2013年5月31日金曜日

夜中の土砂降でも、アイは素晴らしい走行感

職場から帰宅しようとしたら、なんと土砂降り。

今までも雨の中を走った事はありますが、夜中の土砂降りを突き進むというのは初めてかも知れない。

アイちゃんは、ミッドシップエンジン・リアドライブというレイアウトなので、その楽しい走りと引き換えにして、雨や雪にはすこぶる弱いという特性があって、さらに視界の悪い夜中という組み合わせとなると、少し気後れしてしまいます。


■雨の中でも楽しさは健在!

水たまりの中に突っ込んだりすると、車体の下をレーシングカーのように覆うフロアガードに水が叩きつけられるのか、やたらズバババッという派手な音がしてギョッとなってしまいますが、露骨に姿勢が崩れる事もなくなかなか安定しているのに驚かされます。

これから先、タイヤが摩耗して来てしまうと、後輪駆動車だけに挙動が怖い方向に豹変するかも知れませんが、とにかくタイヤが新しい今は、雨の中といえども、アイが持つ美しくも楽しいコーナリング、ブレーキング、後ろからグイグイ押してくる3B20 MIVECターボエンジンのパワー感等を、あまりスポイルされる事なく存分に楽しむことが出来ています。

一番のやっかい事は、いかんせん悪路をものともしなかったパジェロミニからの乗り換えなので、心理的な不安感が顔をのぞかせてしまう事でしょうか。


■エアロ・ワイパーに感激!

普段は意識しませんが、アイのワイパーは魅惑のボディデザインに負けないくらい美しい!
わざわざエアロ・ワイパーブレードと名付けられているだけあって、伸びやかな1本のでかいワイパーを、2本のアームでもって高速かつ確実に駆動してくれる形式になっています。

大きなフロントウィンドウなので、1本形式の方が適した設計と聞くけれど、叩きつける雨をガバッとなぎ払ってくれる実力を見れば、へぇっと納得。

それと、パジェロミニでは出来なかった、間欠モードの間隔調整が可能になってるのは非常にありがたいですねー。


■快適な車内

やはり賢いフルオートエアコンが標準装備されているのは大きい。

夜間の雨なんかだと、運転以外の操作に気を削がれる事も無いので、安全性にも相当に大きく寄与する感じがします。

吹き付ける場所や温度が的確に微調整されていくさまは、きょうびの自動車なら当たり前と言われるかも知れませんが、昔だったら数百万円の高級車の装備って感じでクラクラする・・・。

それと、エアコンのコンプレッサーがとてもさりげないのに驚かされます。

パジェロミニだと、エアコンのスイッチを入れた途端、コンプレッサーがドガコン!と派手に作動し、しかもコンプレッサーが目立つくらいトルクを食って行ってしまいますが、アイちゃんは全然違って、やはりエンジンに負担は与えるものの、その動作はさりげなくて、車内の空気がみるみる除湿効果で爽やかになって行くのと、オレンジのランプが点灯しているのを見て初めてエアコンが作動しているのが分かるくらいなんです。

コンプレッサーが作動しても、3B20 MIVECターボエンジンは目立って弱まる事も無く、色々とさすがだなぁと感心する事ばかり。

アイは、見かけは優しいまゆ型クーペですが、その中身は、三菱自動車の社長さんがキレたというくらい、採算を考えず惜しみなく技術を投入したトガリまくった本当に良いクルマ。

軽自動車の相場ってのがあるけれど、アイちゃんやパジェロミニって、確かに軽自動車の値段なんかで販売してくれていいのか?(※どちらも生産終了してしまいました)て恐縮するけど、そういうクルマに乗らせてもらって、社長さんとは別な意味で嬉しくてキレまくりです。