2019年10月27日日曜日

リアルグレード(RG)RX-78-2ガンダム組み立て中

バンダイの超精密キットである「リアルグレード(RG)RX-78-2ガンダム」ですが、地道に組み立て中です。


↑勉強や家の片付け作業等も一段落したので、少しづつまた組み立て再開します。

組み立てと言いますが、RGほどのキットであっても、単に組み立てるだけでは済まず、パーツを切り離した跡の処理など、まだまだ個人の工夫する余地があるので、それを面倒と捉えるのか、楽しみと捉えるのかで、かなり運命が変わりそうです(大げさ)。


↑実はここまで地味にガンダムの脚部を完成させています。

紛失や傷防止のため、小さなジッパー付袋に入れて、ランナーと一緒に箱にしまっておける取り回しの良さが、やはり小さな1/144キットの大アドバンテージだと思います。


↑RG(リアルグレード)独特の難しさは、既に組み立て済の状態でランナーに成型されている「可動フレーム」部分のパーツです。

何が難しいの?と問われると、まず、形状が細かく複雑なため、どこを切り離せば良いのかシッカリと説明書を読み込んで確認しないと分かりにくい。

説明書を確認しないでバチバチ切ると、必要な突起とかを切断してパァにしそうで怖いです。

あと、組み立て済というのがミソで、組み立て済ではあるけれど、そのまま切っただけでポンと使えるわけではなく、パーツを折り曲げたり回したりして、自分で形を整えないといけません。


↑小さいのでなかなか分かりにくいのと、可動部分が全体的に硬いため、いきなり指定方向に曲げるとパーツが外れて飛んで行って紛失して探し回るはめになったり(股関節の部分でやらかしてしまった!)、慣れていないと想定外の事態にバタバタする感じですね(個人差がオオアリですが)。

球体の関節であれば、指定方向にいきなり曲げると硬くて外れてしまったりするので、自分の判断でぐりぐり回して動きの硬さを緩和してから指定方向にパキッと曲げるなど暗黙の工夫も必要だったりします(たとえば)。

こういうのは、RG(リアルグレード)以外では体験しようもないので、今回のガンダムで吸収出来れば良いなと思います。

RGとは長い付き合いになりそうなので・・・。


↑パーツをランナーから切り離したら、当然バリがあるので、これをカッターで削って処理しますが、ここは今のも昔も変わらず、「組み立て」ではなくて「制作・作る」要素が出て来る場面なので楽しいですね。

うまい、下手に関係なく、自分だけの特徴が残せるわけでそこが良い。


↑本キットは、世界でも日本でしか出来ない程トップの精度が出ている、まさに超精密キットですが、中には、それでもなお、緩くて外れやすい部位もあります。

腰アーマー部分なんかが該当しますが、取り外すつもりが無ければ、瞬間接着剤で接着した方が良いかなと。

そこそこの数のガンプラを組み立てて来た経験から、ストレスが頂点に達するのはパーツがポロポロ落ちまくる事です。

そもそも着脱するパーツなら話は簡単ではなくなりますが、そうでないなら、落ちやすいのが分かったらもう接着が良いかも知れません。

100円ショップで沢山買い込んである、使い捨ての瞬間接着剤をちょぴっと付けます。


↑地道にセクション毎に組み立てたパーツを、いよいよ合わせて一つにするアッセンブル工程。

ここがガンプラの醍醐味の一つですね。

しかし、それにつけても、リアルグレードの精密さには衷心から感心させられます。

確かこれ、お台場にあった実物大のRX-78-2ガンダムを1/144スケールにしたキットとのことですが、パネルが細かく分割され、素材の違いまで色分けで表現されているんですよね。

作ってしまえば小さくて物足りないのではないか?と思われるでしょうが、そんな事はありません。

一つ一つのパーツが本当に小さくて、細かな作業が続くため、逆に、出来合いの部品を単に組み立てているという感覚が薄まり、より上位概念の「作っている、生み出している」という感覚が生み出され、びっくりするくらいの満足感があります。

大昔のプラモデルのように、突然、キットには用意しきれていないから、自力でパーツをそれっぽく造形しろとか、無いのでパーツ作れ!素材は教えるから!とか、そういう無茶振り無しで、きょうび、これだけ「作ったなぁ」感をライトに味わえるのはさすがバンダイと言った所か。


↑まだ下半身しか完成してないですが、あまりの密度にビビります。

「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 前夜 赤い彗星」という作品で、サイド7内部で(作品内で)本物のガンダム作ってたテム・レイの開発チームの一員ごっこできそう。

しかし、まだ途中ですが、RG(リアルグレード)は、1/144キットのいつもの立ち位置で、小さいのだから簡単に短時間で組み立てられるでしょ?みたいに早く完成出来るキットというイメージを持ってしまったり、完成を急いだりしないのが大吉だと思います。

粗くすると、パーツ紛失したり、破損させやすい。

また、急いでしまうと、組み立ての多さにイライラ来て、本来なら楽しむべき精密感がそのままストレスに転じてしまって、せっかくのリアルグレードの美点が失われてしまう。

ゆっくり少しづつ作るのがおすすめです。

また、1/144のアドバンテージとして、今日はここまで!と決めた時に、撤収する作業も大きなキットとは比較にならないくらい身軽。

少し作って撤収がしやすいので、そこを活かして、細かい組み立てを存分に楽しみましょう!!