アイちゃん、本当はキミ軽の規格を超えているのでは!?と声に出して問いかけたくなるくらいの広さ。

拭き取りも手が届かなくて大変・・・でもこの空間の余裕は嬉しかったりもします。


エンジン無いから余裕でしょ!と思ったボンネットの内部ですが、おっとどっこい、普通の軽自動車のエンジンルームと大差無い清掃時間が必要だったりします。

フルードタンク類、マスターバックやバッテリケース、ヒューズボックスにラジエーターと冷却ファンなどなど。

狭い空間にギッシリと詰まった重要パーツの数々を拭きあげていると、うっかりエンジンの清掃も済んだ気になってしまう程です。

ちなみに、パジェロミニのエンジンルームよりは、外気の入り込みが少ないからか、比較的汚れにくくはなっている印象ですね。


アイちゃんには、もはやエンジンキーがありません。

所謂、キーレスオペレーションが採用されているので、キーモジュールは身に着けているだけでOK。

だから、水没しても平気なように、常時ジッパー付きのビニール袋に入れておけます。

水没しなくとも、既に今日、洗車中に水濡れを気にする必要がないメリットを享受しておりました!!


アイちゃんのフロアには、メーカー純正のフロアマットを敷いていますが、マットは結構高価だし、泥汚れやxxx汚れすると途方に暮れるくらい清掃の手間が発生します。

そこで、フロアマットの上に、100円ショップで買った半透明のマットを敷いています。

購入初日はかなりビニール臭いのが難点ですが、これは数日でとれて馴染みます。

このマットはパジェロミニから継続して使っているのですが、まだまだ使えそう。
洗車のたびにサッと水洗いするだけで、同乗者の方に足元に気遣わせる必要が全く無くなるため、これは手放せません。

無色透明のマットがあれば、本来のマットの姿も楽しめて一石二鳥でしょう。


エンジンルームは、この広い荷室の床に隠されています。

なんだか感慨深いものがありますねー。

カーペットの清掃は、即・掃除機が必要か?と思いきや、よほどの事が無い限り濡れタオルでの拭き取りだけでも何とかいけそう。


荷室のカーペットを上にめくり上げると、非常に厚い断熱材が接着されていて、その下からいよいよエンジンルームのリッド(ふた)が姿を現します。

このリッドの周辺は汚れないだろうと思いきや、断熱材そのものから出たゴミがあったりしてなかなかあなどれません(?)。

ちなみに、四つの超硬くしめられたネジが外れなくて3B20エンジン本体が見られない!!

なんと四つのネジ全部がガッチギッチギチに締め付けられていて、開ける気力がへし折れてしまいました・・・・。

でもじきにディーラーさんに一ヶ月点検行くのでその時に外してもらう予定でおります。

購入して二週間も経過するのに、まだタイヤハウスからしかエンジン見てないクルマってのも人生初で、しかも今後の人生にはもう無いでしょうね。


洗車を終えたアイちゃんです。

生活にも便利で、運転していて安らいだ優しい心になれるスポーツカー!!

このスタイリングはいつみても心躍るものがあり、なんかこう、目尻が下がりっぱなしで申し訳ないです。


この記事を書かせて頂いている現在、仙台はじゃんじゃか雨降ってきました。

でもいいんだ。

これからもアイちゃんを出来る限りピカピカに保ってあげたい。

冬は布団の中でダウンジャケット着用するくらい節電しなきゃならない東北ですが、雪解け水とか、冬の寒さと引き換えに水が豊富な東北。

洗車は目一杯してあげたいです。