マイクロソフトのゲーム機「Xbox360」は、なんと、Windowsパソコンさえあれば、個人が自分でゲームを開発できてしまうという、前代未聞のすさまじいまでのアドバンテージがあるんですね。
今回と次回の二回に分けて、記事を書かせていただきたく思います。
さて、自分のパソコンでゲームが作れるなんて、確かに話には聞いていたのですが、「まぁそうは言ってもさ、そんなに簡単に取り掛かれるわけないよね」・・・と思って正直言えばノーマークでした。
しかし、PS3がLinuxを捨てちゃってガックリ気落ちしてしまったのと、Windows7の素晴らしい出来などでマイクロソフトへの興味が大アップしたのが重なって、やる気がアップしたとこで色々調べてみました。
すでにゲーム開発環境は用意されておりました。
またしてもフリーですよ!!それが、「XNA Game Studio 3.1」です。
インストールすると、単体で実行されるものではなく、私も昨日Aspire 1410 + Windows7にインストールしたばかりの、C#言語による無料開発環境「Visual C# 2008 Express」のプロジェクトの一種として開発開始出来るんですね。
おお・・・Visual C# 2008 Expressに、Xbox360の文字が躍っておるわ・・・。
なんかこれだけの事で感動してしまいそうになる。いかんいかん、早過ぎる。
けど、ガチガチにプロテクションされたゲーム機用ゲーム開発の扉が、なんかフリーで開放されるって、革命的に、めちゃくちゃスゴイ事実じゃないですか。やっぱり感動ですよこれ。
ただ、私はXbox360の実機を持っていないし、持っていたとしても、実機への転送には有料メンバーになってネットで認証とか必要みたいなので、やるのはWindows向けのプロジェクトですけれども、環境に固有の機能さえ使わなければ、プログラムは完全に互換なので問題は無いかな???
とりあえず、テスト用のプロジェクトを作って、ビルド(コンパイル)。
何のコードもプログラムしてないのに、実行したら、とりあえずのゲーム画面が表示された。早っっっ。
ちょっとマイクロソフトさん、マイクロソフトさん?!
ここから先は、ゲームの専門知識が必要なので、おいそれとはいかないのは分かっているのですが、スタートラインの門戸がここまで開放されてしまった事実にビビッてしまいますね。
ゲーム開発のプロから、Xbox360の支持が高い理由って、なんかもう、そりゃ当然かもって思えました。
しかも、Xbox360用のプログラムというよりは、XNA用のプログラムという事になりますから、コードの応用範囲が極めて広い。
PS3なら絶対にPS3で終わりますが、XNAならばすでにWindowsやZuneに広がっているわけだし、後々の事まで考えたらこっちで作りたいですよねぇ・・・そりゃ。確かに。うん。
次回は、いよいよ具体的に、小さいテストプログラムで恐縮なんですが、とにかく書いてみることとします。