ヴィータさんことPSVITA(プレイステーション・ヴィータ)は、携帯機としてはこれ以上考えられないと言わんばかりの、最高に素晴らしい設計と製造技術でもって与えられたハードウェアキーが装備されています。
しかし、なぜかそのハードウェアキーを活用せず、フルタッチで大幅に先行するスマホに正面からぶつかって粉砕される謎の状態をかたくなに維持していました。
しかし、システム2.10にアップデートした時、ようやくヴィータさんが本来の実力を発揮し始めたんです。
ブラウザがとにかくとんでもない快適な操作性になってます。
左ステックによる、誤爆のない、ぐりぐりの全方位自由スクロール可能!!
右スティックによる、スムーズなズーイン・ズームアウト
これらが可能になったのは実に大きい!!
左スティックによるスクロールは、ぐりんぐりん自由自在に画面が動くのがやみつきになるくらいの快感。
しかも、タッチしないから、誤ってリンクを開いてしまうような誤爆が絶対に起こらない。
ハードウェアキーを備えないタイプのスマホでは、到底かなわない操作性を、ついにヴィータさんが獲得した瞬間です。
というか、これほど優れたハードウェアキーを、システム2.10まで活用してなかったという方が驚かれるべき点なのかも知れないですが・・・。
ちなみに、ミュージックプレイヤーは全然進化しておらず、PSPが最高という状態がまだまだ続いています。
無料じゃなくていいので、そろそろPSP並のミュージックプレイヤーお願いします・・・。
あと、地味ですが、ようやくヴィータさん、ホーム画面にフォルダが作れるようになりました。
まだまだAndroidやiOSには機能面で全然かなわないとはいえ、OS開発素人のソニーが、オリジナルでよくここまで来たなぁと感心する気持ちの方が大きいですね。
テキストのコピー&ペースト機能とか、課題を列挙したら大変な事になりそうですが、これから先の進化が楽しみ。
とにかく、ヴィータさんでの国産久々の大規模オリジナルOS開発では、ソニーは大変な苦労をしてると思います。
でも、苦労して蓄積したノウハウはまさに宝物。
さっそくPS4にも役立っているのではないかと思われます。