しかし、新しいのを買うまでもなく、我が家には長期間塩漬けにしてしまっているキットが何個かあるので、その中で一番早く作れそうな「HGUCシャア専用ゲルググ」を作ることにしました。
↑あまりにも長期間塩漬けにしてたため、湿気でパッケージが艶消しになっとる。
しかも埃に覆われていたので、外で払い落とした後の状態です。
しかし、かなりテンション上がって来ました。
↑何年かぶりにプラモ作るんで、少ないパーツ数のHGUCなら・・・っと思ったけれど。
うーむ・・・久しぶり過ぎるのか、思ったよりもパーツ数が多い気がする。
いかんいかん、乗りに乗っていた昔は、あの鬼のようなパーツ数のパーフェクトグレード・ゼータガンダムですらも割と躊躇なく作れていたのに・・・。
↑ガンプラ作りは、本当に私に大きな影響を与えてくれまして、今まで、大震災でガタついた家の応急処置から、家電修理まで、ガンプラ作っていたからこそ挑めた色々の修理・工作の礎になりました。
ありがとう、バンダイ、ありがとうガンダム!!てな話は今はする必要が無いですね!!
ともあれ、久々に必要な工具を用意するー。
彫刻刀さぁ、これ小学校の時に使ってたやつそのまんまなんすよ。
そろそろさぁ、デザインナイフ買った方がいーんじゃねーのってなもんですよ。
なんか工具が一つも増えてないので、ヨドバシカメラで何か買ってくるかなぁ。
■組立がむちゃくちゃ楽しい!!
↑組立始めると、小さな達成感が連続して訪れるので、とんでもなくお得で楽しい!!「え、何このパーツ??」と思って、説明書に従って組み立てると、やがてゲルググの胴体になってりして、楽しい。
ガンプラ作らない方からすると、「アニメのロボのプラモなんて、簡単に出来るんじゃないの??」と思われるでしょうが、少なくともガンダム・シリーズは、そうはいかないという。
今のガンダムは、表面のロボの姿は実は何割かでしかなく、大半は、複雑な可動部分やギミックの見えない部分の比重が大きく、そのための構造体を延々と組立ていかないといけないんですよね。
慣れていないと、いつまで経っても全然ロボットの姿にならない事に、おそらく圧倒されると思います。
↑あと、子供のためにゲームやプラモ禁止している親御さんいらっしゃると思うのですが、それは禁止しないでほどほどやらせるのが推奨です。
ガンプラやゲームは、職業プログラマやSEには必須かも知れないです。
理由ですが、まず仕様書を読み込む力を養い、注意深く物事を進める力を養い(ガンプラは組立を間違うとすさまじいシッペ返しが来るのでそういう悲哀を自分の経験として学べる)、忍耐力や集中力も養える。
ハマってそればっかりとかになると問題だけど、完全禁止は、ものすごい損失であることは確実ですな。
↑ニッパーでパーツを切り離して、バリをカッターで地道に削って滑らかにして、パチパチと組み立てて行く・・・なんかこう、嫌な事も忘れられますね。
しかも、「成果物」がみるみる仕上がって行くこの達成感よ。
小さな事なんだけど、こういう小さいのでいいんだよという感じ。
HGUCだと、1/144スケールなので、サイズも申し分なし。
↑ちなみに、ガンプラというか、人型プラモデル最大の難関は、手足をペアで必ず2つ作らないといけない点。
HGUCは良いけど、パーフェクトグレードという、頭のネジが飛んだような部品数のキットだと、2つ作らないといけない時点で挫折する方もいるかも知れないのが心配。
ちなみに私はゼータガンダムの時に、気力がなくなって途中で睡眠をとってリフレッシュしました。
↑これだけの精密なキットでも、やはりぽろぽろとパーツが取れてしまう事があるのがつらい所。
そういう時は、ポロポロ取れるままにしていると、後で絶対に精神的に厳しくなるので、気づいた時点で対策するのがおすすめです。
たとえば、ゲルググのビームなぎなたですが、ビームがぽろぽろ取れるので、瞬間接着剤を結合部分に塗り、薬剤の分、太くなるようにして、緩さを解消してます。
精密キットとは言え、部品がポロポロ取れる事があるってのは、当たり前とみなして、そのまま放置して長い間イライラしたり、動揺したりしないよう、無言でパッパと対策するというのがセオリーです。
また経年劣化でへたるというパターンも十分にあるので、そこも予め覚悟しておくと良いでしょうね。
■シャア専用ゲルググ、ベストのゲルググだ!?
↑おおーー完成しました。
組立楽しかったーーー。
そして、プロポーションがめっちゃカッコ良い!!
シャア専用のあずき色とピンク色の成型色も鮮やかで美しく、見栄えもします。
個人的には過去最高のゲルググだと思う。
MGという大きなタイプのゲルググは、過去に2つ組んだ事あるんですけど、それも良いけど、このHGUCが一番イイ!!
なんか、どっしりしてて、心配だった大型の肩パーツも安定してて、これが欲しかったゲルググだーーという感じ。
ちなみに、ランナーに「ゲルググ」のプレートがあるので、捨てるのもったいなくて切って飾り用ネームプレートにしました。
↑後ろ姿も文句なしですね。
シールドやビームなぎなたは、しっかり装着できて、ぽろぽろ落ちないのでポイント高いです。
↑ゲルググの顔も、過去最高だと思う。
ザクとかグフとかドムと比較して、意外とゲルググの顔って安定してなかった気がするんだけど、これを基準にして欲しいくらい気に入りました。
特徴的な2つの鼻の穴も良いですよね。
ザクのようなスリットを入れず、丸い穴って、よくこのデザインに行きついたなぁと。
↑とりあえず本棚に飾る事としました。
リハビリと言いますが、HGUCだと、パーツ数もそう大げさではなくて「こういうのが良いんだよ」感にあふれてますね。
飾る時も1/144だと困らないし、手のひらサイズだから気軽に取り出してポーズとらせたりできる。
次はどうしよう。