2009年9月27日日曜日

EOS 7Dの実機体験の日、偶然にも同じ日に写真で賞をとる事が出来ました













すでに速報版で仙台のEOS 7D実機体験記を書かせて頂きましたが・・・
[速報版1はこちら]
[速報版2はこちら]

私事で恐縮なのですが、偶然にも、同じ日、写真で賞をとることが出来ました。

大手の新聞社系写真クラブ内のコンテストで、一枚は入選。写真クラブだけに達人が多く、その中で入選はこれだけでも大喜びしたいのですが・・・

もう一枚は、自分でも手が震えたのですが、風景写真部門で最優秀賞をいただく事が出来ました。

この場をお借りして、関係者の皆様には深く御礼申し上げます。

さて、EOS 7Dの実機体験ですが、速報版で書かせて頂いた通りですので、今回の記事では、会場の写真を主に掲載させて頂きます。
ちなみに、EF 50mm F1.4 USMレンズとEOS 7Dが一緒に写っている写真ですが、レンズは私のです。会場では、固定された巨大な超望遠Lレンズ以外は、全てEF 100mm F2.8L IS USMレンズと、キットのEF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMの二本のみ。連写もこの二本だけで体験せよって事で、キヤノンのこれら二本のレンズに賭ける意気込みと自信がヒシヒシと感じられました。

会場のキヤノンのスタッフの方にも、お礼を言ってきたのですが、EOS 7Dは本当に傑作機です。

デザインや質感も、これ以上良いカメラが造れるものか?というくらい素晴らしいです。
とにかく、EOS 1Dと同等のペンタプリズムを使用したファインなファインダーなど、ピントにまつわる性能が飛躍的に進化しているんです。

写真にとってピントは命ってくらい大切です。
特にコンテストでは、ピントが来てない写真は、何をどう表現しようとも、よっぽどの強い意図が無い限り、審査員の方はハジきます

その点、EOS 7Dは、マニュアルフォーカス並みの驚くべき精度を見た「スポット1点AF」があるので、とにかく安心感がありますね。
EOS KISS X2よりも、よりピントに関して安定した写真が撮れるのは間違いないところ。

それと、EOS 7Dの全カメラの中で最高美と思える液晶モニタで確認しただけですが、ISO 6400がガンガン使えそうなんです。APS-Cで1800万画素だから画素ピッチが狭いからどーのこーのという問題は、キッチリ写真が撮れたのでもうどうでもいい問題です。

シャッター速度をグングンと速くしていけるので、多少暗めのレンズでも、屋内のスポーツ撮影に使っていけるのではないかと思います。とにかくEOS 7Dは頼もしい。

それと、速報版でも書かせて頂きましたが、シャッター音が素晴らしい。
「バシャ!」っていう、羽根のような音!
まさにシャッター音らしいシャッター音を、ようやくキヤノンのハイアマチュア機で聞くことが出来ましたね。これは文句ないです。個人的にはEOS KISS X2の、余韻のある、フィルム調の「キャシューッ」という音と双璧です。キヤノンやってくれた!!

レンズも文句なし。
EF 100mm F2.8L IS USMレンズは、マクロレンズなのになぜか秒8コマの超連写に追従出来る、すさまじいオートフォーカス性能やら、防塵防滴構造を持っているので、もはや他の会社のマクロレンズでは太刀打ちが出来ない製品に仕上がってます(画質だけなら、タムロン90mmも負けないでしょうが)。

EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMは、これ一本で何でもしなくちゃならない、って場合は死角の無いレンズですね。まだEFレンズが一本も無いってEOS初参入の方は、なんだかんだ言わないで素直にこのレンズのキットを買うのがオススメです。
明るさとか気にする気持ちは分かりますが、純正はEOS自慢のオートフォーカスが間違いのない快適さです。ズームレンズは純正にしといた方がいいかなぁと思います。

しかし・・・個人的な話で恐縮ですが、一つ問題発生です。

風景写真で最優秀賞をいただいた写真は、EOS KISS X2で撮影しているんです。
家族に伝えたら、「ほらみたことか。あんたはEOS KISSでちゃんと撮れるんだから、EOS 7Dとかお金かける必要は無いでしょ。買う必要なし!!!」と、突然の購入中止の流れに。

ハァァァァァァァァァァァ!!!??? エーーーー!!!??? ア゛ーーーーーー!!!???
なにその超展開。普通は、お祝いにEOS 7D本体と合わせてEF 100mm F2.8L IS USMレンズもセットで買っていいって(払うのは私なんですし)流れになるもんじゃないのかと。

いや、EOS KISS X2があれば十分ですよ。これは間違いないです。
良いカメラです。何の不満もありません。

あ、だからダメなのか。

(おまけです)

おまけと言っては何ですが、キヤノンのビルに隣接する匂当台公園で撮影した写真を二枚掲載させて頂きます。もちろんEOS 7Dではなくて、EOS KISS X2での撮影です。まだEOS 7Dは試作機なので、本当の実力が出ていないため、写真データは持ち出し禁止なのです。

全てマニュアルモードで撮影。噴水はEF 50mm F1.4 USMレンズ。植え込みの中の撮影は、EF 20mm F2.8 USMレンズの絞り開放F/2.8での撮影です。

超高性能なEOS 7Dを体験した後だと、確かにEOS KISS X2はシンプルだなぁと思いますが、小さくて軽くて全然不満を感じないカメラ。

EOS 7Dはキヤノンが打ち出すAPS-Cハイエンド傑作機として貫禄ありますが、やっぱりEOS KISS X2も傑作機なのだなぁと実感。