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2009年7月6日月曜日
ekワゴンの感想(3) エクステリア編 クルマらしいクルマ
短期集中でekワゴンの感想を書かせて頂いております。前回のインテリア編に引き続いて、今回はエクステリア編です。
■安心感のある、いかにもクルマらしいクルマ的デザイン■
ekワゴンのデザインは、とにかく安心感があるというか、実にクルマらしいクルマ的なデザインだと感じています。
批判ではなくて単なる個人的な感想ですが、最近のクルマのデザインは、どうも、激怒してるような怖いキレ顔だったり、どこかの星のエイリアン的な顔が多い気がするのですが、ekワゴンのこの穏やかな雰囲気はどうだろう。もしかして、かなり貴重な存在になっているのではないでしょうか。
元々三菱は、私の中では、直線を活かしたデザインにこだわっていて、しかもうまいという印象が強くあります(もちろん、アイのような曲線を極めたような先鋭的デザインもあります)が、このekワゴンも、その路線にキレイに乗っかっているなぁと思えます。
ライバルと比較すると、屋根が少々低いのも、全体の印象に寄与しているのかな。
低いといっても、二日間乗ってみた段階では、パジェロミニと比べても劣らない見晴らしであって、このくらいあれば十分って印象は受けますね。
そうだ。デザイン面で特筆すべき事項がありました。電動スライドドアなのにクルマの外装にはレールが存在しない事なんです!
このせいで、私ときたら、最初はekワゴンがまさか電動スライドドア採用なんて気が付かずにいました。
で、後部座席のドアを開こうとした時にモーターが作動して仰天してしまったのです。
どうやってるのかというと、車体下部にアームがあって、それがうまくやってくれてるわけです。この機構によってインナースライドドアと呼ばれているんですね。
■より精悍なekスポーツ■
ekワゴンには上位グレードが存在します。それが、ekスポーツ。
ダイレクトにスポーツを付ける自信タップリなネーミングにふさわしく、より強く直線を配合したフロントマスクによって、よりカッチリ感が高まっています。
そう・・・どちらかというと、ekワゴンと言うよりは、まさにデリカD:5ミニといった趣でありまして、あのフロントマスクデザインが好きな私としては大歓迎です。
まさに精悍という表現があてはまるデザインと言えるのではないでしょうか。
ekワゴンも、ekスポーツも、良い意味でのグッと抑えの効いたエクステリアデザインが奏功していて、その安心感が個性に昇華されて行っていると感じますね。
落ち着いたデザインというのは、薄皮一枚間違うと、ツマラナイ、古臭いという事になりかねず、デザイナーさんも実のところ最高難易度なのではないでしょうか?
パジェロミニといい、ekワゴンといい、この落ち着き路線がうまくハマってると思いますよ。