2023年2月4日土曜日

(音楽) ZX707の始動は、有線のMDR-EX650で!!まるでXBA-N3のようなパワーにビビる

いよいよソニーのハイエンド・ストリーミングウォークマン「ZX707」を、有線イヤホンのソニーMDR-EX650でもって始動させましたが、結論から言うと、この身がうち震えるほどの圧倒的なハイ・クオリティーにビビりました。


手持ちのイヤホンが何グレードも上の製品に激変する!!

一言でいうと、ZX707は、手持ちのイヤホンの全てを、まるで何グレードも上の製品に変えてしまう、激変させてしまう、魔法のような音楽専用機となっております!!

店頭試聴でも使った、手持ちの有線イヤホン「ソニーMDR-EX650」を使いましたが、想像を遥かに超えたクオリティで鳴り響き、うっ、うっ、うぐぉぉぉ...と、音楽を聞きながら獣のような唸り声が口から漏れてくるのを止められませんでした。

従来の機材では、MDR-EX650よりも遥か上のクオリティを誇る、ハイレゾの名品「XBA-N3」でしか味わえなかった感覚が、ZX707であれば、いともアッサリとMDR-EX650で到達するので、何が起きているのか信じられない状態で混乱してしまいました。


↑私の個人的なリファレンス曲である、アンジェラ・アキさんの「レクイエム」ですが、座って聴いていたのですが、途中からZX707のあまりの世界の違いに衝撃を受けて、起立したまま直立不動で曲を聴き切りました。

ウォークマンA100と、XBA-N3で受けた衝撃と全く同じインパクトが、一気に来ました。

よく「低音が凄い」とは聞きますが、闇雲にズン丼ズン丼鳴っているわけではなくて、リスナーめがけて、ピンポイントで音がぶつかって来るという感じです。

漠然とした傍観を許さず、音が自分に狙いを付けて襲ってくる感覚は、ショッキングな体験です。

それも、ZX707は、使用開始してからわずか数時間程度、音が全然未成熟の新品というダメダメな状態で、イヤホンも、あえて言うと、そこまで驚くほどのグレードまでは至らない「MDR-EX650」で、嗚咽するほどのパワー。

一体、何が起きたのか、頭を冷やさなくてはなりませんでした。


しかも、処理速度がまともに速い!!これこそがフラッグシップなのではないか疑惑

音に徹底的にこだわった、ハイエンド製品のZX707ですが、音のために全てを犠牲にしているわけではなく(!!!)、なんと、処理速度がまともに速い!!

もちろん、Xperia 1 IIほどの爆速ではないのですが、Xperia 10 IIくらいの能力があり、何が言いたいかというと、あれほどまでにウォークマンを苦しめた「クソ重アプリのamazonMusicアプリが全然怖くない」という、私にとっては、至高の極大アドバンテージが得られています。

音をとるのか、処理性能をとるのか、二者択一を強要されていたウォークマンが、ついに、両方を得たわけで、ZX707こそがフラッグシップを名乗るのに相応しいのではないか、という疑惑が噴出するほどの出来事でした。

amazonMusicが重たいというのが、ウォークマン唯一無二の欠点と考えていただけに、一夜にして解消されてみると、そのショックは計り知れないです。

しかも、ここまで大絶賛しているZX707ですが、くどいですが、まだ始動数時間のクソ雑魚音質状態で、しかも、ソニーの開発者さんが魂を注入した「4.4mmバランス接続」ではない、「3.5mmアンバランス接続」で、私に泡を吹かせているんです。

これから一体どうなってしまうのであろうか。


ウォークマンAシリーズも素晴らしい選択肢

ここで言っておきたいのが、ZX707を買えたからと言って、決して調子に乗ってほざいているわけではないという事なんです。

あまりのショッキング体験でおかしいテンションにはなりましたが、ウォークマンAシリーズ、A100とA300も素晴らしいです。

特に、ZX707からA100に切り替えた時の体験をお話いたします。


ずっと愛用しているウォークマンA100に切り替えると、確かに、ZX707と比較すると、ちょっと音が遠く、少し後ろに引いた音もありましたが、十分に素晴らしい音質です。

しかも、ZX707から切り替える際には、夢の奇跡の手の中高音質ボティが心を癒やしてくれて、音楽を聴く前に、その小さくて密度が高く格好良いボディがリフレッシュしてくれるので、非常に好感度が高いまま音楽を聴く事になるため、ZX707に負けるな!!という応援の効果がズバズバかかります!!

実際、ウォークマンA100の音が上限だったとしても、何も不満はないです。

ZX707が良い意味で異常というか、おかしいだけで、A100が本来は上限でも良いくらい。

これを元にして考えると、部品の多くをZX707から移植されている、ウォークマンA300こそが、万人に向けたベストバランス製品ではないかと思われます。

一つ言える事は、音楽を聴くという事を、ウォークマンがスマホから完全に奪還したと確信出来たという事です。

ZX707、ZX507、A300、A100、こんなに素晴らしいシリーズが一同に介しているこの時代に土下座して感謝したい。

そして、意気消沈していたウォークマンで、一気に勝負をかけたソニーには、尊敬の念しかありません。

こんなに美しい人たちがいるなんて。

自分が恥ずかしくなります。

素晴らしい体験です。